○時事通信
　春秋航空の関係で１点お願いします。
　まず観光客の方々、何度もリピーターに来てもらったりすることも考えないといけないと思うんですけれども、そのために今後必要だと思われる方策というのは、知事の中で今頭にあるのはどういうことでしょうか。
○知事
　せっかく佐賀県に来ていただいたときに、こんなところもある、あんなところもあるという情報をどうやってインプットしていくのかということではないかと思っています。例えばですけれども、バスで移動をされるわけですね。バスで移動をされる際というのはどうしても暇な時間が出てきます。その暇な時間を使って、佐賀県内の今回行けなかった観光地であるとか、例えばバルーン、おくんちのような、そういったものについての情報を入れて、また次の機会に来てみようというふうに思っていただけるような、そういう情報提供ができないだろうか、そんなことを考えたりもしています。
　もう一つ、ちょっとご質問とはずれるかもしれませんけれども、実際レセプションに出席された旅行客の方に私が伺った限りでは、初めて来られたという方が結構多かったんですね。それで、日本をどこか旅行しようと思っていたと。春秋旅行社が安いので、そこを使ってということを考えていたというお話でございましたので、もしこの佐賀便がなかったらそのお客様は高松か茨城に行かれていたんだろうと思います。そういうことからすると、今回の佐賀−上海便の就航というのは佐賀県内だけでなく、実際にお客様は佐賀県内を含む九州各地で観光していらっしゃいますから、その意味では、九州観光全体にとっても意味があったものではないかと思っております。
　ただ、そうした九州というのは魅力のあるところだということがわかってもらうと、要するに九州に行くためには佐賀空港を使って、そこに来られるというふうになってきますので、佐賀県だけでなく、九州観光そのもののよさを売り込むことが、実はこの上海−佐賀便の利用にもつながっていくのではないかとも思っています。