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質疑応答:玄海町職員と県職員との会食にかかる調査結果 その2
○読売新聞
 先ほどの交際費の問題なんですけれども、調査した限り、会費を払われていたようなんですが、中には不足分をそれ相応の金額で向こうの交際費を使って補っているケースも少なからずあるというふうに聞いておるんですけれども、そういったことも含めて処分を見送ることについての理由というのをもう一度改めて教えていただければと思います。
○知事
 事実関係そのものについては、後ほど経営支援本部のほうからお話をさせていただきますが、例えば、皆さん方もそうだと思うんですけれども、会合をするときに、会費いくらと言われたときに、常識的に考えて、例えば、どこかのいいお店でやって、会費1,000円ねとか、2,000円ねと言われたら、これは明らかに足らないなと。足らないところをだれかが補っておられるんだろうなということが予期できると思います。でも、私どもが、聞き取りをした限りにおいては、そこのお店の単価ですとか、一般的なそういったところを見たときに、明らかにこの分の経費では足りなくて、公費で賄われていることが容易に予測できたというか、そういったところはなかったと思っています。
 ですから、そこもまさに常識に範囲内というところでございまして、私どもは1円たりともおごってもらってはいけないとか、そういったところまで決めているわけではございません。基本的には常識の範囲内で物事に対処していくことが必要だということを申し上げておりますので、その常識の範囲内というところからは外れていなかったんではないかと思っています。
○読売新聞
 すみません、あともう1点ですね。今回の報道もあって、職員さんがそういった会合に参加することを非常に萎縮されるようなことも懸念されると思うんですけれども、そういう意味では、国の指針で割り勘を原則だというような倫理指針もあると思うんですが、そういう意味で、ある程度何か一線を引くというか、これ以上はオーケーですよとか、そういったわかりやすい指針があれば、非常に職員さんも安心してそういった活動ができるんじゃないかと思いますけれども、そういったものをつくろうとか、そういうことを検討しようというようなお考えはお持ちじゃないですかね。
○知事
 その記事を書かれた記者さんからそういう質問が出るというのは非常に意外な感じもするんですけど、確かにおっしゃる点はわかります。今回の件があって、何か基準をつくろうかという話も中では議論をいたしました。それは、職員の処分の必要があるかどうかということと別問題として、何か職員の出席基準というか、そういったものがあったほうがいいかなとも議論したんですけど、それは国家公務員の倫理規程ができたときにも、我々として、あれをそのまま適用するかどうかとか、そんなことを考えたんですけれども、ちょっとやっぱり何か機械的に幾ら以上だったらいい、悪いというと、やっぱり無理があるなと。
 例えば、今、運用がどうなっているかわかりませんが、国家公務員は、たしか立食だったら出ていいけれども、座ってのものはだめとか、何かそんなふうなものがあったと思うんですね。そういったものをそのまま適用したりすると、佐賀県内で立食で会合をする文化というのは、それほどパーティー以外は余りないと思っていますので、ちょっとやっぱり佐賀県の中での常識というものとはずれてしまうなと思っています。
 どこかで基準をつくればつくるほど、限界事例みたいなやつの問題になっていくので、でも、こうして本当にどうなんだという投げかけがあったということは意味があると思っておりますので、私どもも繰り返しになりますが、いろんな方と時間をとって議論をする、お話をする、そのことによって、お互いにとっていい仕事をしていくようなきっかけをするということは、私どもは認めているところでございますので、その趣旨とコンプライアンス基本方針にあるような、過度にわたらないようにとか、くれぐれもおかしな仕事の仕方にならないようにとか、そういう趣旨について、しっかりとわかりやすく徹底をしていきたいと考えております。
○佐賀新聞
 確認ですけど、まだ調査結果の詳細はわからないのであれなんですが、一部おごってもらった人についても、そのおごってもらった金額というのは常識の範囲内ということでいいんでしょうか。
○知事
 きっかけというか、例えば、自分がおごってくれと、この店でと言ったというのであれば問題だったと思います。私が聞いているところ、そもそもある店は玄海町の出身者がやっている店だったと。ですから、その店に行くしかないわけですね。そして、こういうお店があって、玄海町の出身の人がやっているので、ぜひわかってくれと。また、何か機会があったら使ってくれということで、いわば町長さんから頼まれて行った、そういうケースについて、本人はそのときには強く割り勘を申し出たけれども、とにかくこういう店があることを知ってくれ、次、またよければ使ってくれという話で終わったということでございますので、そのことをもって処分をするとか、割り勘を払わなかったからだめだということにはならないんではないかなと思っております。
 また、もう一つの払わなかった例としてされているのが、県産品を使ったレストランというのが銀座にあるわけですけれども、そこでやるという話で、その店は、いろんな場面において農協がやっている店でもございますので、私どもとしてもいろんなPRをしたりもしているわけですね。
 そこでやるから、そこにちょっと顔を出してくれと言われて、いわば頼まれて顔を出したという話でございまして、それとか、あいさつに行こうとしたら、もう町長さんもお忙しいと、とれる時間が昼休みしかないからということで、では昼休みにお伺いしますということでお伺いしたら、そのときにちょうど食事をするからというので、お弁当が準備されていたとか、何かそういうことだと伺っています。
 そうしたことを一つ一つ見てみると、こうしたことだから処分をしなければいけないとか、何か職員の行動に本当に問題があったということにはならないのではないかと考えているところでございます。

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