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質疑応答:原発再稼働 その1、サガン鳥栖支援、国際リニアコライダー誘致
○読売新聞
 1点目は、今年は原発の関係ですけれども、再稼働についての話がまた改めて議論される年になると思いますけれども、それについてまたお考えを改めて伺いたいというのが1点。
 もうまとめて言います。もう1点、サガン鳥栖J1昇格ということで、具体的な支援について現状をお話しいただけるところを伺いたい。
 3点目、今のお話にもありましたけれども、国際リニアコライダー誘致の状況について現状を伺いたい、その3点をお願いします。
○知事
 まず再稼働についてでございますけれども、今年は去年と違って、ある時期が来ると全国の原子力発電所がすべてとまるというタイミングがやってくる年になります。そういう中にあって、国として原子力発電所の再稼働についてどういう手順でどう取り組んでいくのかをより明らかにする必要に迫られてきていると思っております。
 これまでも何度か申し上げてまいりましたように、今のタイミングから申し上げますと、佐賀県内の原子力発電所、あるいは九州電力管内の原子力発電所がトップを切って何か判断の対象になるということはないと思っております。まずは国として足元のエネルギーをどう供給していくのか、そして、中長期のエネルギー政策をどうしていくのか、このことについて明らかにしていただきたいと思っておりますが、その中で、再稼働についてもストレステストやIAEAのチェック、そうしたものをどういう手順でやっていくのか、どれぐらいの時間をかけてやっていくのか、そうしたことを一つ一つ明らかにしていっていただきたいと思っております。
 こうしたことが具体的に日本国内のいずれかの地域において進められていくことになると思っておりますので、佐賀県内の原子力発電所の再稼働については、そうした他の地域の様子を見ていきながら、一つ一つの場面において丁寧な判断を積み重ねていきたいと考えているところでございます。
 次に、ちょっと順番は前後しますが、リニアコライダーについて申し上げます。このリニアコライダーは、先ほど申し上げましたヒッグス粒子を発見する研究を進めているというか、ヒッグス粒子だけではありませんけれども、世界最先端の素粒子の共同研究施設、スイスのジュネーブにあるセルンの次世代の研究施設として世界に1カ所立地が検討されている研究施設でございまして、日本になるのか北米になるのかヨーロッパになるのかまだ決まっているわけではございませんけれども、日本国内の候補地2カ所のうちの1カ所が佐賀県と福岡県にまたがる脊振地域ということになっているところでございます。そして、この立地が成功すれば、ここに数千人規模での世界各国の研究者が集まる一大コミュニティーを形成することになります。そして、ここで研究された成果が宇宙の発祥の起源、そうしたものをより明らかにしていくことに役に立つということになってまいります。
 このリニアコライダーの現在の状況については、まず日本国内での候補地が東北の北上と九州の脊振と2カ所になっておりまして、それから、まだ我が国の中でどうするのかということについて決まっておりません。
 この国際的な研究者グループでは、今年の末までに国際的な候補地を決めてしまおうではないかということをおっしゃっているようでございますが、それが明確に今年でなければならないということもないことから、今年中に決まるということが明確に決まっているわけではございません。ですが、一歩一歩進んできておりますので、その中で、まずは国内的な候補地が決まり、そして、今年の年末決まらなくても来年ぐらいには国際的な立地場所が決まっていくプロセスに入っていく可能性が十分にあると思っております。しかしながら、現時点において我が国政府のこの国際リニアコライダーに対する方針というものは決まっておりません。
 ただ、今回の予算の中で候補地として必要ないろんな調査を行う経費というものは認められておりますので、そうしたものを活用していきながら、より国際的な競争に勝てる候補地であるのかどうか、そういう判断が進められていくことになると思っております。
 それと、2番目にご質問があったサガン鳥栖については、特に今具体的にホームタウンである鳥栖市のほうからこれとこれについてという明確な形での要請はあっておりませんけれども、客観的に考えますと、クラブハウスや練習場の確保というものが求められるということはほぼ間違いないだろうと思っているところでございます。こうしたものは、J1を戦っていく上では必須のものであろうとも考えておりまして、鳥栖市のほうから話があれば、県として、この県内唯一のプロサッカーチームを応援していくという立場から、こうしたことについての支援をしていく検討を今進めているところでございます。J1に上がっただけでなく、J1の中でそこそこ戦っていくチームになっていただくための必要な支援を県としても検討し、実現していきたいと考えているところでございます。

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