○毎日新聞
　被災地の支援についてお尋ねしたいんですけれども、この間のピアノのお金を送られたというお話もありましたが、年が変わってちょっと雰囲気も変わる中で忘れていかないための努力も必要かと思うんですが、瓦れきのことも去年話題になりましたけれども、何かその自治体として改めて支援することについて、何かアイデアとかございましたら教えてください。
○知事
　この現時点では、今土木の技術職員を被災地に派遣しています。佐賀県だけでなく、佐賀県内の市や町にとっても、公共事業の仕上げにかかる時期で非常に忙しい時期ではありますけれども、復興のためになるならということで、佐賀県は県職員の総数に対する派遣人員の割合で割ったものでいけば、恐らくかなり高い水準になるのではないかと思っております。
　佐賀県を含む九州各県は、関西にも人を出しております。紀伊半島の大変な水害からの復旧のために紀伊半島にも九州各県から人を出しておりますので、そういう意味では、我々から見たときには実はこの復旧というのは全く終わっているという認識ではなくて、今まさにそういう人員的に厳しい中で職員は仕事をしているということがございます。
　その象徴プロジェクトであるピアノプロジェクトについても、まだすべての資金の回収が終わっておりませんので、そういったものを引き続きやっていくことによって、ことしの３月、４月、そういったものがこの３．11から１年たったということで、さまざまな意味でもう一遍関心が高まっていくことになると思いますので、私どもが特に関係を持って継続的な支援を行っている気仙沼市などに現時点においてどういう支援が必要なのかということについて聞き取りなどを行った上で、必要とされるものについては息長くやっていきたいと思っております。

　本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。