○朝日新聞
　先ほど再稼働のお話の中で、プロセスを含めて先行自治体を検討して、場合によって進まない可能性もあるというお話でしたけども、知事ご自身の今のお気持ちを伺いたいんですが、去年６月知事公舎で九電幹部と会った際には、非常に再稼働に向けて気が急いていたというか、そういうお話を報道各社の前なり議会でもされていますけども、そういう電力という意味ではますます厳しい面が今後出てくると思うんですけど、知事ご自身、今その必要性という意味ではどういったお気持ちでいらっしゃるのかというのをお聞かせいただきたいと思います。
○知事
　私はその足元のエネルギー需給のことを考えたときには、再稼働は必要だという認識を持っておりまして、そのことは変わっておりません。ですが、再稼働の前提となる安全性の確保ができているのか、あるいはその地域的な理解というものが今の政府が求めるレベルにあるのかどうかということについてはまだそういったことを判断する段階には至っていないと考えています。ですので、そうしたことを、その再稼働が必要だということは思ってはおりますけれども、それが今、この玄海の発電所で直ちに行うことができるとは思っておりませんで、そうしたことについていろんな安全性のチェック、あるいは地域的な理解、こうしたものは得られるのかどうかというものが今年の課題になるだろうということでございます。