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発表項目:「佐賀きずなプロジェクト」について県民の皆さまにご報告します

 それでは、定例会見を始めます。
 まず最初に、「佐賀きずなプロジェクト」についてのご報告でございます。
 今月の後半から議会が始まりまして、この年度中の定例の会見としては、今予定されているものがしばらくないということになりますので、この大震災が起きてから約1年たつというところで、これまで佐賀県がどういう取り組みをしてきたのかということのご報告をさせていただきます。
 まず、これまでの支援の状況でございます。被災者の方をこれまで184世帯、480人受け入れまして、現在もなお123世帯、319人の方が佐賀県内でお過ごしされていらっしゃいます。義援金については、総額で2億円を超えました。被災者の受け入れの義援金、被災地に対する義援金、さまざまございますけれども、2億円を超えたところでございます。また、被災3県に689トンの支援物資を送らせていただきました。本当にありがとうございます。また、この中では、後ほどご説明しますが、プレミアム商品券の分が約8,000万円ほどございます。
 このプレミアム商品券、これは県内すべての市町で商工会や商工会議所が主体となって発行したプレミアム商品券のうちの一部を義援金にいたしました。お買い上げいただいた消費者の方々に1セット買っていただくごとに100円、そして、事業者は換金する額の1%を被災地に対する義援金としてお届けするということで8,147万5,000円現時点で集まっておりまして、最終的には8,600万円ほどになります。
 これを私どもは対向支援で集中的に支援を行っている気仙沼市にピアノを送ろうということで、ピアノプロジェクトと題しまして、その調整を気仙沼市と進めております。昨年の12月には気仙沼市に2,398万6,000円、この当時集まっていた分を全額寄贈いたしました。そして、気仙沼市においては、被災してピアノが使えなくなった小学校、中学校に、小学校5校、中学校7校へグランドピアノ9台、アップライトピアノ3台分を購入するということでお決めいただいているところでございます。このほか、高校、幼稚園、あるいは市民ホールなどの文化施設、こうしたところからも希望がありまして、今後もまとまり次第、第2弾、第3弾として寄贈をしていきます。
 代表的な例で申し上げますと、気仙沼市の階上中学校というところでは、今年の3月10日の土曜日に中学校の卒業式が行われますけれども、佐賀県から送られたピアノの演奏で卒業生が送られることになります。
 また、3月11日には、政府主催の行事を初めとして、全国各地でさまざまな行事が予定されておりますが、佐賀県内においても、まず一つ、佐賀県庁の新行政棟1階の県民ホールで写真展を開催いたします。震災関連の写真パネル、また映像、そして募金箱等を設置いたしますけれども、復興に向けての足どりを含めて見ていただきたいと考えております。
 また、このほか、どん3の森では実行委員会の主催によりまして、「3.11東日本大震災復興支援SAGAコンサート」と題するものが開かれますし、護国神社における慰霊碑の除幕式、アバンセのホールにおける「心と健康」のトーク&ライブコンサート、防災フォーラムなどなどが予定されているところでございます。なお、この日、3月11日日曜日でございますが、14時46分にはサイレンが鳴り渡ります。1分間、県民の皆様の黙祷をお願いできればと考えているところでございます。
 震災から1年がたとうとしておりますけれども、復興や生活再建をスタートしたばかりでございます。私どももこれから息の長い支援を続けてまいりたいと考えております。また、今もずっと被災地や被災者の方とのやりとりを続けている担当のセクションの人間が申しておりますが、被災された直後というのは現地を訪問することがためらわれた時期もございましたけれども、被災地では、いわば出会いを待っておられるということを非常に今印象として強く持っているようでございます。直後はなかなかあのとき実際に起きたことを話すのもつらいということがよくお話として聞いておりました。でも、1年たとうとして、今自分が体験したこと、自分の経験というものを、それを直接体験しなかった人にお話をするということも大事なことだというふうに、だんだん気持ちが変わってきておられるというふうにも聞いています。ぜひ被災地がどうなっているのかを見ていただきたいというふうな声もいただきます。私どもとしても被災地を訪問できる方は出かけていただいて、被災地に住んでおられる方々、被災者の方々の声に耳を傾けていただければと思います。
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