次が、「森林（もり）づくりの輪を広げていきます」ということで、県民参加の森林（もり）づくり活動の募集のお知らせです。
　佐賀県にお住まいの皆さんには、森林環境税を年額500円納めていただいておりまして、この森林環境税をお預かりして、間伐作業、植樹活動を行ったりして、荒廃した森林の再生、環境保全に努めています。
　これを、私ども行政だけでやるのではなくて、ＣＳＯの活動に対しても支援をしていこうということで、この森林環境税の一部をそうした県民活動の支援に充てております。この県民参加の森林（もり）づくり活動をされる団体を募集します。
　助成対象は、荒廃した森林の再生につながる活動であればいいということで、かなり広い取り組みでございます。ＮＰＯ法人、ボランティア団体、自治会といったその市や町よりもさらに小さい非営利な団体が対象となります。助成団体は、大体10団体ぐらいを予定しております。
　募集期間は、５月１日から５月いっぱいということでございまして審査委員会において審査の上決めていきます。そして通知、あるいはホームページで公表をいたします。
　これまで行ってきた事業の実績として、侵入竹、こういう森の中に望みもしない竹が生えてきているという状態がございます。この竹がどんどん繁茂してしまいますと、本来育てているはずの木々が育たなくなっていきますので、こうした森に侵入している竹のことを侵入竹と申しますけれども、こうしたものを取り除いたり、また、広葉樹を植栽していくといった活動に対して助成を行ってまいりました。平成20年度からスタートをして大体、３年間で25件、去年は14件になっております。
　これまでの活動事例として、このかいろう基山という基山町にありますＮＰＯ法人が、地元の方々と一緒にこの侵入竹を除去しておられる様子です。または、この多久市の高木川内地区というところで、これは広葉樹を植えておられます。