○時事通信
　総合防災訓練のことについてなんですけれども、今回、地域防災計画が改定されたことに伴うということで、改めてこの防災訓練に対して期するもの、どういうことがわかればいいとか、課題とかも多分出てくると思うんですけれども、どういうことを期していらっしゃるかということを教えていただけますか。
○知事
　１つは、より多くの人たちに関心と参加をしてもらいたいということです。佐賀県は比較的災害の少ない県、地域でありますけれども、それでも時々起こります。今回あえて分散開催にしたという意味は、大きなところで１カ所開催にすると回ってくるのに時間がかかるんですよ。そうすると、何か20年に一遍しか県の総合防災訓練って来ないよねみたいな感じになってしまう。今回はこうやって４カ所にしていますけれども、こういったものを住民の目の前でというか、わかるところで行うことによって、自分のところもいつ起こるかわからないね、そういった意識を住民の方々に持っていただきたい、そういう防災訓練にしたいというのが一番の大きな思いでございます。
　それと、ここに新たに締結した協定に基づく訓練の実施というのもありまして、ヤマト運輸さんとも、そして県内の市町ともこうやって相互応援協定を今年の３月に結びました。そして、何かどこかで災害があったときには応援に行くんだよというのも意識づけをしていきたいと思っております。
　本当はさらに言えば、私どもの九州の知事会は関西広域連合と相互応援協定を結んでいますので、この各県の訓練に全部来ていただくかどうかは別にしても、こういう総合防災訓練をやるときにゆくゆくは関西でやる総合防災訓練にこちらからも参加をする、そしてこちらで行う総合防災訓練に向こうからも参加をしていただくみたいな感じで、そういう協定締結の実を上げるということをいつも意識をするということをこれからやっていきたいと思っております。今回この協定に基づく訓練を行うようにしているのは、そういう将来的なイメージもあって、まず県内でやれるところからやろうということで始めているところでございます。