TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
アイコン 記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:九州新幹線西九州ルート
○朝日新聞
 ちょっと話変わりますけれども、九州新幹線の関係なんですけれども、西九州ルートの正式な事業認可が近く出る予定なんですけれども、西九州ルートの開通に対する県内に与える効果についての期待と、あと全線フル規格化に対する考えを、改めてお願いします。
○知事
 西九州ルートについては、きょうの時点ではまだ国のほうから連絡があっておりませんけれども、いつ、この工事実施計画についての認可が国から連絡があってもおかしくはないという状況だろうと思っております。
 今回の認可については、1つは、諫早から長崎までフル規格でつくられることになって、これで1本の新幹線としてはつながるといいますか、そういったものになったと思っております。
 それで、この新幹線が、今後大体10年ぐらいかけて完成するということになれば、平成34年ごろということになるわけでございますけれども、今回、鹿児島ルートがオープンをしたのを見ても、最終目的地である鹿児島、あるいはその途中の大きな駅である熊本などにたくさんの観光客の方が訪れておられます。そして、予想以上に遠くからもお客様が来ておられるということがありますし、鹿児島においては、その鹿児島の中央駅の周辺だけでなく、そこからさらに1時間行かなくてはいけない指宿温泉などにも、平日でも予約がとれない旅館もあるといったにぎわいぶりでございます。こうしたものを見ていると、新幹線がもたらす効果というものが大きいということを改めて感じます。
 ただ、これは新幹線というハードをつくれば勝手に答えが出たということではなく、もう10年ぐらい前から、鹿児島県や熊本県、あるいはその沿線というものが一生懸命、その日に向けた取り組みをしておられた結果だと思っております。
 私どもは、今、鹿児島県や熊本県の人たちに、とにかくお話を聞きに行けということを職員にも命じています。どういう取り組みを何年ぐらい前からしていたのか、どういうことが効果があったと思うのか、どういう取り組みはやっていったけれども、余り効果がなかったと思うのか、そうした先例に学ぶことによって、よりいい形で新幹線の開通が地域振興につながるようにしていきたいと思っております。
 新幹線が開通をした暁には、分厚い時刻表の最初のほうに東海道・山陽新幹線というのが出てまいりますけど、その次に九州新幹線というのが出てまいります。そこの部分に佐賀県が位置づけられることになると思います。こうしたいわば日本の幹線軸に位置づけられるということを地域の発展にしっかりとつなげていくというために、今から準備をしておかなければならないということを強く感じます。
 経済波及効果については、かつて開業時、毎年約14億円、建設に伴う経済波及効果として約370億円というものを出しておりました。今回これが数字が開業時期が34年ごろになりますし、金額についても若干変わる可能性もありますので、そういった意味からいえば、変わるのかもしれませんけれども、あくまでも前回出したのも目安ということでございますので、今回改めてこれを出し直すという考えはございませんけれども、こうして出した経済波及効果をより大きなものにするような取り組みをこれからしっかりやっていきたいと思っています。

「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る

Copyright 2006-2024 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。