TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
アイコン 記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:諫早湾干拓事業
○NHK
 すみません、あと1点、諫早湾の開門調査についてなんですけど、先日、特別委員会で再生機構の方が、なかなかこの政治判断だと各県の思いとかあってなかなかまとまりにくいというのが現状で、あとその一方で科学的に調査のあり方を分析していったら何らかの道が開けるのではないかということをちょっとおっしゃっていて、そういった科学的見地から周辺の研究者が集まって、一つ開門調査に向けての科学的見地から何らかの取りまとめをしていけるのではないかというふうにおっしゃっていたんですが、この考え方について、知事も周辺各県との円卓会議を提唱されていますけれども、そういった側面での県として何か提案するとか、そういったお考えというのはいかがでしょうか。
○知事
 いいと思いますね。行政レベル、政治レベルというのが難しいのであれば、アカデミックなレベルで県というものを超えて一堂に会していただいて、純粋にアカデミックに議論をしていただくという場は私も非常に大きな意味があると思います。荒牧理事長のお話は私どもの見解と異なっている部分もありますけど、そういったものも含めて、それは学者としての良心とそれに基づく見解ということでお話をされているんだと思います。その意味でも、佐賀県とはやや立場の異なる県の科学者の方々にとっても議論の場に参加しやすい環境なのではないかと思っております。もともと有明海再生機構を立ち上げたときには、佐賀県だけでなく、立場の違うほかの県の研究者の方も集まっていただいて、そこで議論をするということを目的にしておりました。その意味からすると、今回の荒牧理事長の中間報告でございますけれども、その中間報告というのは、私は機構としての役割を大きく果たしておられるものだと思っております。このことについて、政治家である私が余りいい、いいと言うと、逆にやりにくくなるかもしれませんが、こうしたきわめてアカデミックに議論をし、一定の結論というか、方向を出しておられるということにぜひとも長崎やほかの県の研究者の方も注目していただいて、そういう場ができればと私も思うところでございます。
○NHK
 県としては、特に何か動きをされるというのは難しいですかね。
○知事
 動きたい気持ちはあるんですけど、逆にここで県が動くと、また県がやっているということになると、逆に入りにくくなってしまうのかなということもちょっと懸念をしているところでございます。

「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る

Copyright 2006-2024 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。