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質疑応答:尖閣諸島、竹島関連への対応
○NBCラジオ佐賀
 尖閣諸島をめぐる問題について2つ伺います。
 香港の活動家の上陸と日本の地方議員の上陸などがありまして、これらの問題に関して、韓国が今占拠している竹島もそうなんですけれども、知事会として、何らかの対応を政府に働きかけなどがありますでしょうか。
 2つ目、佐賀県は、上海のデスクとか瀋陽などに海外の事務所を構えていますけれども、今回の問題が、県が持つ海外事務所、韓国麗水市との交流などに関する何か影響が現時点であるのか、今後予想されることがあって、その事務所の運営に何らか支障があるのか、もしございましたらお聞かせください。
○知事
 ありがとうございます。まず、1点目がこの尖閣や竹島の問題に関して、知事会として何か動きがあるかどうかということでございますけれども、全国知事会としてこの事柄について知事会としての対応を何か考えているかということについて言えば、現在予定はございません。基本的には、この我が国の領土である尖閣列島、尖閣の問題については、これは我が国が実効支配もきちんとしているということでもありまして、特に紛争地域ということではないというのが政府の考え方であろうと思っておりますし、私どももそのように考えているところでございます。このことについて、特に知事会側から動きをするということについてはございません。
 一方で、竹島については歴史的に島根県の領土、島根県の区域でありながら、そういう状況になっていないということについてはまことに残念だと私も思っているところでございますが、これについて今、知事会として何か動きがあるということにはなっておりません。
 今回、この一連の竹島や尖閣をめぐる動きが、日本と韓国、あるいは中国との間の外交、交流関係に影響を及ぼしているのではないか。とりわけ佐賀県においては、そういう点についてはどうかというお尋ねであったかと思いますけれども、まず、現時点について申し上げれば、何かこれによって予定していたものがなくなるとか、やらないことにするということにはなっておりません。基本的な考え方としては、私は国と国はときとして緊張関係に立つこともあれば、お互いの主張が違っているという場面も出てくることもあると思います。とりわけ、近くの国との間においては、そういったことが全く起きないとは限らないと思っておりますが、そういうときであっても、この民民のベースの交流というものは、基本的に大事なものとして続けていく必要があるのではないかと私は考えているところでございます。
 とはいえ、相手方から断られるとか、参加をすることによって参加をする人たちの身の安全が保障できない、そういったことがあった場合には、当然見直しをしなければならないと思っているところでございますが、現時点においてはそのような事態にまで発展しているとは考えておりません。
 佐賀県は、既に瀋陽と香港に代表事務所を設置しておりまして、今回起きた事案についても、現地の受けとめはどうか、現地のメディアなどはどのような報道をしているのかということについては、現地からの情報を収集して報告を受けているところでございます。生の情報ということでございますので、それを基にした情報を関係の機関や県内関係の企業などにも提供したりしているところでございます。そこの報告によれば、もう非常に治安が悪くなっていってしまっていて、例えばもう滞在するのが危険であるとか、何か動くのが危険であるとか、そういった状況にはないということを報告を受けているところでございます。
 県としては、現時点においてはそのように理解をしているところでございますけれども、引き続き事態の推移を見守ってまいりたいと考えております。
○時事通信社
 知事が先ほど、尖閣、竹島の関係で、予定していたものをやらなくなることはないというような御趣旨の発言だったと思うんですけれども、何か近く予定しているものというのはあるんでしょうか。
○知事
 はい、幾つかございます。
 まず1つが、9月25日に予定しております上海雑技団の公演です。
 それと、10月末に予定をしておりますバルーンフェスタとタイアップした中国遼寧省、貴州省、上海市との青少年交流事業というものがございます。
 また、10月に韓国の慶尚南道で、これは毎年行っておりますけれども、日韓知事会議の開催が予定されております。また、これと関連いたしまして、この日韓知事会議の関連行事の一つとして、佐賀県内で日韓映像づくり若者交流キャンプという事業が行われることになっておりますけれども、これらのものについて現時点では予定どおり行うということになっているところでございます。

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