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質疑応答:九州北部豪雨関連
○NHK
 有明海の関連なんですが、この間の九州北部豪雨で流木がたくさん有明海に流れ込むという被害が出ていますけれども、今回、国のほうで激甚災害に指定される方向になっていますけれども、国の今回の対応についてどんなふうにお感じになっているかというのが1点と、あすから具体的な撤去の作業が始まるんですけれども、県としてこの問題にどういうふうに対応していこうと考えていらっしゃるかということについてお願いします。
○知事
 わかりました。
 今回の国の対応について申し上げますと、皆様もご存じのように、有明海の沿岸の海岸というのは大きく2つに分かれております。すなわち1つが国土交通省の所管の海岸、もう1つが農水省所管の海岸でございまして、農水省所管の海岸は主に農地を守る、国交省所管の海岸は人が住んでおられるところとか公園とか、そういったものを守るということになっているわけでございます。ですので、例えば、ごみの漂着対策についても、国交省所管分は国交省に、農水省所管分は農水省にそれぞれお願いをして、一定の量があるから、これは国庫の対象になるということの確認をしてからしか実際上は作業はできないという状況です。
 その意味で申し上げれば、国交省は極めて早い対応をしていただきました。感謝申し上げたいと思います。ご承知のように、一潮ずれるだけで、きのうまではいっぱいあったごみが沖合に流されたりするということがありますので、必要なときに処理ができるようにするというのが何より大事です。その意味では、国交省の対応はよかったと思っています。
 それに対して、農水省は非常に遅かったと思っています。ほかの九州北部の豪雨の対応があって、なかなか有明海のほうまで対応が回らなかったというお話も伺っておりますけれども、国交省のほうは非常にスピーディーに対応していただいたのに比べると、ちょっと残念だったなという気がしております。
 我々は幾度となく早期の採択をお願いしておりましたが、なかなかその確たる返事が得られず、結果的にゴーサインが出ましたのは野田総理が佐賀県に来られるその日でございました。総理が来られるので、やっておこうと思われたのかもしれません。その意味では、総理に来ていただいてよかったということかもしれませんけれども、もう少し早い対応をしていただきたかったと思っているところでございます。
 また、激甚災害の指定については、農地部については、これは既に対象になるということで理解をしておりますけれども、公共土木部分についてはこれからだと伺っております。確かに一定の被害は出ておりますが、ほかの県に比べると被害の額がほかの県ほどは出ておりませんので、これについては難しいかもしれないとも思っているところでございます。
 また、いよいよ今週末からごみの一斉回収が始まるわけでございます。この有明海のごみというのは、沿岸に流れ着いているごみもさることながら、実は海の中にたくさんございます。そして、上流から流れてきた流木、大きな木などは、今、もうひょっとすると沈みかけているかもしれません。沈みかけていると目立ちませんので、船がそれにひっかかったりするということもありますし、網がひっかかって漁ができなかったりということもございます。一斉に処理することによって有明海で安心して操業できるようにしていきたい、またそのために皆さん県民挙げて協力をしていただきたいと思っております。
○佐賀新聞
 先ほどの関連なんですけど、九州北部豪雨の被害額の暫定値というのは出ていないんでしょうか。
○知事
 暫定値ですね。ああ、暫定値出ていたかな。──済みません、暫定値、ちょっと手元にはないもんですから、あと現時点で出せるか出せないかも含めて、それは事務的に資料を提供させていただきます。

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