○西日本新聞
　この受賞に関連してですけれども、佐賀−上海便は今年で２年目を迎えますけれども、新年度予算も含めてですが、２年目で何か上海便に対して、春秋航空に何らかの搭乗率を上げるために何か補助を拡大するだとか、旅客の方に何かするとか、そういうようなお考えはありますでしょうか。
○知事
　春秋航空の就航に対する助成については、総額を決めてそこの中でやっていきましょうということでございますので、その総額そのものを増やすということは考えておりませんで、ただ、実際に何をやったら効果があるのかという部分についてはやってみる中で、中身を変えていくということはあろうかと思っております。
　例えば、今、現実に中国からこっちに来られているお客様の数が減っておりますので、実際に泊まられた場合に出す宿泊費の助成というものは予定よりも金額が減っております。こうしたものがありますので、こうしたものを使って何か別の、例えば、宣伝的なものをやっていくだとか、広報的なものに使っていくだとか、そういった執行上の工夫というものはあってもいいのではないかと思っております。
　さっきはこうやって旅行業界の賞をいただいたりをしたわけでありますけれども、やはり上海における佐賀県のプレゼンスといいますか、そういったものをしっかり高めていくという努力をしていくことで、これは春秋航空の話だけでなくて、例えば、クルーズで九州に来られる方をどう佐賀県に取り込むかといったことを含めて、佐賀県の存在感がないといけないと思っておりますので、そうしたことについても、新年度は連盟としても、あるいは県としても考えていきたいと思っているところでございます。
　また、向こうからインバウンドで来ていただくということとあわせて、春秋航空のこの便をより安定的なものにしていくには、前から申し上げておりますけれども、佐賀県内外や北部九州にお住まいの方々にとって非常に使いやすいものにしていくということが望まれていると思っています。ですので、この国内における広報宣伝、告知、こうしたものも充実させていくことによって日本から出ていく人が増えれば、そして、個人で旅行される人が増えれば、よりこの路線が安定的になりますので、こうしたこともあわせてやっていきたいと思っています。

○西日本新聞
　国内でいうと、重点的に行うところは北部九州というふうにお考えでしょうか。
○知事
　そうですね。今、もう既にお客様の６割が福岡県のデスティネーションでございますので、より福岡県の方々が使いやすいような工夫を何か考えられないだろうかということもちょっと検討をしているところでございますし、福岡に限らず遠いところは九州の外からでもわざわざ来られているお客様もいらっしゃいますので、そういう遠くからのお客様が使いやすい、使っていただきやすい工夫といったものもこれから考えていきたいと思っています。