○ＮＨＫ
　昨日、規制庁のほうで原発に関する新安全基準の骨子が示されましたけれども、少し具体化したのかなという気がしますけど、これについての知事の受けとめをお願いします。
○知事
　そうですね、少しずつ具体化されてきているということだろうと思っております。前々から申し上げておりますように、せっかく新しくつくった期待されている規制委員会でございますので、しっかり仕事をしていただいて、国民の皆さんにとって納得のできるような安全基準をつくっていただきたいと思っているところでございます。

○ＮＨＫ
　あとは今回、例えば、航空機が突っ込んでも安全なようにとかという、かなりレベルが上がったのかなという気がしていますけれども、その辺についてはどんなふうにお感じですか。
○知事
　そうですね、非常にレベルが上がったなと思うところもあります。ただ、それについては、これだけやってほしいと規制委員会が思われているのであれば、それは必要な規制ということになるだろうと思っておりますし、出ているものが全てまだ決まっているものというわけではないようでございますけど、いずれにしてもしっかりとした議論をしていただいて、繰り返しになりますが、納得のできる安全基準をつくっていただきたいと思います。

○ＮＨＫ
　現状では評価はできる内容かな、その辺についてはどう。
○知事
　私どもはこの規制委員会の安全基準について、やり過ぎだとか、足らないとかということを評価できる立場ではないと思っております。ただ、私どもがしっかり見ていくとしたら、どういうプロセスで本当にしっかり議論をしていただいているのか、いろんな声に答えていただいているのかというところだと思っておりますが、今これまでの規制委員会の取り組みを拝見している限りにおいては、そういう期待にこたえるべく丁寧にご議論をいただいているのではないかと思っているところでございます。

○時事通信
　関連してなんですが、地域防災計画の修正というものが３月に迫っていると思うんですが、このタイミングで避難の関係の指針も昨日示されていますけれども、今後修正するとしたら大きな修正があるとお考えか、それとも細かいところ、いろんなＯＩＬだとか、基準のところが示されていると思うので、そういった部分なので、直接30キロ圏外がどうとか、そういうところの修正にかかわってくるところなのか、どういう認識でいらっしゃるか。
○知事
　まさに今そこの、そうした部分も含めてどういう修正が必要なのかということを検討しているところでございますので、ちょっと私のほうから今それが大がかりなものになるとかならないということを予断をもって語るべきではないかと思っておりますが、これも繰り返しになりますけど、この３月末までにはきちんとしたものをお示ししたいと思っています。
　佐賀県の場合は、応急対策ということで既に内容を先取りした形で一部実施をしておりました。その一部実施していた内容と今示されているやつの部分で少しずれがあるのは事実でございますので、そうしたものを修正するということは可能になろうかと思いますが、3.11の事故を受けて、私どもなりにいろんなことを考えた上でつくった計画というものが現に存在するということを考えますと、根っこから考え方を変えなければならないとか、そういったことではないと思っているところでございます。