私からはこれで最後になりますが、「世界遺産シンポジウムｉｎさが」の開催でございます。
　２月23日土曜日の午後ですけれども、１時から４時半までの間で、アバンセでこの三重津海軍所跡、これが現在、世界遺産登録を目指していますけれども、これについてのシンポジウムを行います。この三重津の海軍所跡にゆかりのある先人たち、鍋島直正、佐野常民、田中久重、これはからくり儀右衛門さん、東芝の先祖というか、を始めた人ですけれども、そういった人たちにスポットを当てて、当時の幕末の佐賀藩の資産、それと日本の近代化のかかわりを探っていくというものであります。それぞれ関係の深い鍋島報效会の富田先生、そして東芝科学館の河本先生、そうしたお二方に基調講演をお願いした後、さらに、この基調講演アンドからくりということで、久留米のからくり振興会の半田副理事長に、もともと久留米のご出身だった方ですけれども、佐賀藩で極めて重用されました田中久重についての話をいただきます。そして、パネルディスカッションをするという運びになっておりまして、この三重津海軍所跡の世界遺産登録に向けての一つのきっかけにしたいと思っています。
　今後のスケジュールなんですけれども、世界遺産登録に向けては、平成24年度末まで、つまり今年の３月末までに推薦書案と保存管理計画案をつくることになっています。そして、今年、2013年においては、大体７月ぐらいに暫定版が国に提出されて、そして、それがその翌年の２月、来年の２月ということですけど、ユネスコ世界遺産センターに推薦書が提出されるという運びになっていまして、そのさらに１年後、現地調査、そしてそのさらに１年後、登録の決定ということに、うまくいけばなる予定でございます。引き続き、いろんな理解促進活動を展開していきたいと思っています。
　私からは以上でございます。