○佐賀新聞
　何点かありますので、分けてちょっと聞かせていただきたいと思います。
　１点目は、総務大臣から地方公務員の給与引き下げの要請の通知が先月末あったと思うんですけれども、予算発表のときに批判されていましたが、実際、佐賀県としてはどのように対応されるかを、まずお聞かせていただきたい。
○知事
　予算のときも申し上げましたけれども、こうしたやり方そのものは、国と地方の信頼関係を非常に損なうものだと思っております。結果的に、地方が理解、納得しないまま一方的に決められたという印象を持っておりますし、そのときも申し上げましたが、地方公務員の給与のあり方について、いろんな議論やお叱りの声もあるということは十分承知をしていますけれども、国が震災復興のためにカットしているんだから地方も合わせろというやり方には納得できないと思っています。
　とはいいますものの、現実に交付税が削減されてしまったという現実がございます。そういう中で具体的にどうしていったらいいのか、今、関係者の中で、関係者というのは県庁の中でということでありますけれども、どのようにしていくのかということの議論をしている最中でございまして、まだ決定をしておりません。
　いずれにしても、今回の予算に載せていくという作業はもうできませんし、国もそこまでは言っておりませんので、早くても６月議会ということになるんだろうと思っております。まだ方向を決めておりませんので、そもそも６月議会を目指してということでもないとは思いますけれども、とにかく今回の国のこうしたやり方について、ちょっと私どもなりにもう一遍、頭の中を整理してみて、その上でどうするのかを決めていきたいと思っています。