○読売新聞
　関連なんですけれども、今期、インフルエンザに伴って、小さいお子さんがお亡くなりになられるという非常に悲しい出来事があったんですけれども、インフルエンザの感染者数の報告は一般にも報告されているんですが、亡くなられた場合は、これは報告の対象になっていないということで発表をされませんでした。いろんな情報がある中で、お亡くなりになられるという非常に最悪の事態があることというのは、亡くなられた遺族には非常につらいことかと思いますが、非常に大きな予防というか、注意喚起というか、そういうものにつながると思うんですけれども、そういったものも含めて、何かお考えはないでしょうか。
○知事
　先日の、お子さんがインフルエンザでお亡くなりになられた件については、直ちに発表するということはしていなかったんですが、何かのタイミングで、その報告例か何かで国に出すとかというタイミングがたしかあったのではないかと思っておりますけれども、そのときには出しているので、そのときに明らかになるということであったんだろうと思っております。
　亡くなられたときに、直ちにそのことを公表するということについては、まずは、これは感染予防上、つまり公衆衛生上、極めてこれは広がっていくというふうな恐れがある場合には、このことをお知らせして、注意喚起をしていかなければいけないというところはございますけれども、一人のお子さんが亡くなられたというときに、その事実を詳しく公表するということについて、今回は、ちょっと私のところに報告があった記憶で申し上げれば、たしか、そこをどうするのかということでかなり議論をした上で、それは隠すわけではなく、ある一定の時期にはきちんと公表をすることになるので、直ちにはしないでおこうという判断をされたのではないかなと思っています。
　これについては、ちょっと本当にお子さんを亡くされた方のお気持ち等もあります。それと一方で、これが急激に蔓延していくというような可能性があるときには、そういったこととは別に、やはりお知らせをしていかなければいけないという県としての義務もあろうかと思っているところでございまして、これについてはケース・バイ・ケースということでさせていただければと思っております。