質疑応答:新年度の課題関連
○STS
知事に就任されまして丸10年がたたれて、11年目を、新しい年度をお迎えになるわけですが、新しい年度の課題、そして、それにどう取り組むかということを知事の口から一つ最初に挙げていただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ○知事 今年のテーマが「拓く。」ということをテーマにしていまして、新しい時代を開く、有明海の門を開く、そういうさまざまな意味を込めて「拓く。」としています。新年度が始まってまず出てくることは、佐賀県医療センター好生館とハイマットのオープンであります。これをオープンさせ、引っ越しをし、そしてスムーズな運営をして先進医療につなげていくということをまずしっかりやっていきたいというのが私の第一の思いであります。 もう1つが、有明海の再生に向けた開門、私どもはできるだけ早い時期の開門、ノリ漁期を避けた開門ということを関係団体とともに求めているところでございます。なかなか関係の県等との調整が難しい状況ではございますけれども、引き続きこれに取り組んでいきたいと思っています。 さらに、新しい時代を開くという意味においては、ILCの話がいよいよ本格化をしてまいります。あるいは今年の夏までに我が国のうち2カ所ある候補地が1カ所に絞り込まれるというふうな作業も本格化するかもしれません。こうした動きにおくれないように、佐賀県独自としても取り組みを強化していきたいと思っているところでございます。 さらにはTPP、大変難しい問題でございます。私どもが望んでいたような国民に対する事前のきちんとした説明なしに協議への参加を決められたことは残念に思っておりますが、そうであれば現実にTPPに対して参加するということが出てきたという前提に立って、TPPに参加する場合の不安な点、課題、あるいは参加するメリットというものがあるとするならば、それを最大限どれだけ生かしていくのか、そのことについてもおくれることなくしっかりと取り組みをしていきたいと思っているところでございます。 今年は確かに11年目を迎えることになります。いろんな意味で、これまでやってきたことを一つ仕上げるということと、新しく起きてきたことにどう応えるのか、その2つが問われる年度になると思っております。これらのことをミックスさせながら、時代に合った佐賀県にしていきたいと思っております。
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