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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:佐賀県総合防災訓練で緊急速報メールの訓練を行います

 それでは、会見を始めます。
 きょうは私からは1つだけです。
 5月26日に佐賀県総合防災訓練を行います。これは例年どおりということなんですが、今年は去年までなかった取り組みとして、緊急速報メールを新しくやることにしました。緊急速報メールというのは、要するに、一定のエリアにいらっしゃる携帯電話をお持ちの方にということなんですけれども、災害に関する情報をプッシュ型で強制的にお送りするという、そういうやり方です。一般的なメールは個々で行うわけですけれども、一定のエリアの中にいらっしゃる方々に対して、例えば、「津波が来ます。すぐ高台に避難してください」、そういう情報を一斉にプッシュ型で送信するというのが緊急速報メールと呼ばれているものでして、それを訓練として実際にやってみます。  この防災訓練そのものは、5月26日日曜日の午前中、9時から12時までの3時間ぐらいで行いまして、今回の主たる訓練会場は杵藤地区、ここのエリアになっています。そして、その中で、太良町を舞台にして今回は緊急速報メールを実際にやってみます。
 これは訓練の話じゃなくて実際の緊急速報メールというのがこんなシステムで行われるんですよということが書いてあるんですけれども、要するに何かというと、さっき私が申し上げたように、災害が発生するとか津波が発生するとかというときに、好むと好まざるとにかかわらず、その情報を一定の区域にいらっしゃる人にメールでお送りするという、そういうシステムです。
 今回は太良町で午前9時ちょうどに一斉に「津波警報が発令されたので、住民の方々避難してください」ということの呼びかけをします。ですから、この時間帯におうちにおられる方、あるいはお出かけの方、お買い物されている方、ひょっとすると、その日、結婚式があったりとか、9時に結婚式はないかもしれませんけれども、あるいはお弔いとかそういったものがあっているようなときであっても、携帯電話のスイッチが入っている限り、この情報が流れます。携帯電話の主電源がオフになっている場合には流れませんけれども、ふたをしただけとか、ホームボタンで何も情報を受信していないぐらいの状態、つまり電源が入った状態ですと、これは訓練ですという前書きがつきますけれども、「津波警報が発令されました。高台に避難してください」というメールが流れます。
 実際に訓練用で流れるのはこういう文章です。緊急速報メール、ここに「訓練」と頭書きはしてありますけれども、「津波が発生しました。高台に避難してください」ということを書いた後に、「これは訓練です、実際に避難する必要はありません」ということが太良町の総務課の名前で記されるということになっています。
 佐賀県内でこうした緊急速報メールを使うのは初めてなものですから、特に太良町の方々には個別に回って説明をし、あるいはたくさんの人が集まるような場所、ショッピングセンターであるとか、そういう葬儀場の関係だとかというところには、こういったことが行われますということを話をするようにしています。
 また、この電波という性格上、ぴったり太良町の中だけというわけにはいきませんので、県は県として、その周辺の県民の方々に対しても、こういうことが行われますということをご連絡させていただきますし、太良町が県境にあるものですから、佐賀県内だけでなくて、長崎県側の人にもこの情報が行きますので、諫早市などには、こういったことを行いますのでということの連絡をしてあります。
 また、この時間帯に電波をキャッチする可能性があるものとして、この地域の中を通っておられる方々というのもそうなります。例えば、車で通っている方 も、午前9時前後に太良町内を走っていれば、自動的に受信することになりますので、このロードサイドにも、この日、この時間帯にはこういうのが流れますと いうことをあらかじめお知らせをしておくということもやっていきますし、あわせて、長崎本線が走っていまして、この時間帯に電波をキャッチしそうな電車が 5本ありますので、JR九州にも話をして、こういったことで訓練をやるので、乗っておられるお客様がこういう情報をキャッチされるということが当然あり得 ることというか、実際にそうなるわけでありますので、そういったことについてもJR九州にも話をしているところです。
 佐賀県では、これまで幸いなことに緊急地震速報などでプッシュ型で携帯電話に情報が発信されるということがリアルにありませんでした。東日本の一部の地 域のように、こういったものが何回か出されていて慣れておられる地域もありますけれども、佐賀県では今まではこういったことが実際に行われておりませんの で、今回、訓練が行われるに当たって、こういうものがあるということを対象地域の方々を初めとして多くの方々にご理解していただきたいということで、今 回、事前の説明や広報にも努めるようにしたところでございます。
 いくつか知っていただきたい点がございます。
 1つは、マナーモードにしていても着信音が基本的に鳴ると思ってください。鳴らないケースもあるようなんで、これは機種によって違うみたいなんですけれども、マナーモードでも鳴る場合があります。
 また、主電源を切っている場合や圏外の場合は届きませんし、仮にメールが送られるときに通話や通信をしているときには、メールは届かないということのよ うです。つまり、一瞬のうちに一斉に送るので、その瞬間に通信不可能な状態になった場合には届かないということになります。
 また、これも皆様がお持ちの携帯電話、さまざまな機種や設定があるので、全員に全て届くかというと、NTTドコモさんに聞いても、全員にきっちり届くと いうところまでは保証できないということでございますので、来ると思っていたのに届かなかったということもあるかもしれません。そういったことがあった場 合には、また教えていただければ、逆にドコモに対してもそういう情報提供をしたいと思います。
 太良町以外の周辺地域でも届く場合がありますということと、今回は訓練ですので、実際に避難する必要はございませんということでございます。
 実際の災害時には、こうした緊急速報メールを活用することによって、逆に必要な情報が瞬時のうちに流れることができるというメリットもありますので、どうかご理解をいただきたいと思います。
 失礼しました。先ほど県内で使った例が全くないということを申し上げましたが、正確には県の訓練で使うのは初めてということで、県内で使った例として は、昨年の9月に江北町でJアラート、国民保護の関係でということですけど、Jアラートの通報訓練のときに訓練として配信されたという例がございます。
 以上でございます。

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