○サガテレビ
　諫干の開門問題ですが、５月、６月に臨むというふうな声がなかなか聞き届けられないというふうな現状、恐らく国等との話も、今後どういうテーブルにとい うことも、積極的にといいますか、話をされているだろうと思うんですが、現状と、それから、実際12月に向けての見通しをお願いをいたしたいと思います が。
○知事
　この開門の時期、方法については、事務ベースではさまざまなところと幾度となく意見交換をし、あるいは要請を行っているところでございますが、この場でご報告できるようなものはまだできておりません。すなわち、大臣が来られたり、その後、国会で何回かやりとりございましたけれども、そのときの状況と変わっておりません。
　私どもが求めていた４、５月の開門というのは、現実的に不可能となっていると認識をしております。一方で、４、５月が不可能にしても、できるだけ早い時期の開門をお願いしたいという方針は変わっておりませんで、それを実現していくためにどういう方法だったら可能なのかということについては、いくつかの提案を農水省のほうにもしているところでございます。農水省からは、なかなか難しいという反応しか返ってきておりませんけれども、これは簡単に諦めずに粘り強く話をしていきたいと思っているところでございます。
　漁業者からも、12月の開門に対する不安という声も寄せられておりますし、一方で、ぐっと遅らせればいいのかというと、それはそれで法律上の履行の期限を延ばすという話にもなるわけでございまして、非常に難しい要素もありますけれども、私どもとしては、佐賀県関係者連絡会においてもできるだけ早い開門を目指していこうということで意見が一致した中での動きをしておりますので、引き続きこの方針に沿って関係の機関に理解を求めていきたいと思っています。