○佐賀新聞
　県立病院が７日に開院したんですが、路線バスが病院前に乗り入れることで、便利になったとは言うものの、便数がかなり大幅減になって、お年寄りとかバスをよく利用する方は少し困っているようだという話も聞きますが、何か県としては、便数を増やすような対策とか、そういうのはとられないのかということと、あとは風しんが全国的にはやっていて、佐賀はそんなにないんですが、１本予防接種を受けようとしても１万円近くかかってしまうと。ちょっとそれでためらう人がいるみたいなんですけど、ほかの自治体では独自にそういうふうな接種で助成を出しているところがあるんですが、佐賀県まだ実行していないんですけど、将来的にそういう独自助成の必要性があるかどうか、知事はどう考えているのか。
○知事
　まず、好生館へのアクセスの問題ですが、水ヶ江にあったときに比べれば、バスで行きにくくなったということは私たちもそう思っています。
　ただ、救急で運ばれるという人よりも、基本的には何回か、ある意味予約ではないんでしょうけれども、次にはいつ来てくださいという形で行かれるということが多いだろうということを考えると、今のところはバスの時間にあわせて行動をしていただくということをまずはお願いしないといけないだろうなと思っています。
　ただ、今回のバスの便のスタートは、あくまでもスタートだと思っておりまして、やはりもっと本数を増やしてほしいという声が強くなっていけば、それはぜひ対応をお願いしたいということで、バス事業者にはお話をさせていただいておりますし、バス事業者も、この病院を通るバスというものの意味づけについてはよく御理解をいただいていると思っておりますので、しばらくは様子を見させていただきたいと思っているところでございます。
　これとあわせて、やっぱり駐車場の台数が現時点でもうかなり少なくなっているというか、実際に行ってみて、私行ってみた人からの声として言われていることや、私自身も行ってみて思ったのは、７日の一般診療が始まる前、救急とか、そういった人たちが中心のときですら結構駐車場がいっぱいになっているという状況があったんですね。本来は、十分な駐車場台数を確保しているつもりだったんですけれども、その後、いろんな研修棟ですとか、この事業所内の保育所とか、院外薬局とか、そういったやつを次々に建設を決めてしまったために、駐車場台数のところに影響が出てきてしまっているということがあるような気がしています。とはいえ、当初の計画どおりできないうちは次のことを考えるわけもいかなかったので、そのままオープンをしましたけども、その駐車場の台数が足りなくなるかもしれないという問題意識も持っておりまして、これについても引き続きよくウォッチをしておきたいと思っています。バスについても車についても、いずれにしてもやっぱりアクセスのしやすさというのが県病院の使命だと思っておりますので、それを達成できるように工夫をしていきたいと思います。
　それと、風しんについてでありますけれども、私もニュースや新聞記事などではやっている地域があるということで心配に思っておりましが、担当課からの連絡でも、佐賀県内においてはそのような流行の兆しは今のところ見られないということでほっとしているところではございますが、何せどうなるかわからない話でもございます。現時点において何らかの対応、その自治体助成的なことについては考えておりませんけれども、ほかの自治体の様子や流行の様子なども見ながら、それはちょっと検討をしてみたいと思います。