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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:県営中木庭ダムで小水力発電設備の設置・運営を行う民間事業者を募集します

 今回は、私のほうから2つです。
 まず1つが、県営中木庭ダムで水力発電を行う事業者を募集するというお知らせです。
 佐賀県は再生可能エネルギーの加速度的普及を目指していまして、一つの柱が太陽光、住宅用太陽光発電の普及率は、全国一位を10年連続で記録しておりますし、県内で最大のメガソーラー、吉野ヶ里メガソーラーも間もなく完成の運びになっています。
 また一方で、今度は海を舞台にした、世界で初めての浮体式の潮流と風力のハイブリット発電、海の上では風力で発電をして、海面下では潮流発電をするという世界で始めての「skwid」という名前のハイブリット発電を行おうということでスタートをさせています。 そして、3つ目が、きょうご紹介する中木庭ダムの小水力発電でございまして、きょうから募集開始になります。
 小水力発電というのは、一般的な水力発電と全く同じです。比較的規模の小さいものについてだけ「小」という言葉をつけていますけれども、中身としては、水力発電のことだと思っていただければと思います。
 水力発電は、主にはダムをつくるときに合わせて水力発電を行うという形でやられています。最近の例でも、嘉瀬川ダムができましたけれども、嘉瀬川ダムも水力発電をやっています。ダムにくっつけて水力の発電をやるというのが一般的に行われているわけですけれども、今回やろうとしていることは、佐賀県内に既にあるダムの中で、比較的規模の大きいものについては、ダムができ上がった後に水力発電設備をつけても、それだけコストがかかりますけれども、採算が合うんじゃないかということで、フィージビリティスタディを行ってみたというものでございます。そこの中で、県営の13ダムのうち、最大規模である中木庭ダムについては事業化の可能性が高いということがわかりました。そこで、この中木庭ダムについて水力発電をやろうということを決めたということでございます。
 水力発電をやっていくについては、1つは、県営ですので、県が発電も行うという考え方も1つあります。
 もう1つは、民間の事業者にこれをやっていただくということも考えられますけれども、今回私どもは、民間の事業者にやっていただこうということで、この中木庭ダムでの水力発電事業を、ぜひ自分がやりたいという事業者を今回募集することにしたものです。
 最大出力は、試算値でございますけれども、約230kw、一般家庭ベースに直すと190世帯分という感じになります。
 今回の事業者の募集に当たっての内容をいくつかご紹介申し上げますと、まず、県営ダムにおける小水力発電は今回が初めてであります。そして、既設のダムに新たに民間事業者を参画させるというのは、九州では初めてになります。公募型のプロポーザル方式で募集することにしていますし、県内の関連企業の育成という観点から、本県に関わりの深い企業に参加していただきたいということでございまして、具体的には、佐賀県河川砂防課で検索をしていただければ、あるいはこの記者会見のページから入っていただければ、内容を詳しく見ていただくことができます。
 きょうから公告を開始いたしまして、3カ月後の10月ぐらいに提案者の審査を行い、その翌月には事業者を決めていきたいと考えているところでございます。

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