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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:原発関連 その1

○佐賀新聞
 ありがとうございます。あと、原発についてもう1点ですけれども、8日から新規制基準が施行されるかと思うんですが、九電がどのタイミングで再稼働を申請するかというのは、早いんじゃないかと言われていますけれども、これまでの九電の安全対策に対する知事の現在の評価がまず1点と、これも改めてになるかと思うんですけれども、地元の事前了解のあり方を現時点で知事はどう考えていらっしゃるのか。特に伊万里が反発している中でというのを含めてお答えいただければと思います。
 それともう1点、済みません、東電がきのう、柏崎刈羽の再申請をするという決定をしたかと思うんですけれども、その点について、事故を起こした東電の決定についての受けとめをお願いします。

○知事
 まず最初に、新安全基準に対する九州電力の取り組みでございますけれども、さまざまな取り組みを九州電力において行われているということは報道等を通じて承知をいたしておりますが、それが新しい規制基準に照らして十分なものとなっているのか、必要なことができているのかということについては、まさに規制委員会、規制庁においてしっかりと厳格に検査、審査をしていただきたいと思っているところでございます。
 それと、事前了解に対する考え方でございますけれども、これも新しいルールが決まって7月8日以降審査が始まり、それぞれの地域においてもいろんな取り組みが始まっていくことになると思っておりまして、まずはその様子を見てみたいと思っております。一般的に今の九電との協定書の内容でいえば、あくまでも一般論としてということでございますけれども、再稼働そのものというのが事前了解の対象事項になっておりませんので、それを今回どのように考えていくのかということについては少し頭をひねっていかなければ──頭をひねるというのは、考えていかなければいけないと思っているところでございます。今後全くいつも同じようなやり方をしていくのか、今回だけ特別なことで理解していくのか、事前了解という形をとるのかとらないのかということも含めて、恐らくほかの県も同じように悩んでおられると思います。私どもの佐賀県に立地している玄海の申請がどういうタイミングになるのかは今の時点でもはっきりしておりませんけれども、いずれにしても、私どもだけが単独に先に何かを判断しなければいけないという状況にはなっていないと思っておりますので、ほかの県の様子も見ていきながら、慎重に丁寧に判断をしていきたいと思っているところでございます。
 また、伊万里市については、基本的には市や町のことについては、特に市については市長会が窓口になって調整を進めていただいているところでございました。そういう中で市長会とは何回かやりとりをしているところでございます。ただ、伊万里市については、市長さんが別途さまざまなお考えを披露しておられまして、伊万里市長さんとしてもいろんなことをやっぱり考えながらお話しされていることだと思っております。市長さんのお考えというのはいろんな機会を通じてお伺いすることはあるわけでありますけれども、一方で、こうした作業をしていくためにはどうしても事務的な詰めというのが必要になってまいります。ぜひとも伊万里市のほうで何か県と話をしたいということであれば、まず事務的にどこが窓口になり、こちらのカウンターパートがどこになって具体的に話を進めていくのかということについて考えていただければ大変ありがたいなと思っているところでございます。市長さんが私に会いたいというお話もされているようでございまして、もちろん首長さんでございますので、私が会わないということはもちろんございませんが、私と市長さんが会ってそれで話が終わるというものでもなかろうとも思っておりまして、事務的な詰めというものも必要になってこようかと思いますので、そういったこととトップ同士の話と両方、それぞれで両輪で進めていければと思っているところでございます。
 それと、東電が柏崎刈羽の申請をするという話についてでございますが、東京電力は事故を起こしたところでございますが、一方で、もう国有化がなされておりまして、かつての経営陣がそのまま引き続いてやっているということではないという意味においては、かつての東電とイコールの東電ではないということも言えるのかもしれないと思っております。が、私のほうからこれは東電はやるべきでないとかやるべきだとかということを申し上げることも適切ではなかろうかと思っておりますけれども、そこはその当事者である東電が申請をするのであれば、生まれ変わった、安心できる対策と体制というものをしっかり国にも、また地元にも示していくことが求められるのではないかという感想を持ったところでございます。

>>原発関連 その2

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