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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:佐賀−ソウル便関連

○サガテレビ
 きのう、正式調印されましたティーウェイ航空の路線開設、ここに今来たということで、知事も多分、恐らくほっとされているだろうと思うんですが、細かく3つお願いします。
 1点は、ジンエアーからちゃぶ台をひっくり返されたような、煮え湯を飲まされたような、そういうこともありましたし、そういうことの経緯も踏まえてここに至った、そのご感想というか、きのうもお話しありましたけど、また改めてお願いいたしたいと思います。
 それからもう1点が、費用対効果といいますか、いろんな効果というのが、可能性があると思うんですが、きのうもちょっとお話しありました。改めて、金額、それから中身、こういったことの効果を期待しておると、経済効果についていただきたいと思います。
 それからもう1点が、定着促進の支援の費用ですね、1億5,000万円というふうに、3年間と伺っておりますけれども、これはその後、まだ離陸をしていないわけですけれども、その後はどうなるんだろうかというふうな、そのところをちょっと3点お伺いしたいと思います。

○知事
 わかりました。まず、1点目の感想についてでございますけれども、正直ほっとしたといったところがあります。ティーウェイは独立系のというか、親会社はエリンダンという出版社でございまして、航空業とは関係のないところがお金を出してつくった会社です。
 一方で、ジンエアーは大韓航空さんの100%子会社ということで、やはり重要な物事の決定には大韓航空の意向というものが反映せざるを得ないということがあったんだろうと思います。大韓航空のネットワークの展開上必要なところにジンエアーとしては出ていかなければならないといったところは、私どももそれは理解できるところでございまして、その意味では残念だったなと思っております。
 その意味で、ティーウェイ航空が路線の展開について独自に自社で判断ができるということは非常に大きいと思っておりまして、そういうことであるからこそ、今回交渉時間は短かったですけれども、短期間で合意に至ることができたと思っております。非常に顧客満足度の高い航空会社でありますし、ほかのレガシーのキャリアに比べると価格が安いということもありますし、私も何回か乗りましたけれども、とにかく客室乗務員の方たちを含め、スタッフの方たちが非常に気持ちよく接していただけるというところもあります。ぜひとも多くの方々に乗っていただきたいなという気持ちでいっぱいであります。
 次に、費用対効果の部分でございますけれども、その経済効果の部分で申し上げれば3.8億円の効果があるだろうと見込んでいるところでございます。その3.8億円に対して必要としている費用が1.5億という──1.5億は3年間でですね、それを割る3というとちょっと違いますけれども、それぐらいの感じになろうかと思いますけれども、いずれにしても、ここの一定の費用を支払った上でも、今回新しくソウルとの間に直行便ができることによって、間違いなく韓国から一定の数のお客様が佐賀空港に降り立たれることになり、ということになれば、一番近い観光地、あるいは一番近い宿泊地にお泊まりになる方も間違いなく増えていくだろうと思っております。よく申し上げているところでございますけれども、これからの観光は、一つは我が国の成長、特に地域の成長の中核として位置づけなければならないということと、その中において外国人をお客様としてしっかりと位置づけをしていくということが合わせて求められると思っておりまして、上海便と合わせてその象徴的な存在になっていくと思っております。
 それと、この3年間の費用の総額が約1億5,000万円ということでございますが、その後どうなるのかということもお尋ねがあったんだと思っておりますが、その1.5億の後、4年目以降どうなるかについては、もちろん今決めているところではございません。3年間でということで、私どもとしてはもちろん3年間でひとり立ちしていただくことを目指してやっていきたいと思っているところでございます。
 上海便に比べるとソウル便は、国家間のいろんな意味でのコンフリクトというか、いざこざはあるのはあるにせよ、個人の動きには反映しにくいというか、中国に比べればその影響が少ないという特性も持っていると思いますし、韓国人の旅行客の方々が大きく旅行形態も変化してきておりますので、ティーウェイ航空のようなLCCを使った個人やグループが主体となった旅行が増えていくと思っております。その意味では非常に期待の持てるキャリアではないかと思っているところでございます。

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