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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:佐賀空港関連

○日経新聞
 全然関係ないんですけど、今月、佐賀空港が15周年になるということなんですけれども、長い目で見たとき、今後どうしていくのかと、累積赤字も非常にたまっておりますし、毎年やはり赤字が出ているんですけれども、これをどうやって解消していくのか。民間委託とかそういったことも空港も可能になってきていると思うんですけれども、そういったお考えがあるのでしょうか。
○知事
 佐賀空港の今後については、いろんな可能性があると思っています。ちなみに、空港そのものの収支について申し上げれば、いろんな計算の方法はありますけれども、空港そのものが収支がプラスになっている空港もあれば、マイナスになっている空港もあります。例えば、福岡空港なんかは、あれだけ多くの便が離発着していながら、空港の収支はマイナスであります。ただ、だからといって、福岡空港が無駄だと言う人は誰もいないと思っていまして、佐賀空港ができたことによって、私なんかは非常に痛感していますけれども、それまで福岡空港に行かなければ行けなかった手間、時間というものを考えると、非常に大きな効果を生んでいると思っています。そうした効果というものも含めて計算をしていかなければいけないだろうと思っています。
 民間委託については、実は前々からというか、ちょっと前からその検討も既に始めていまして、佐賀空港の場合には、民間に委託するとして、どういうスキームだったら可能なのか、周りの何か開発みたいなことを考えてのことになるのか、あるいはほかの空港と一緒にみたいなことになっていくのかわかりませんけれども、そうしたことについても、県庁内部での検討というのはしてきておりまして、いろんな勉強はしていっています。今回は仙台空港が恐らく最初のモデルになっていくのではないかとも思っておりますので、その様子をしっかり見ていきたいと思っています。
 私は1つ、今、LCCが今度2便目が就航しますけれども、この2便目が就航すると、九州の中でも福岡、北九州、鹿児島に次いで4番目に国際線の便数が多い空港になっていきますし、まだまだこのLCCについては伸びる余地があると思っています。ほかのいろんな国々の航空需要を見ていると、LCCの占める割合が大体3割とか、国によっては4割ぐらいのところもありますけど、我が国はまだそこまで至っていません。そうしたことを考えるときに、LCCのメッカとしてのエアポートを目指すというのも1つはあるんだろうと思っています。
 それともう1つは、なかなか難しい部分があるんですけれども、貨物というものについても、今、いろいろ厳しい状況ではありますけれども、私は可能性があると思っていまして、旅客というのはある一定の人口の集積がないと難しい部分もありますけど、貨物は人がいなくても運べるという要素もあるんではないかと、そう思って、夜間の貨物便などをスタートさせたわけであります。
 現時点では、なかなか思ったように荷が伸びていないという状況もありますけれども、将来的な可能性を考えたときには、そういうLCCや貨物のハブにしていくという方向もあるのではなかろうかと思っています。

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