質疑応答:ドール展関連
○時事通信
ちょっとやわらかい話なんですけど、先ほどのドール展の話なんですけれども、なぜドール展なのかという意義づけですね。文化・スポーツ部になったからこそできたことだと思うんですけれども、このドール展って何の意義があるのかということを教えていただけますか。 ○知事 ありがとうございます。いろんな博物館や美術館でのイベントがありますけれども、これまでこうしたイベントに参加していただけるのは、もともと美術や文化というものに関心のある人に限られていたというか、それを広げようという努力はしていたんですけれども、なかなか足を運んでいただくことができなかったという課題がありました。その課題については、私は文化・スポーツ部の人たちと幾度となくいろいろ議論をしていました。そういう中で、文化・スポーツ部の中で職員が議論をし、あるいはいろんな人に意見を聞いていく中で、博物館や美術館に足を運ぶきっかけとして、純粋な文化というものではなく、伝統的な芸術文化というものではなく、コンテンポラリーな形での生活文化に近いもの、あるいはサブカルチャーに近いものをやっていくことで、美術館や博物館をより身近に感じてもらう、そういったものに足を向けるというくせをつけてもらうきっかけをつくったらいいんじゃないか、こういう議論になったということでございました。 私は今回のことを大変うれしく思っているのは、これは私が探してきたわけでも何でもなく、職員が自分たちで企画書を書いて、関係の会社に持っていき、関係の会社からいろんな前向きなポジティブなアドバイスをいただいて、ほかに例のないようなこういったものができるようになったということであります。こうしたことで、私がぜひ実現したいと思っているのは、これまで美術館や博物館に足が向かなかった人たちに来ていただくということであります。そうすることによって、何か縁遠いものと思っておられた美術館や博物館を身近に感じていただいて、その後のいろんなイベントにも来ていただけるという効果を生むことになるのではないかと思っています。
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