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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:国際リニアコライダー(ILC)関連

○佐賀新聞
 ILCに関してなんですが、立地評価会議が今、どういう段階にあるのか、もしご存じならということと、誘致実現のために今後どういうプロセスを経ることになるのか。
○知事
 ILCについて、立地評価会議では既に、今この時点で申し上げれば、私、結果は聞いていませんけど、何らかの形で答えを出しているんではないかと思っています。もともと7月いっぱいぐらいまでに出す予定で作業をしていましたので、それの何か作業が遅れているということは聞いておりませんので、出ているんではないと思っておりますけれども、全くわかりません。ただ、日本学術会議の議論の様子を踏まえるということでございまして、学術会議の次回の会合がたしか8月の上旬に行われると聞いておりますので、一般的に常識的に考えれば、日本学術会議でこのILCプロジェクトの有用性、必要性などについて一定の方向で取りまとめが行われた上で、ILCの立地評価会議としてどこのサイトが適当という答えが出るんだろうと思っています。
 全くわかりませんが、8月中にはいくら何でも出るのかなという気持ちでおります。
 それで、それを実現していくために今、何をすべきかということでございますけれども、もう結論は多分出ているんでしょうから、しかも立地の評価については極めてアカデミックに、技術的観点から行いますということを繰り返しおっしゃっておられますので、何か私どもが要請活動をした、あるいは署名を持っていったということで結論が変わるということはないんだろうと思っておりまして、今我々がやらなくてはいけないことというのは、ILCが仮に脊振に立地することになったときに何をやっていかなければいけないのかということについて、頭の体操っぽい部分もありますけれども、そういったことについてよりリアリティーを持って検討を進めていくことではないかと思っております。

○佐賀新聞
 岩手県側がふさわしいという結論が出た場合は、佐賀県としてはもう誘致活動そのものは中止ということにせざるを得ないということですか。
○知事
 そうですね。どちらになったとしても、そこはやっぱり恨みっこなしにしないといけないだろうと思っております。ただ、私どももこれまで皆さんたちと一緒にやってきたという気持ちがありますので、なぜ岩手のほうが望ましかったのかということについてはご説明をお願いしたいと思いますけれども、その結果がなるほどということに、恐らく学術的に考えてこうだということであれば、それは受け入れて、そっちのほうを応援していかなくてはいけないんだろうなと思っています。
 結果がどうなるにしても、せっかくこうして基礎科学とか学術というものについて県民の関心も高くなったところでもございますので、こうしたことについてのいろんな取り組みはこれからも続けていきたいと思っています。

○時事通信
 ILCに関連してなんですけれども、当初の予算のほうでも時期がずれていっているので、多分いろいろ何をすべきか考えていらっしゃると思うんですけれども、今までやってきている周知活動、広報活動みたいなことに加えて何か通るんだとしたらやりたいということがあれば教えてください。
○知事
 候補になったら、やりたいことは大きく分けて2つあって、1つは、具体的にILCのプロジェクトというものをもっと詰めたものにしていかなくてはいけません。その詰める作業は基本的には学者グループがされていくわけですけれども、我々は地元としてもっともっと詰めた議論、本当に何が必要なのかとか、そういったところをしっかりやっていかなくてはいけないと思っています。
 それともう1つは、これは佐賀県及び福岡県だけで自治体としてやるべきことかどうかわかりませんけれども、こういう大きなビッグサイエンスの研究所ができるということについて、県民はもちろんのことでありますけれども、多くの方々の理解を得ることを大事にしていかなくてはいけないと思っています。単にどこかぼーんと大きな研究所が来ますということじゃなくて、こういったことを契機にしてサイエンスに関心を持つ若い人や大人を増やしていくということをネーションワイドというか、日本全国に広げていきたいと私は思っているので、その中身を詰めていく作業と理解を広げていく作業の2つが求められるのかなと思っています。

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