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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:国際リニアコライダー(ILC)関連

○時事通信
 23日に発表されるILCの候補地のことなんですけれど、今のご心境、どきどきしている、わくわくしているなのか、ちょっと拍子抜けしているのか、お聞かせいただけますか。
○知事
 それは本当にどきどきですね。今おまえは何を知っているのかと言われると、本当にわからないんですよ。この間、東北側の人と話をしたんだけど、お互いに疑心暗鬼になっている感じで、何か九州に決まっているといううわさがあるよとかって言われたりとか、こっちはいやいや最初から東北ありきじゃないかというふうな声もあるぞとかという感じで、やっぱり一生懸命双方ともやったという気持ちはあるんですけど、結果的には判定協議なので、もう待つしかないなという感じでどきどきしています。
 そうですね、本当に、何か今までこの仕事を、私がこの仕事を始めてから11年目なんですけど、余りこういう気持ちになったことはないという初めての気持ちを経験しています。
○読売新聞
 関連なんですが、23日は知事はどちらで結果をお待ちになるんでしょうか。たしかユーストリームで実況中継されるという話もあって……。
○知事
 だから、ユーストリームでやるので、どこかで見ようと思っています。で、こそっと見るのか、何かみんなで見るのかというのを今検討中で、だから、余り大きなところで見て、がっかりだったら、がっかりだよなという気もするし、でも同じような気持ちを共有できるというのは非常に意味があることかなとも思っていまして、いずれにしろ、一番小さなイメージで言うと、どこかの会議室で何人かの担当の職員と一緒に見るという格好かなと思っていまして、それであっても、メディアの皆さん方にはその様子は見ていただけるような格好にしようと思っています。もうちょっと大きくやったほうがいい、例えば、今まで一緒にやってきてくれた経済界の人たちもいっぱいいらっしゃって、同じような気持ちだと思うので、そういう方たちが、いや、俺たちも一緒にというお話があれば、またそういったことも考えなきゃいけないかなとも思っていますが、いずれにしても、ユーストリームで見たいと思っています。
○佐賀新聞
 すみません、関連ですけれども、先日、きのうでしたかね、研究者グループが説明会ですね、議論の説明会をやったかと思うんですが、意見は割れなかったと。ある程度…
○知事
 意見が割れなかったというのは…
○佐賀新聞
 甲乙つけがたいという感じではなくて、ある程度研究者の中では意見は一致したという内容だったかと思うんですが、内容的にはですね。きのうの説明会を聞いての、まずもって受けとめをお願いします。
○知事
 余りここでこうじゃないかというのが何か、いや結果は出ているんでしょうけど、いろんなことを考えてしまってですね、結果がよかったときのことを前提にして、いろんな準備をしておくと、そういう準備をしておいたから逆によくなかったんじゃないかとか、先走って。むしろ、そうじゃない結果になるというときのほうをいろいろ想定していたほうがいいんじゃないかとか、いろいろ考えてしまって、何かここで脊振じゃないかとかいうことを言うと、逆にそれがマイナスになるような気もしてという感じなんですけれども、私もきのうの様子、担当のほうから報告を受けましたけれども、大変ありがたいなという印象を持っています。というのは、それは私たち政治とか行政の世界とは全く違う形で、学問的に学者の中で議論をしていただいたんだろうなと思います。その結果がどっちになるかわかりませんけれども、ある結果になったということをきのうお話になったんだろうなと思っていますので、その意味においては、しっかり議論をしていただいた結果が気持ちよく出たんだなという印象を今のところ受けています。
○佐賀新聞
 関連なんですけれども、学術会議のほうでは、二、三年かけて国も入って誘致の是非を判断すべきだという判断が出されました。この判断に対してはどういう感想をお持ちですか。
○知事
 もうありがたいと思っています。これだけの大きな規模のプロジェクトをやるということになるので、簡単には国としても決められないと思いますし、我が国の学会の中でもどういう取り扱いをするのかということについてしっかり議論をしていただかなくちゃなりません。そのことをずっと求めていたんですね、我々は。日本学術会議で議論をしてくれということを。それまでは、いや、その価値すらないみたいな話だったんです。ようやく今ここでしっかりと議論をしていただける場にやっと着くことができました。その議論を踏まえて、じゃ、意味づけをどうするのか。そして、また実際にやるとしたときに財源確保をどうしていくのか、こうしたことを含めてある程度の整理ができていかないと、国としても、じゃ、やりましょうという判断ができないと思うので、その意味で、数年かかってもいいと思いますけれども、学術会議の中でしっかり議論をしていただくということになったのはありがたいと思っています。

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