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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:ロコモティブシンドローム予防の新たな取組を始めます

 私からの発表項目、最後になりますが、ロコモティブ・シンドローム予防の新たな取り組みをスタートさせます。
 ロコモというのは、運動器のことでありまして、ロコモティブ・シンドロームというのは骨とか関節とか筋肉などが動かなくなるような状態のことを言うとご理解いただければと思います。そして、これがなぜ大事なのかというと、介護を受ける5人に1人は、実はこのロコモティブ・シンドローム、つまり運動器の疾患が原因になっているということなんです。
 逆に言えば、この運動器の疾患を減らすことができれば、運動器の機能が正常に働くということになれば介護を受ける方の数を減らすことにもつながっていくのではないかと、こう考えているということなんです。
 こちらに厚生労働省の調査で、これは介護を受ける人たちがなぜ介護を受けるようになったのかという統計調査がありますけれども、そこの中で、例えば、脳卒中が21.5%とか、認知症が15.3%とかあるわけですけれども、骨折・転倒が10%、関節疾患が10%と、合計20%が実はこの運動器の疾患が原因で介護を受けるようになっておられるんですね。
 ということで、これを減らしていけば介護も要介護になる人も減っていくということで、私どもはロコモティブ・シンドロームというものの予防に力を入れてきました。
 このロコモティブ・シンドロームという言葉を知っていますかという調査を行っていたところ、平成24年度の調査では、大体15%弱ぐらいの人しかご存じなかったわけでありますけれども、これを最終的に、中間値としては平成29年までは6割、平成34年には8割まで持っていきたいと思っております。
 これまではシンポジウムをやったり、テレビのコマーシャルをやったり、あとはロコモティブ・シンドロームのトレーニング、ロコトレバージョンという体操の企画を行ったりしていました。
 これからは、こういうぱっとわかりやすいキャッチコピーとロゴを使った活動を展開していきます。この「ロコモ」とあって、ここにちょっとシニアの方が座っておられる感じで、腰、ひざにちょっと注目が浴びるような感じで、「STOP!」ということで、「知ろう、防ごう、はじめよう! ロコモアクション・さが」という、このキャッチコピーとロゴが一緒になったものをこれから展開してまいります。
 また、ロコモ予防のカード、これは毎月内容が変わっていくんですけれども、きょう何をしましたかという形でそれぞれ県民の方に取り組みをいただくためのカードを準備しようと思っております。
 こうしたことについては、毎月協賛企業にお願いをして、協力をしていただこうと思っています。
 このロコモ予防カードは、40歳以上の県民の方でございまして、半年間やってみようということで考えています。配布に協力していただくのは、食生活改善推進員の方、あと株式会社ミズ様、日本整形外科学会会員の整形外科医院では窓口で配布をしていただきますし、市町、あと県の各保健福祉事務所や元気ひろばなどでも配布をいたします。
 こうしたことを通じて、このロコモカードをずっと書いていただくといろんなものが当たるということで景品をつけようと思っております。その景品の協賛企業が10月については佐賀グリコ乳業様、九州グリコ様、株式会社みのはら様、株式会社ヤクルト佐賀工場様ということになっていまして、抽選で600名の方にグリコ牛乳の宅配サービスやグリコの商品などを進呈する予定になっています。景品や抽選の数は、毎月変わります。
 こうしたことをしていくことによって、県民の方々にロコモティブ・シンドロームについて関心を持って実際に行動していただくことを目指していきたいと思っています。
 私からは以上でございます。

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