質疑応答:有明海沿岸道路への太陽光発電設備の設置・運営に関する事業者募集関連
○朝日新聞
道路への太陽光パネルの設置の発表をいただいた件ですけれども、太陽光の設置というと、廃校とか空き地とかそういったところをこれまで利用されてきたと思うんですけれども、今回、道路に太陽光を設置する事業者にとってのメリットというか、そういったものは、県のほうでどういったふうに事業者に対してはアピールとか進めるおつもりがあるのでしょうか。 ○知事 わかりました。今回の場所も、ある意味空き地なんですね。道路の中で、何か使われている場所であれば、それを太陽光にするということを考えているわけではなくて、法面なんかは今何にも使われていないわけですね。ここは、本来道路としての本来的な目的以外には使ってはいけないというのが道路構造令とか道路法の世界の約束事だったんですね。それを、再生可能エネルギーのためであれば使ってもいいですよと政令が改正されたので使えるようになりましたということなんです。 事業者側のメリットとしては、今、非常に単価が高いわけですので、今年度とか来年度ぐらいであれば、いい場所があれば、そこに太陽光の事業をすれば、これはほとんどの場合、かなり利益が出るという判断ができるわけですね。だから、いい場所があればやりたいというご相談は、私どものところにたくさん来ておりました。その意味では、今回この場所を提供しますということによって関心を持っていただける事業者さんはたくさんいらっしゃると思っています。 一方で、斜めになっていますので、平地につくるよりは効率がちょっと悪いんですよ。ということがあるので、本当に自分たちの持っている技術で太陽光パネルを設置して果たして、要するに今年度、あるいは来年度の単価でできるのかどうかということについては、それは技術の部分もかかわりがあるので、それぞれの事業者によって判断されるかもしれません。 我々にとってのメリットは、1つは、再生可能エネルギーのいわばショーケースになるということがいいと思ってるのとあわせて、さっきも申し上げましたが、もともとそこが空いているので、年間、何百万円かコストがかかっているんですよ、維持管理コストが。数百万円ぐらいかかっていて、今回これを丸ごと借りていただければ、そこの部分の維持管理コストがゼロになります。というところが非常に大きいなと思っていまして、アピールになるということとコストがゼロになるということで、かかっていた費用がなくなるということだけでも効果があるなと思っているところです。
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