質疑応答:原子力防災訓練関連
○朝日新聞
この発表事項とはちょっと外れますけれども、先日、川内原発のほうで国の原子力防災訓練がありました。佐賀県のほうでは11月30日ですかね、3県連携した形での防災訓練をされるということが発表になりましたけれども、国の川内原発の防災訓練を見た上でどういったところが佐賀県のほうに生かせるかとか、そういった点は何か今のところ考えていらっしゃいますでしょうか。 ○知事 今回、川内原発で行われた国主催のものと我々がやるものと、ちょっとやろうとしている内容が違うというので、ストレートに使えることと使えないこととあるんですが、まず行った人間の報告の感想から聞くと、情報収集についてのスピード感が今までと違っていたという印象を受けておりました。以前は、何か決まったことを受け取って、それを流すみたいな感じのところだったのが、川内の訓練の様子を見ていると、自分たちで情報を集めてそれを共有していくということがかなり印象的だったという話をしました。 具体的に言うと、例えば、今までだったらある物事を決めて、決めたことを伝えるときに、例えばテレビ会議を使って伝えていくということがあったようなんですけれども、今回の様子を見ていると、テレビ会議で今議論をしている様子を共有できている。そういうことで、情報が行くタイミングというものが以前と違ってきているというふうな印象を持っておりました。今回の我々の原子力防災訓練は、このオフサイトセンターは使わずに、今県境を越えた避難をどうするかとか、そこが今議論になっているので、今回は避難を中心にした訓練をやっていきますので、そこの部分はオフサイトセンター等の動きについてはそのまますぐ使えるというわけではないんですが、来年はこういったことに気をつけて、来年はオフサイトセンターを使ってやろうねという話をしていますし、その意味では、やっぱり3.11と前と後ではそういう情報の共有の部分、あるいは環境省の副大臣が現場に到着するまでの時間にしても、以前よりは短縮されているという印象を参加者職員は持って帰ってきているようです。
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