質疑応答:環太平洋パートナーシップ協定(TPP)関連
○佐賀新聞
すみません、1点だけ。TPPの問題ですけれども、自民党内でとりあえず重要5品目って、以前は5品目と言っていたかと思いますが、5項目という言い方に変えまして、細分化して品目ごとにちょっと検討を始めようやというような合意がされたかと思うんですけれども、こういうような自民党内の動きを含めて知事の受けとめをお願いしたいんですが。 ○知事 大体政府が甘利担当大臣先頭にやっているときに、自民党のほうからこういう声が出たというのはちょっと意外でありました。基本的に今は政府に一元化して議論をしているところですので、政府において真剣な議論と検討をお願いしたいと思っています。 やっぱり政治の世界ですから、政府のほうで言えないからということで、あるいは自民党側からそういう声が出ているのかもしれませんが、この場でも何度も申し上げているように、総理は繰り返し国益に反することはしないと。そして、それが最大限になるようにしっかり最善の努力をしていくということを言われていますから、それに違わない結論を出していただければと思っています。 交渉は、途中ではいろいろあると思います。でも、その結果を見たときに、それが国民に対して説明できるものであるのかどうかということが、ある意味全てであろうと思っております。選挙のときにご発言されたこと、そして、総理が常々おっしゃっておられることに沿った形で結論を得ていただければということに尽きるかと思います。 ○佐賀新聞 ちょっと聞きたかったのは、品目ごとに、例えば、都道府県で影響額が違ってくると思うんですよね。例えば、佐賀県にとってこの品目がちょっときついよねとか、そういう洗い出しを庁内で指示を既に出されたとか、そういうのがあればと。 ○知事 いやいや、それはありません。今回のご発言がどれだけ、どういう根拠で誰かの委任を受けてお話しになったのかということもよく確認できないと思っているところでございまして、それをもとにして現在、庁内に何かを具体的に指示をしているということはございません。 ただ、言っているのは、情報がなかなか出てこない中ではありますけれども、本当に年内の大筋合意というものに向けて、実際にできるのかどうかということも含めて、より情報戦の部分はあると思うので、しっかり情報収集をするようにということは指示してあります。
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