配布資料:有田焼創業400年事業が本格始動します
県では、「有田焼創業400年事業」として、これから4年間かけて取り組んでいく事業の大きな方向性(市場開拓、産業基盤整備、情報発信)について、本年9月3日に「佐賀県プラン」を策定し、10月7日には事業の実行組織として、「佐賀県有田焼創業400年事業実行委員会」を設立しました。 これからは、本事業を本格的に始動させ、下記の主要プロジェクトを皮切りに、“世界の有田焼”を実現するために一丸となって取り組んでいきます。 Ⅰ メゾン・エ・オブジェ出展プロジェクト(海外市場の開拓) 1 目的 海外市場の開拓に向けた、欧州でのリブランディングのため、新たな有 田焼を開発し、フランス・パリで開催される国際見本市「メゾン・エ・オ ブジェ」に出展する。 2 事業概要 ・ 欧州での国際見本市に豊富な出展経験を持つデザイナーである奥山清 行氏をプロデューサーに迎え、欧州のライフスタイルにマッチしたもの や欧州のデザインを取り入れたものなど、新しい有田焼を開発する。 ・ バイヤー等とのビジネスマッチングによる欧州での新たな販路(販売 チャネル)開拓を目指して、3年連続で「メゾン・エ・オブジェ」に出 展を行う。 3 キックオフセレモニー及びセミナーの概要 (1)趣旨 「メゾン・エ・オブジェ出展プロジェクト」のキックオフセレモニー 及びセミナーを開催し、本プロジェクトの始動を広く発信するとともに、 本プロジェクトへの関係者の積極的な参画を促す。 (2)日時 平成25年10月22日(火曜日) 18時15分から21時30分 (3)場所 チャイナ・オン・ザ・パーク 忠次館 (1900年パリ万国博覧会で金賞受賞した大花瓶を収蔵・展示) (4)内容 1)キックオフ セレモニー スタートアップ宣言、プロデューサーへの委嘱状交付 など 2)キックオフセミナー <登壇者> 奥山清行氏(本プロジェクトのプロデューサー) 下川一哉氏(日経デザイン編集長) 3)交流会 奥山氏、下川氏を囲んでの交流会 4)参加予定者 伊万里・有田焼事業者など関係者 100名程度 Ⅱ オランダとの連携等による「プラットフォーム」の形成(人材集積・育成) 1 目的 海外でも評価され、必要とされる有田焼を提供し続けるため、その基盤 として、海外のクリエイターが集積する「プラットフォーム」を形成する。 2 事業概要 ・ 有田焼創業400年事業を推進する佐賀県と、「ダッチデザイン」で世 界のデザインの中心的な存在であり、歴史的にも有田焼との繋がりが深 いオランダ王国が手を組み、ものづくりとデザインが交わる「プラット フォーム」を創り、それを世界に発信していくことで合意し、連携協定 を締結する。 ・ 佐賀県では、オランダ王国大使館との連携協定を機に、オランダ人デ ザイナーの招聘、産地内技術者等の派遣、教育機関相互の連携など、相 互交流を推進する。 3 連携協定締結式の概要 (1)趣旨 佐賀県とオランダ王国大使館との連携協定について、プレス発表し、 締結式を行うとともに、クリエイター等の集積する「プラットフォーム」 形成に向けて交流レセプションを行う。 (2)日時 平成25年11月1日(金曜日) (第1部)プレス発表・連携協定締結式 10時30分から13時 (第2部)デザイン交流レセプション 19時から21時 (3)場所 オランダ王国大使公邸 (4)内容 (第1部)プレス発表・連携協定締結式 ・ 佐賀県とオランダ大使館との共同プロジェクト説明 ・ 連携協定締結式 など <参加予定者> マスコミ、大使館・佐賀県関係者 80名程度 (第2部)デザイン交流レセプション 「オランダと日本のデザイン、クリエイティブにまつわる話をする場」、 「新しい出会いやコミュニケーションが起こる場」 「来場する有識者に、有田焼と400年事業、オランダデザインをアピ ールし、未来のために繋がる場」を演出。 <参加予定者> マスコミ、デザイナ−、大使館・佐賀県関係者など 150名程度 Ⅲ 世界トップシェフとのコラボによるフランスでのPR(海外市場の開拓) 1 目的 ・ 世界トップシェフの高級レストランにおいて、一定期間、有田焼を 使用してもらい、洋食器としての認知度・評価の向上を図る。 ・ 併せて、“世界トップシェフの高級レストランで使用された食器” として、有田焼をPRし、海外での市場開拓につなげる。 2 プロジェクト 【第1弾】フランスのプレス関係者等へのPR (1)事業概要 農林水産省が主催する「日本食文化普及キャンペーン事業」と連携し、 世界トップシェフであるアラン・デュカス氏のプロデュースのもと、日 仏のトップシェフのコラボにより、有田焼に日本の食材を組み合わせた 料理を創作し、フランスのプレス関係者等に提供する。 (2)期日 平成25年11月6日(水曜日) 17時から20時 (3)場所 フランス/パリ 「エコール・ド・キュイジーヌ・アラン・デュカス」 (アラン・デュカス・エンタープライズが経営するプロ向け料理教室) (4)参加予定者 フランスのプレス関係者等 100名 (5)佐賀県の取組 ・ 有田焼の提供 (欧州向けに開発した業務用食器の中から、アラン・デュカス氏が 7種類をセレクト) ・ 佐賀県産の食材の提供 ・ 古川知事のビデオメッセージ 【第2弾】フランス(パリ)ミシュラン星付きレストランでのPR 経済産業省が主催する事業と連携し、アラン・デュカス氏がフランス のパリで営むミシュラン星付きレストラン『ジュール・ヴェルヌ』にお いて、平成26年1月の10日間程度、有田焼を使用してもらう。 |