質疑応答:減反(米の生産調整)関連
○共同通信
それと、今さっきちょっと話が出た減反、生産調整の話をしたいんですけど、佐賀県は減反の開始以降ずっと目標を守ってきたと思うんですけど、生産調整の見直しについて佐賀県としてはどのように考えていらっしゃるのか教えてください。 ○知事 その生産調整について、これまで非常に協力をしてきましたし、また、農業の効率化という面においても、この佐賀県というのは非常に優秀な県で、お米をつくる単位当たりの生産費というのは、北海道を別に考えれば、46の都府県の中では最も低い生産費なわけですね。非常に、何かある意味、農政の優等生であったと思うんです。 このように、国の政策をしっかりやってきた地域がどうやって農業をやっていったらいいのかわからないようになることだけは、まず避けていただきたいと。時代によって農業政策が変わっていくことは必要なことでもありますし、やむを得ないこととも思っております。ただ、そのときに、こういうやり方でやっていってもらえれば、農家も農村も安心して、これからも住み続けることができるし、発展もすることができるとメッセージをしっかり出していただきたいと思うんですね。 今回はどうしても、もう国際化の中での農業ということをイメージしなければならない、そういう中で、主食用の米から、そうでないものにやっぱりシフトを強めていかなくてはいけないということも十分理解できるところであります。我々はそのときに、やっぱり佐賀県として、じゃ、これから何をやっていけばいいのかということについて、我々なりにいろいろ検討をし、また、提案もしていかなければいけないと思っています。 いずれにしても、ただ単に生産調整を強化し、その主食用の米の作付を減らすということを目的にするのではなくて、その結果として、農業や農家の人たちがどうやって暮らしていくのかということについて明確なイメージを出していただけるように、国に対してお願いをしたいと思っています。
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