質疑応答:県税収入関連
○時事通信
11月補正では、県税が結構、法人譲与税とか伸びていたような気がするんですけれども、アベノミクスだとかの関係で何らか影響あったのかななんて思いながら見ていたんですが、知事は県税収入とかの伸びというのはどのように見ていらっしゃいますか。 ○知事 私もそれにちょっと興味を持って中身を見ていたんですが、はっきりとこれがアベノミクス効果だというところではありませんでした。 というのは、石田さんさんよくご存じのように、地方税の場合は法人二税、特に法人住民税の場合には、まず国税である法人税の税額が確定をして、それを課税標準としてかけていくことになりますので、その企業の業績がおくれて反映されてくるんですね。その前の部分、定期的にいけば遅行指標に近い感じの部分があるものですから、今の経済情勢全体を反映させているということにならないなと思っています。 今回増えている理由の部分は、技術的な要素というか、前回納めた金額が少な過ぎたので今回調整をしたとか、そういったところによるものが多かったという理解をしています。 ただ、これから来年度に向けていくらぐらいの伸びを見込むかということを税制改正を受けてやっていかないといけませんが、全般的な状況でいうと、やはり去年よりはよくなるだろうと。これはまだ税制改正の影響を全く見込んでいませんが、生の経済の感じでいうと、そういう感じはしています。 一つは、やはり企業のマインドといいますか、DIみたいなやつを見ていても、九州全体の企業のDI感も二十数年振りぐらいにマイナスがプラスに転じているという要素などもありますし、自動車関連などは、やはり円安もあって非常に輸出関係では好調といったところもあると理解をしています。 ということで、あと数カ月後になりますけれども、来年の予算のときには、もう少し景気の様子が見えてくるのではなかろうかと思っています。
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