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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:原発関連

○読売新聞
 すみません、玄海原発の絡みなんですけれども、どうも安全審査が大詰めを迎えていて、かなり早い時期に審査の判断が出るのではないかというような見通しもあるようですが、県として今、安全審査の進捗状況とか、把握しているもので構わないので教えていただければということと、その認識を受けて、取り組みについてこれまでおっしゃっているものと変えなきゃいけないこととかあるのかどうか、教えていただければ。
○知事
 まず、どういう状況、どういう段階、もう最終に近いのかどうかとか、もう一山あるのかということについては、私のところには来ておりませんで、前々から申し上げているように、我々として早くしてほしいとか、ゆっくりやってほしいとかいうことはなく、あくまでも原子力規制庁、そして規制委員会として、必要な仕事をしっかりやっていただきたいということに尽きろうかと思っております。
 ですので、今の段階で我々が何か変えなくちゃいけないとか、そういうところにはないと思っています。
○読売新聞
 関連で毎回聞いてはいるんですけれども、医療機関と福祉施設の半径30キロ圏内の避難計画がなかなかまだ進んでいないように見えるんですけれども、鹿児島なんか半径5キロ圏内を優先的に行政が中心になってつくっているようなんですが、今現在、できていない状況が続くと再稼働の議論にも影響を与えかねないんじゃないかなという感じもするんですけれども、そこは何かお考えはあるでしょうか。
○知事
 今の段階で、何か原子力防災とか原子力関係の事故があったときに十分な対応ができないのかと言われれば、そういうことはないだろうと思っているんですね。これは3.11の事故が起きて、応急対策としての計画をつくりました。そして、その後、新しく示された防災の基準に基づいて、地域防災計画をつくっています。それらを活用していくことによって対応は可能だと思っています。
 ただ一方で、それをさらによりスピーディーに行っていくために、十分に行っていくためにやろうとしてお願いしているのが、それぞれ半径何キロ以内と言われているところの医療機関、福祉施設における計画だと思っていますので、今の段階でできていないという認識には、まず私どもは立っておりません。それをさらに十分なものにしていくために必要な事柄をやっていこうということで、100%を120%にするとか、そういうレベルでの話だろうと思っております。
 これらについては、例えば、必要な資機材が足りないという声もありますので、そうした部分については県としてもきちんと予算をつくっていって、事業をつくっていって対応していくということもやっていきたいと思っておりますし、何よりそれぞれの医療機関や設置者においてこれをなるだけ早くつくらなくてはいけないという問題意識を持っていただくのが何よりだと思っておりますので、これは私どもも重ねてでございますけれども、関係の市や町に対して、これは市や町が中心になって策定をしていくことになっておりますので、その策定の作業にしっかり取り組んでいただくように改めてお願いをしているところでございますが、さらに重ねてチャンスを見つけて申し上げていきたいと思っております。
○西日本新聞
 先ほどの原発に関連してなんですが、原発の必要性のご認識を改めて伺えますでしょうか。ちょっとここ数年間の短期的な必要性と、あと中長期的な原発の必要性についてのご認識をお願いします。
○知事
 原子力発電を含むエネルギーそのものについてどうしていくのかということについては、国のほうでしっかりとした方針を示していただきたいというのが基本的な考え方であります。そういう中で、私はこの原子力発電については、短期的なものとしては必要で、再稼働もしていかなければいけないということは重ねてこの間も申し上げてきたところでございまして、こうした原子力発電が安全性が確認されたものについて動かしていくということは必要だと思っております。それは前々から申し上げているとおりでございます。
 中長期的には、今の原子力発電に依存する依存度は下げていって、ほかのエネルギーで代替できるような基幹的なエネルギーの開発を加速化させるべきだというふうにも思っております。皆様方もご承知のように、佐賀県は既に太陽光発電の住宅用の普及率は全国1位でございますし、きのうも農業関係の方とお話をしておりましたけれども、農地を活用した産業用の太陽光発電の普及率といいますか、そういったものも佐賀県は全国の中でも1位、2位だという話でございました。こうした新しいエネルギーや新しい電力というものについても普及をしていきたいと思っております。
 しかしながら、太陽光発電を基幹的な発電としていくのは、それはもちろん夜もあれば雨の日もありますから、なかなか難しいだろうとも思っておりますので、そういったものではない、例えばバイオマスの発電でありますとか、そういったものについても佐賀県として新しいエネルギーをつくり出していくということに何らかの貢献ができないかということも考えておりまして、それはそれで、このことについても幾度となくお話をさせていただいていると思っております。

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