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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:ミラノ・サローネに有田焼を出展します

 私から最後でございますけれども、ミラノ・サローネに、有田焼を出展いたします。
 ミラノ・サローネというのは、毎年ミラノで開催されている、わかりやすく言えば世界最大規模の国際見本市の一つです。
 家具、キッチン、オフィス系のインテリアデザインが中心であります。この見本市とあわせて、ミラノのまちの中各所で展示会が開かれておりまして、この両方をあわせてミラノ・サローネと呼ばれています。
 世界中のメーカー、デザイナーが一堂に会して、その年のデザイン、トレンドがいち早く発信されるという祭典でございまして、去年のミラノ・サローネのときには、有田焼の窯元と、オランダ人のデザイナー、ショルテン&バーイングスがコラボレーションして出した「1616」という食器が賞をとった。そういうイベントでございます。
 今年は、このミラノ・サローネに毎年出されているステラワークスさんというところから、一緒にやりませんかというオファーがございました。ステラワークスは、また後ほどご説明しますけれども、世界の高級ホテルのファニチャーなどを手がけておられる会社でありまして、拠点は上海です。社長は日本人です。そして、デザイナーはヨーロッパのデザイナーで、上海でつくっています。上海でつくって比較的コストを抑えながら、ヨーロッパのデザインというものを組み合わせて、世界の高級ホテルなどに家具を売っていくというやり方で、今、急成長をしておられるところでございまして、こちらの堀社長という方が有田焼に大変興味を持たれて、既存のものでいいので自分たちが出していくミラノ・サローネに一緒に出さないかというお話があって、今回、出すことにしたものでございます。
 期間は来週4月8日の火曜日からから13日まで、そして、場所はミラノ市街のデザインジャンクションというところになります。
 出展するのは、また後ほど具体的に見ていただきますけれども、ステラワークスの方々に既存の有田焼のものを見ていただいて、これなら自分たちのコンセプトに合うというものをピックアップしていただきました。
 そして、初日4月8日、ヨーロッパの主要、アメリカもありますけれども、主要のプレスに案内をして、結構多くのプレスの人たちに来ていただけるようになりました。そこに私が出かけていきまして、トップセールスを行います。
 それがこれでございまして、4月8日現地時間の午後4時から6時まで、プレスプレビューというプレス向けの発表会を行います。これは有田焼だけじゃなくて、ステラワークス、そのフィーチャリングは有田焼みたいな格好になっています。
 現地時間の18時から22時までの間は、招待者向けの発表会、プライベートビューと呼んでおりますけれども、こうしたものが行われます。大体ヨーロッパを中心にしたプレス、バイヤー、デザイナーが来られるのとあわせて、ミラノにいらっしゃる日本の関係の機関にもご案内をしているところでございます。
 そして、物をよりはっきりとわかっていただくために、大きく3つの取り組みが行われる予定になっています。
 1つは、先方からぜひということで、伝統工芸師による絵付けの実演をやってほしいということでございましたので、これが行われます。実際に有田焼がどうやってつくられていくのかというプロセスを見ていただくということによって、よりいかにハンドメイドというものが価値があるのかということを味わっていただくための実演でございます。
 それと、あとは佐賀の酒と嬉野茶を有田焼で提供いたします。
 さらには、これも先方からぜひということでオファーがございまして、唐津焼や有田焼を使ったティーセレモニー、お茶をご披露することにしておりまして、大体1日に2回ぐらいずつ、最終日まで毎日お茶を提供するようにしております。
 これらはステラワークスのコレクションです。ステラワークスがどういう家具をつくっているのかをイメージしていただくために準備をしました。ばっと見ていただいただけでも、非常にシンプルでありながらも、何か非常に高級感の漂うものをつくっていらっしゃるということをお気づきになろうかと思います。
 そして、それに合わせてということでステラワークスのほうから選んでいただいたのが、これらの有田焼でございまして、合計で百幾つあるんですけれども、例えば、こういう白とかシルバーを基調とした比較的シンプルな感じのもの、これがKIHARAのもので、これがARITA PORCELAIN LAB、これが李荘窯の白金彩の土瓶というものでございます。
 あとは、パターンとして演出できるもの、例えば、これはバリエーションが多い、これは李荘窯の蕎麦猪口なんですけれども、これだけバリエーションがありますので、場がつくりやすいということでこうしたものを持っていかれたり、あと、これはKIHARAのおわん鉢でございますけれども、こうしたものも、種類があるとつくりやすいというものでございます。
 また、源右衛門窯と岩尾對山窯の大きなお皿や花瓶は、これはかなり大きなもので、その場所そのものにどーんという形で据えられて、アイキャッチができるようにしていくということでございまして、一方で、こういうトラディショナルな雰囲気も醸し出しながら、新しい生活に合うもの、こうしたモダンな家具に合うものというものがどれだけ欧州のバイヤーの人たちに理解いただけるのかということに挑戦するというものでございます。
 あとは、参考でございますけれども、ステラワークスとは何かというものでございまして、2011年に世界的高級家具のファクトリーブランドとして上海で設立して、2012年にはミラノ・サローネでこのウォールペーパーという非常に高級感のある雑誌でベスト・ニューブランド賞を受賞しています。
 これまでも西陣織の老舗・細尾とのコラボレーションをしたりとか、こういう日本の伝統工芸とコラボレーションして、世界の新しいお客様にお届けをするということに取り組んでおられるところです。
 以上でございます。

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