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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:熊本県で発生した高病原性鳥インフルエンザに対する佐賀県の現状を報告します

 それでは、定例会見を始めます。
 まず最初に、熊本県で発生した高病原性鳥インフルエンザに対する佐賀県の現状の報告です。
 一言で申し上げれば、県内の全ての養鶏場に立ち入りの調査、あるいは電話による確認を行いましたけれども、異常は確認されませんでしたというものです。
 まずは、事実関係の確認になります。
 4月13日の午前9時30分に、熊本県、もう宮崎県の県境付近になりますけれども、そこのブロイラーの養鶏場において、この高病原性の鳥インフルエンザと思われる、らしきものが出ましたということが公表されました。そして、それを受けまして、法律に従いまして、発生農場から3キロ以内を移動制限、3キロから10キロを搬出、運び出すことの制限区域と設定して、この防疫、約11万羽の殺処分を開始いたしました。
 そして、翌日の午後7時20分に、殺処分の作業が完了しています。ただ、これをもって全て完了したわけではなくて、周りの、この鳥の殺処分以外にも消毒をしなくちゃいけないもの、きちんと埋めなければいけないものがありますから、その作業を引き続き行っておられまして、今のこの時点までに、その作業も含めて完了をしております。
 翌日、4月15日の17時に、茨城県つくば市にあります動物衛生研究所で遺伝子解析が行われて、高病原性鳥インフルエンザに感染した家畜であるということが確定をいたしました。
 この発生を受けて、4月13日に県内3カ所の家畜保健衛生所から、これは佐賀県の対応でございますけれども、全養鶏場などに対して情報提供を行っております。
 そして、その翌日の午前11時に、庁内の連絡会議を開催して、関係課と情報を共有して対応を確認しています。これはすなわち、熊本県における発生の状況、そして対応の状況を情報提供することとあわせて、仮に、佐賀県で起きたときに、それぞれの担当課が何をしなければならないのかということを確認したというものでございます。
 仮にでありますけれども、佐賀県で発生した場合には、全ての養鶏場に対して連絡をすることになります。159農場があります。これを、畜産課の職員だけでやっていたのでは、とても時間がかかってしまいますから、手分けをして連絡をするようにしています。あなたは、どこの農場に連絡することになりますよということを確認をする。あるいは、それぞれの農場において、仮に起きたときにはどこにこの鳥を埋移設するのかという、埋却する場所をどこなのかということの確認をする。あるいは、仮に起きた場合には、どこの道路で消毒を行うのかという消毒ポイントというものを確認する。そういうさまざまな部署が、仮に起きたときに何をしなければいけないのかということについて確認をしたところでございます。
 そして、この熊本県での発生を受けて、4月14日から15日にかけて、家畜保健衛生所が全養鶏場に鳥の健康状態を確認しました。現実に立ち入りを行ったものが23プラス6で29。電話で確認をしたものが130ございまして、合計で159の農場でございますが、全ての農場で異常がないことを確認しておりまして、現時点で、県内にこの高病原性鳥インフルエンザと思われるものが広がってきているという状況ではないと考えているところでございます。
 この件で最後になりますけれども、この鳥インフルエンザについて、佐賀県では、このように起きないようにする工夫と、起きたときの対応状況については常に手順を確認しています。仮に何かあったときにも迅速に、このあらかじめ決められている手順に従って対応をしていきたいと考えています。
 それともう1つ、人は簡単には鳥インフルエンザには感染しませんということを改めて県民の皆様にお伝えをしたいと思っています。
 確かに、世界の広い地域でこの鳥同士の感染というものを確認されていますが、鳥から人への感染は、感染した鳥の体液やふんなどに濃厚に接触した、いわば鳥と一緒に暮らしているとか、生の鳥を自分で解体をしたとかそういったケース、あるいは羽根やふんを吸い込んだケースなどに限られていまして、現在のところ、鳥から人への感染効率は低いと考えられています。ですので、今、一般的な暮らしをしている限りにおいては、このようになる可能性というのはきわめて低いと考えていただいて結構だというのが専門家の見解でありますし、私どももそのように考えています。
 また、感染した鳥の肉や卵が、そのまま市場に流通するということはありませんし、その鶏肉や鶏卵を食べることによって、人に感染したという事例の報告もこれまでにありませんので、出回っている卵や鶏肉については、ぜひそういったことをご了解いただいた上で、安心して手に取っていただければと思っているところでございます。
 ということで、これからも発生しないようにということと、発生した際の迅速な対応に努めていくことにしております。
 これが1点目です。

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