質疑応答:九州新幹線西九州ルート
○朝日新聞
4月20日にフリーゲージの試験走行がありますけれども、これについてどう見ているのかというのと、あとフル規格について、いまだになお熱望する声もあるようですが、それに対する受けとめと、あと知事自身はフリーゲージトレインがいいのか、フル規格がいいのか、どういうふうに考えているかを教えていただきたいと思っております。 ○知事 まず、4月20日に行われるフリーゲージトレインの試験走行についてですけれども、やっとここまで来たという気持ちです。これまでいろんなステージを私自身、研究開発の様子を見てきました。課題もいろいろお伺いしてきましたので、ようやく九州の地で試験走行が行われるということについては、実際に走ることになるのが2022年ですから、もう今2014年ですから、8年しかありませんので、その意味では、これで何とか間に合うのかなという思いに至ったというところでございます。もうできるだけ、試験はしっかりやってもらわないといけませんけれども、いい結果が出ていくことを期待したいと思います。 それと、フリーゲージがいいのか、フル規格がいいのかということについてでございますけれども、現実問題として、フル規格をやろうとしたときには、まず財源があるのかということでございまして、今、ただでさえ北陸や北海道について工期短縮という声が出てきている中、この西九州ルートのほうに、フル規格にするだけの財源を持っていくというのは実際にできるのかなというのは疑問だと思っています。ゼロから議論できるのであれば、どっちがいいのかということを同等に話ができるんだろうと思いますけれども、皆様方に御苦労をおかけして、この現実的な解決方法としてフリーゲージというものがなされておりますから、私は今の段階ではこのフリーゲージしか選びようがないのではないかと思っております。何より2023年には国体と全障スポが控えておりますので、それに間に合うように整備するということを考えたら、フリーゲージでやらないと間に合わないと思っております。その意味で将来の夢として、フル規格ということはもちろん否定するものではありませんけれども、現実の整備計画を考えたときには、フリーゲージで行うというのが私は選ぶべき道ではないかと思っているところでございます。
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