○朝日新聞
　合区とは直接関係ないんですけれども、先日、自民党の代表役員会と総務会があって、衆院選の候補者をどうするかというところで、夏まで先延ばしにするという決定がありました。私が取材したところによると、いまだに知事の動向を気にされる自民党の関係者がいらっしゃって、はっきり言うと、知事に期待する声はまだあるんです。以前、聞かせてはもらいましたけれども、今、改めてそういった期待の声をどういうふうに思っていらっしゃるかというのを伺いたかったんですが。
○知事
　このことについてここで申し上げるのは、基本的には、答えないわけじゃないんですけど、ここは知事としての公務の場なので、政務的なところについてはあまり言及すべきではないのかなと思っているところではあるんですけれども、極めてご関心が高いというところであれば一言申し上げれば、自民党県連において、さまざまな真剣な議論が行われることは承知をいたしております。
　私自身の今後について、まだ決めるという段階に至っておりませんし、４年間という限られた任期の中で次やるとかやらないということを早く決めてしまうと、それは４年間というものを全力投球して県政に立ち向かうというところからするとあまりよくないのではないかとも思っていまして、次の去就については、前回、９月議会のタイミングで公表したり、あるいは前の井本知事のときには大体11月ぐらいに判断をしておられましたので、そういったタイミングを見ながら自分として判断をしていきたいと思っているところでございます。
　そういう自民党県連の中でのさまざまなご議論はあるんだろうと思っておりますけれども、私自身は今の仕事をしっかり毎日やっていくということに今は全力を集中したいと思っているところでございまして、ちょっとあまりはっきりしないお答えで申しわけないんですけれども、今はそういう気持ちでございます。