○読売新聞
　基本的には県教委マターかとも思うんですけれども、タブレット端末導入の滑り出し状況のなんですけれども、うまくダウンロードできない端末があったりとかトラブルが発生しているんですけれども、現状に対するご所見、滑り出しの状況に対するご所見と、もし今後についてこうしていきたいというのがあれば。
○知事
　まず、そうやってダウンロードに不具合が生じているというのは残念だと思いますね。一方で、授業に影響がないのかということが非常に気になるところなんですけれども、全てがダウンロードできないということではもちろんないということと、授業自身はしっかりやれていますというのと、タブレットを使った授業というものもかなりの部分は実現できていますということを教育委員会からは聞いていまして、それはそれでよかったねと思っているところなんですが、何といっても一番注目をされるときにこういうことが起きているということなので、僕は最初の４月の立ち上げが一番大事だよということをずっと言ってきたつもりだし、教育委員会が一生懸命努力されていたのはよくわかります。よくわかるんですけれども、こうしたことが起きてしまったことは大変残念だなと思っています。
　ただ、それで諦めるとか、そういうことではないわけですし、なるべく早くしっかりとした体制を築き上げて、その遅れの分を取り戻していただきたいぐらいの気持ちで、やっぱりこういったものを使った授業ができてよかったとなるようにしていただきたいと思っています。
　これからもこのタブレットを使った取り組みについては、県教委の取り組みに期待していますし、我々としてはしっかり応援をしていきたいと思っています。
○読売新聞
　関連で、今回、タブレット端末の不具合というか、恐らく通信環境の不具合なんじゃないかと思うんですけれども、ただ、伺ってみると、通信環境自体は今現在一番いい環境を整備しているというふうに説明を受けていまして、その件と、あと著作権の問題、今回はＵＳＢで対応されましたけれども、非常に特例的な措置で、通信環境は目いっぱいのものをやっている上に、しかも、著作権の問題も重なって、来年度以降、もしくは今後の授業の中で電子教材を使ったりするやり方が非常に制限されるんじゃないかなという危惧があるんですけれども、その辺は今後の授業に影響はないかという部分で何かお考えのことはあるんでしょうか。
○知事
　著作権の問題があるので、もともとやろうとしていた方式をとることができずに、そういうＵＳＢ対応とか、そういったものにしたというふうに聞いておりまして、その対応がなお、それでも著作権法上問題があるのかどうかということについては、ちょっと私自身承知をしておりません。今、そういうご指摘もありましたので、よく尋ねてみたいと思います。
　基本的には、これを入れていくとき、あるいはソフトを入れるときも含めてですけど、とんでもないことというか、予測していなかったことが起きたわけではなんにもないんですよね。だから、それは何でわからなかったんだろうということに尽きるわけですけど、でも、やっぱり世の中の初めてのことというのは、実際にやってみて初めてわかることというのもあるのも事実なので、今おっしゃった点も含めて、とにかく子供たちに影響が出てこないように、しっかりとなるべく早く対応するように改めて教育委員会とも話をしたいと思います。