TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:「子育て同盟サミットinながの」が開催されました

 2点目がご報告で、先日、「子育て同盟サミットinながの」が開催されました。大きく3点ございます。
 まず、子育て同盟とは何かというところからお話をさせていただきます。
 少子化問題に危機感を持った知事の集まりが子育て同盟で、合計11人います。これが今回のメンバーでありますが、次のページで、ちょっと見にくいんですけれども、発足は去年の4月9日で、安倍総理大臣のところを訪問して、総理からも激励の言葉をいただきました。総理、森大臣と一緒になって、少子化対策や子育てに対する政策の充実について、国に対する提言やそれぞれの地域で実践していくということを目指しています。
 これまでの活動の成果としては、地域少子化対策強化交付金、この交付金の成立というものを達成することができました。
 この中で、例えば、三重県の鈴木英敬知事は、この子育て同盟の中から出ていって、国の少子化(危機突破)タスクフォースチームの知事側の代表としていろんな発言をしていただいています。また、高知県の尾﨑知事は、これは知事会の中の少子化問題の担当委員会の委員長として活躍をしていただいています。このように、いろんな知事がそれぞれの立場で活躍をしているというのが子育て同盟で、既に「はぐくみポータルサイト」という情報発信も始めているところであります。
 その第2回目のサミットが先日、長野県松本市で行われまして、森まさこ大臣にもご参加をいただきました。
 そこでは、助産院「ばぶばぶ」の院長、小林寿子さんという方にご講演いただいて、この方は10人の子供を育てられている現役の主婦であり、かつ助産師の方でいらっしゃいます。
 この方のメッセージは、子育てはあまり難しく考えることなくて、楽しいし、めっちゃ楽や。たくさんのお母さんにこのことを伝えたいという、これは楽というか、楽しいという感じだったと思いますけれども、そういうあまり悩まずに子育てしていこうよというメッセージを伝えていただいた方でございます。この方の講演が終わった後、それを受ける形で、各県知事と森大臣、講師による子育ての議論を行っていきました。
 私からは、少子化は慢性疾患だから、体質改善のために長時間の労働というのが要るというような話、あるいは対症療法的ないろんな施策も必要なんだというふうなお話をさせていただいたところでございます。
 ということで、そういう話を受けて、「ながの子育て声明」を採択しました。「〜極点社会を反転!〜」とサブタイトルをつけてありまして、まさに今、増田ショックと言われているように、人口がどんどん減っていくと、いろんな地域に人がいなくなってしまう。そういう極点社会を何とか逆の動きにしていかなければいけないという思いから書かれたものでございます。
 そのために、大きく3点必要だということを我々は訴えました。
 1つが結婚です。これまで子育て支援、少子化対策というと、どうしても生まれた子どもに対する支援や、子どものある家庭の経済的負担の軽減というものがメインでありました。しかしながら、そもそも結婚をしなくなるということが少子化の根本的な原因だということを考えると、結婚とか出会いということについても、しっかりと我々がやっていくことが必要だと私たちは考えています。そのことをもう一遍取り戻そうというか、思い出そうということで「結婚しよう」。そして、「子育てしよう!大好きだから。」というのは、まさにその子育ての支援に対する充実のことであります。
 そして移住というのは、その増田論文の中でも、地方から東京にどんどん人が移っていくということが極点社会化に弾みをつけている話がございましたけれども、そうじゃなくて、子育ての環境をしやすいところにもっと移り住んでいこう、そういったメッセージを込めてこの3つを宣言として採択いたしました。
 また、国への提言・要望では、財源確保、交付金の充実、子育て環境の整備などなどについて提言をしたところでございます。
 そして、このサミットの中で新たな取り組みもいくつか採択されましたが、まず1つは、子育てを応援している企業の表彰です。平成26年度「子育て応援企業」として長野県の最優秀賞がシナノケンシ株式会社。優秀子育て応援企業賞が(三重県の)万協製薬と広島県の株式会社サタケを表彰したところでございますし、そのほか、佐賀県の企業も含むいくつかの企業、佐賀県の場合は株式会社ミズさんが、子育てをしている従業員の方や、そういったことで相談に見えているお客さまに非常に優しいということで賞を受けられたところでございます。
 また、子育て同盟として、協働でやっていく取り組みとして、今年から毎月19日を「出会い・育児の日」、「いくじ」ということで「19」ということなんですけど、というふうにしようということを決めました。それで、毎月19日を啓発活動の日にしていって、出会いとか育児についての皆さんの関心を高めていこうということになりました。それを受けて佐賀県では、ホームページや広報誌などで婚活や子育ての参画を、この19日ということを意識していきながら呼びかけることにしたいと思います。
 またあわせて、10月19日には、その象徴的なイベントとして、婚活や子育てに関する応援事業を開催していこうと考えているところでございます。
 毎月19日は、子育て同盟「出会い・育児の日」です。私どももいろんな情報発信をしていきますし、ぜひとも、皆様のほうでもさまざまな機会に報道等をしていただければありがたく思います。

「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る トップページに戻る

Copyright© 2007-2024 Saga Prefecture.All Rights Reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。