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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:窯業技術センターに任期付研究員(デザイン)を採用しました

 最後でございます。窯業技術センターにデザインの専門の研究員の採用を行いました。
 有田焼創業400年事業をさまざまな観点でやっておりますけれども、そこで議論になっているのが、有田には技術はあるけれども、デザイン力が低いという点であります。そこで、窯業技術センターに、これは県立の研究センターですけど、デザインの開発機能の強化をしていこうということで、そのデザイン、商品開発のスキルを持つ方に来ていただくことになりました。そもそも、窯業技術センターという名前そのものが、技術をつくっていくというイメージの名前になっていまして、デザインというものがどうしても視野に入ってきておりません。そういったこともあって、今回デザインの強化をやっていこうということを考え、それを実践することとしたものでございます。有田焼におけるデザインのあり方についての調査・研究、成果の定着、これが担当業務の1つであります。
 また、産地企業やユーザーブランド、外部デザイナーをつないでいって、この一貫したプロセスの研究・構築、実際の運用、これをぜひやっていただきたいと考えて採用したところでございます。
 具体的にはこの方です。浜野貴晴さんという43歳の男性の方でありまして、デザイン会社に勤務の後独立して、企業のいろんな関係のデザインやプロモーション戦略の構築を行っておられる方です。
 代表的な彼の関わったプロジェクトとしては、スターバックスコーヒージャパンと有田焼のコラボレーションによる「有田コーヒーマグシリーズ」というのをつくられました。これは、有田で開発されたフッチーノという軽くて強い磁器を知ってもらうために、その素材を使ってスターバックスコーヒージャパンにマグカップとして使いたいということを、彼が有田のチームと協力して提案をして、それが採用されたものでございます。3つぐらいカップが見えますけれども、それぞれアジアでとれている豆、中南米でとれている豆、アフリカでとれている豆、それぞれによって香りが違うということで、若干の形も違うというようなことで、このスターバックスコーヒーで採用されていたコーヒーカップ、これをプロデュースした人でありまして、2010年から2012年まで、コーヒージャーニーマグシリーズとして通年で販売されていたものでございます。
 このほか、キッチン周りのものであるとか、さまざまな実際に使うという立場に立ったデザイン開発をされている方でございまして、私どもも彼の働きに非常に大きく期待をしているところでございます。ぜひとも皆様方にも機会をつくっていただいて、窯業技術センターでの浜野研究員の活動ぶりについて、いろいろ取材をしていただければありがたいと思います。
 私からは以上でございます。

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