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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
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※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

発表項目:有田焼創業400年事業国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に有田焼を出展します

 次に、2つ目です。私から最後ですけれども、国際見本市の「メゾン・エ・オブジェ」に有田焼を出展してまいります。
 「メゾン・エ・オブジェ」というのは、パリで年に2回開かれている欧州の国際見本市でございます。そこに、デザイナーの奥山清行さんにプロデュースをお願いして、今回から3年間かけて、この「メゾン・エ・オブジェ」を舞台に、ヨーロッパで本格的に有田焼を売ってまいります。
 今回、プロジェクトに参加されるのは8社でございまして、この8社について、「メゾン・エ・オブジェ」の主催者がずっと回りまして、こういうものであれば、現場で受けるのではないか、反応がいいのではないかということでピックアップをして選んでいただいています。
 ことしの9月の出展は、9月6日から9日までの5日間にわたってパリで行われます。そこの中の「シーン・デ・インテリア」という、HALL7という場所で展示をされることになっています。
 これがプロデュースをお願いしている奥山さんでございます。もともとフェラーリのデザイナーとしても有名で、ご出身が山形県ということで、山形県の産品を欧州に売っていくというプロデュースなども手がけられた方であります。
 改めて「メゾン・エ・オブジェ」の概要についてお話し申し上げます。
 年に2回、1月と9月に開催されまして、装飾品、雑貨、家具、テーブルウエアといった総合的な見本市でございます。「ミラノ・サローネ」がどちらかといえば家具中心であったのに比べまして、非常に幅広い分野でございまして、来場者も、どちらかといえばデザイナー系よりは実際にビジネスをされている方々が多くて、ここでどうやって実際の商取引に結びつけるのかというのが「メゾン・エ・オブジェ」の目的となっています。
 購入者の主な内訳をわかる限りで申し上げますと、24年の実績としては、大体半分ちょっとが小売業者、14%が百貨店やショッピングセンター、13%が製造業者、こういった内訳になっています。
 今回の出展ブースは、こういう形のものにしました。モノトーンというのをテーマにしまして、有田というのは、もともと非常に色が鮮やかというのが特徴ですけど、逆にそういった色を際立たせるために、この出展の場所そのものはモノトーンでつくってあります。
 そして、これは出展されるものの例でございます。こうして既存のものもあれば、今回に向けて新しくつくり上げていったものもありますけれども、いずれも、先ほど申し上げましたように、主催者の目から見て、これだったらヨーロッパに受け入れられるのではないかと高い期待感を込めて選んでいただいたものが今回、出展されることとなっています。
 これを盛り上げていくために、佐賀県の主催レセプションを9月5日金曜日に行います。そして、私のほか、議会からは藤木副議長、そして、「メゾン・エ・オブジェ」の主催者、JETRO(ジェトロ)やCLAIR(クレア)の関係者などなどが来られまして、有田焼についてのアピールを行っていくことにしています。
 今回の出展にあわせて、新しいビジュアルブックをつくりました。ちょっと色が暗くて見にくいところがあるかもしれませんけれども、いわばヨーロッパのテイストに合わせた形で、これまでの400年の歴史をまとめるような形の非常に素敵なビジュアルブックを準備しているところでございます。サイズ的にもかなり大きゅうございまして、こうしたもの一つとってみても、かなりインパクトのあるものと評価を受けるものと考えています。
 そして、カタログでございます。カタログも非常にセンスがいいものに仕上がっております。今回の出展の目的は、8社出ていくわけでありますけれども、8社がそれぞれ相手方、ディストリビューター、つまり、これからのお取引の相手方になる可能性のあるものを、少なくとも1社は見つけていただくということで、ワンバイワンでそれぞれの企業さん、窯元さんが自分のビジネスの相手方になるような人を少なくとも1社は見つけていただくということを目標にしていただこうと思っています。そのためのカタログでございます。
 あとはリーフレット、もうちょっと小さいものになりますけれども、これもそれぞれの社のものが載っておりまして、非常にスタイリッシュに仕上がっていると考えています。
 そして、これにあわせて、これまでの有田焼の400年を、いわば400年まとめて「EPISODE 1」という形でまとめました。もともと1616年に李参平によって始められた有田焼というものが、2016年までの400年間どのような歩みをしてきたのかということをまとめて、これから2016年以降に向けて新しい物語をつくっていくというのを「EPISODE 2」という形で我々は表現をしています。その「EPISODE 1」のムービーを今回、まとめたところでございます。
 ということで、世界の有田焼を実現していくために取り組みをして、ぜひとも目標とするところを達成していきたいと思っております。
 私からは以上であります。

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