配布資料:データビジネス創造コンテスト “DIG” で佐賀大学大学院チームがグランプリとなる最優秀賞を受賞しました
慶應義塾大学SFC研究所 データビジネス創造・ラボ(所在地:神奈川県藤沢市、代表:森川富昭氏、古谷知之氏)とアクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 近智氏)との共同で、平成26年11月8日に開催された 「第2回データビジネス創造コンテスト」(略称:慶應×アクセンチュアDIG)の本選において、佐賀県における救急搬送プロセスの向上をテーマとした佐賀大学大学院生チームがグランプリとなる最優秀賞を受賞しました。 今回行われた慶應×アクセンチュアDIGの本選には、高校生2チーム、大学生・大学院生7チーム、高校生、大学生混成1チームの計10チームが出場し、佐賀県、神奈川県、会津若松市(福島県)、鯖江市(福井県)、流山市(千葉県)の2県、3市から提供されるデータや、ソーシャルネットワーク上で展開されているデータなどを掛け合わせて、これら自治体政策の変革に資する斬新なアイデアを競いました。 佐賀県は、このコンテストに政策課題の提案及びデータの提供といった協力を行いました。 なお、アクセンチュア株式会社と佐賀県は、平成26年7月7日に公共データの利活用についてのパートナー契約を締結しています。 1 コンテストの概要 (1)主催:慶應義塾大学とアクセンチュア株式会社 (2)目的:ビッグデータ時代を迎えて、データを活用して未来を創造するデータサ イエンティストの人材育成が活発になっている。将来を担うデジタルネ イティブ世代が、実際にデータを分析し、新たな知の抽出や価値の創出 を競う場として本コンテストを開催し行政課題への提言を行う。 (3)対象:全国の高校生、大学生、大学院生(社会人経験者は除く) (4)内容:佐賀県、神奈川県、会津若松市、鯖江市、流山市がそれぞれ抱える行政 課題とオープンデータを提供。学生からの政策提言を求める。佐賀県か らは救急医療と有田町の観光について政策提言を求めた。 (5)応募総数:47チーム(うち19チームが佐賀県への政策提言) (6)本選出場チーム:高校生2チーム、大学生・大学院生7チーム、高校生と大学生 の混成1チームの計10チーム(うち3チームが佐賀県への政策 提言) 2 佐賀県へ政策提言したチームの審査結果 ・最優秀賞:オープンデータの分析による救急搬送プロセスの向上 (佐賀大学大学院生チーム) ・審査員特別賞:緊急搬送における時間短縮に向けた救急車等の効率配置 (東京大学大学院生チーム) ・入賞:有田焼創業400年に平均年齢19歳が挑む (慶應義塾大学・京都造形芸術大学・県立有田工業高校の混合チーム) 3 佐賀大学大学院チームの提言の概要 救急搬送時間の短縮には搬送時に発生する、いわゆる「たらい回し」を抑制さ せることが重要であるとし、救急相談センターやお薬手帳のさらなる有効活用が 効果を発揮することをデータから結び付け、また、これらの課題を解決に結びつ ける市民向けのスマホアプリのアイデアを示した。 (審査員のコメント) |