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記者会見

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※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

平成27年1月14日 知事就任記者会見

平成27年1月14日 知事就任記者会見 質疑全文


質疑内容

○佐賀新聞
 まず、きょう正式に当選証書を受けられて、正式に知事になられた率直なところの感想と、初日ということで、まず県政課題いろいろありますけれども、どういったことに最優先で取り組みたいかということをお聞かせください。
○知事
 そうですね、きょうは初日でしたので、83万5,000人の県民の皆さん方の、特に安全・安心、そうしたものをしっかりとこの肩に背負った重み、そうしたものをひしひしと感じる日で、頑張りたいなという思いでした。これから特に、まずやりたいという意味では、やはり私は30日間という短い間、県民の声を聞いてまいりましたけれども、もっともっと県内の皆さん方の御意見を、例えば離島とかは行けませんでしたから、そして中山間地域はまだまだあります。隅々の皆さん方の声を大切にする、そうしたことにまず取り組んでいきたいなと思っております。
○佐賀新聞
 隅々まで声を聞いていくということですけれども、それは知事みずからが出ていって、集会なり、ミニ集会なり、そういった形で声を聞いていくということになるんでしょうか。
○知事
 そうですね。まず、私みずからが県民の声を聞く機会というのが、まだ少ないと思っています。特に今回は、私が18万2,795票いただきましたけれども、その数の声すら、まだお会いしていない、私と話もせずに、私の思いに共感して入れていただいた方もおります。そしてまた、ほかの候補に入れた方ももちろんおられるわけでございますから、私の佐賀県に対する思いを少しでも多くの方に知っていただきたいという思いでございます。
○佐賀新聞
 県庁組織のことで1点だけ。副知事は今2人いらっしゃいますけれども、山口県政になって、この副知事体制をどういうふうにしていこうと考えていらっしゃるんでしょうか。
○知事
 まずは、当面は今の体制で、任期まではしっかりと取り組んでいきたいなと思っています。その後のことは、またこれからきっちりと仕事をしていく中で判断していくことかなと思っております。

○読売新聞
 オスプレイの関係なんですけれども、きょう、国の予算が発表されまして、関連の経費が計上されました。佐賀市の市長さんに取材したところ、まだ議論の途中なのに予算だけつくことに対して不快感を示されまして、それはもう、こちらも県政も一緒で、まだ結論も出ていない段階だと思います。そんな中で予算が計上されたことの受けとめと、今後、この問題に対してどのように取り組まれようという方針か、教えてください。
○知事
 オスプレイの配備についての閣議決定がなされたということかと思いますけれども、それは国のご判断だと思います。私の考えとしては、これはもう選挙戦からかねてから申し上げていますとおり、しっかりと国の計画について、私みずからが聴取させていただきまして、その影響等についてもきっちりと公開された上で、県民、地域住民、事業者の皆さん方との意見交換をしていくというプロセスが大切だと思っております。私自身、全く先入観なしの状況で、この問題については当たっていきたいと思っております。
○読売新聞
 前知事は、基本的には容認のための検証だという趣旨のこともおっしゃっていまして、山口知事はどのようなスタンス、方向性で臨みますか。
○知事
 私は全くこの方向性については、白紙です。私の県政は、前の県政の承継とは思っていません。もちろん、前の県政のよいところはしっかりと取り入れていきたいとは思いますが、まずは私みずからの目で県政全般を再点検することが大切だと思っています。
○西日本新聞
 今のオスプレイのことに関連してお伺いしたいんですが、また再点検をされていくということなんですが、今、庁内にはオスプレイについての対応の組織ができています。これについて組織を強化するとか、また、新たに何か部署を設置するとか、そういったことはお考えでしょうか。
○知事
 いいえ、もう全く私、今、自分の中で白紙の状態なので、きょうからこの問題についてもよく担当の部署に話を聞きながらスタートしていきたいと思っています。
○西日本新聞
 今の問題に続いてですけれども、古川前知事は、オスプレイの導入が佐賀空港の民間空港としての使用や発展に支障がないと判断をされましたけれども、これについては山口知事は、これは引き継がれるんですか、引き継がれないんでしょうか。
○知事
 それも、私はみずからの目で検証していきたいと思っています。
○西日本新聞
 検証をし直すということでいいんですね。
○知事
 ええ。それをうのみにすることは決してありません。

○佐賀新聞
 玄海原発の件で1点だけお尋ねしたかったんですけれども、1号機がもう運転開始から40年を迎えようとしていますけれども、九電のほうでは廃炉にするのか、再稼働に向けて改修して使うのかというのの判断を間もなくやるかと思うんですけれども、山口知事としては、この1号機の存廃というか、その辺についてはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
○知事
 1号機はもうかなり老朽化しているという認識は私は持っております。安全第一、この姿勢が原発問題に対しては私は基本姿勢なんでございますけれども、廃炉のほうに持っていくのかどうかということについては、これはもう事業者の、九電の方がご判断される話かなとは思っています。
○佐賀新聞
 仮に廃炉になった場合、県財政面への影響というのも考えられるかと思うんですけれども、その辺の手当てなりは国に要望していくなり、どういったふうに対応していかれるというおつもりでしょうか。
○知事
 まずは安全第一のご判断をいただくということと、事業者さんの採算の問題もあるんでしょう。その判断が出た後にそれは考える問題かなと思います。
○日本経済新聞
 先ほどの質問に関連してなんですけれども、九電が仮に廃炉を決めた場合に、県との事前了解を得なければその手続を進められないはずだと思うんですけれども、そうした意向が県に伝わった場合、知事はその判断を容認されるお考えなんでしょうか。
○知事
 私は、安全第一という考え方なんです。それでご判断いただきたいと思います。
○NHK
 今の質問に関連するようなものだと思うんですが、いろいろな調査があると思いますけれども、再稼働に関しても、賛成と反対の人というのが同じぐらいというか、反対の人が少ないとか、賛成の人が少ないというわけではなくて、片方をとると、片方が同じぐらいの数の人が恐らくいると思うんですけれども、例えば、受け入れようとした場合に、反対の人に対してどういうふうな、例えば自分が出向いていって話をするとか、今後考えていらっしゃること、反対の人たちに、反対を見過ごしていくわけではなくて、どういうふうにされるお考えを今の段階で持っていらっしゃいますか。
○知事
 特に規制委員会の審査がいずれ出てくると思うんですね。その方向についても、私も注視していきたいと思っています。その判断については、しっかりと住民の皆さん方にお伝えして、県民のご意見を聞くやり方については、これからしっかり考えていきたいと思いますが、公開された内容について、私みずからしっかりとご説明をしていきたいと思います。
 方向としては、3号機、4号機、私は再稼働の方向ということで選挙戦も戦ってまいりました。その方向で皆さん方と話をさせていただくことになるのかどうか、これから審査委員会、審査が終わりますから、その結果を踏まえて皆さんと話し合っていきたいと思っています。
○朝日新聞
 今の質問に関連してなんですけれども、立地自治体との関係ということなんですが、例えば、鹿児島の川内原発ですと、県と立地自治体の容認があって再稼働になりましたが、例えば、県内ですと30キロ圏内に入る伊万里市さんも安全協定を九電と結びたいということで、県にもそれについては積極的な関与を求めています。それについて、立地自治体だけでいいという考え方と、立地自治体だけではなくて周辺の自治体にも安全協定を結ぶようにしてほしいという考え方があるんですけれども、県知事としては、それについてはどのように対応していくお考えですか。
○知事
 基本的に、これは規制委員会の審査が続いているわけですけれども、国の話をしっかりまず聞くことが大事だと思っています。この国のお考えをしっかり聞いた後に、私としての考えもお伝えしようかなと思いますが、伊万里のお話は、この選挙戦中にあったようですが、ぜひ伊万里の皆さん方の伊万里市の話も私は聞いてみたいなと思っています。
○読売新聞
 ちょっと戻って恐縮なんですけれども、廃炉の話なんですけど、先ほど安全第一ということを強調なさっていたかと思うんですけど、それで言うと、九電がもし廃炉にするという判断をする理由が、老朽化して安全性が担保されないという理由だった場合、山口知事はその判断を尊重するという方向で捉えてよろしいでしょうか。
○知事
 方向性としては、私はそう思っています。それは、もちろんその方向で、これをさらに県民のお話を承るというプロセスをとりますけれども、私みずからの判断、方向性としては、そういうことです。

○佐賀新聞
 知事が選挙期間中も、きょうの就任式でも、現場主義という言葉を強調されていたかと思うんですが、知事ご自身が、例えば玄海原発に視察に行かれるとか、オスプレイをいずれかの機会で見たいとか、その辺どういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
○知事
 まさに、そうしたことについても積極的に行っていきたいと思いますし、玄海原発の視察は、私はまだ中に入っておりませんので、できるだけ早急に、もう来週中にでも時間がとれればなと思っております。

○毎日新聞
 有明の諫干、これの開門調査については、今後どのように受けとめられますか。
○知事
 これも、特に漁業者の皆さんから、有明海を早く再生してほしいと、宝の海を返してというお話はもう何度となく承りました。一刻も早く開門調査が実施されるということを強く進めていきたいと思います。
○毎日新聞
 例えば、国への働きかけとかは、今後。
○知事
 そうですね、判決に従って、速やかに実施していただくように要請していきたいと思っています。

○佐賀新聞
 安全保障についての認識なんですけれども、前知事は、安全保障について、基本的に地方自治体は協力する立場にあるという認識を示されていたんですが、山口知事はどういう認識を持っていらっしゃいますか。
○知事
 私も安全保障や国防に関しては、国民全体で担うべき課題だと思っています。ただ、この問題と、実際の具体的な個別の課題が佐賀県で行われるかどうかというのは、これは別に考えるべき課題だというふうに思います。そのくらい、この安心・安全の問題というのは大きな課題だと思っています。

○西日本新聞
 知事は、選挙期間中も、繰り返しになるかもしれませんけれども、県民お一人お一人の声を大切にしていくと、県民と対話していくという姿勢を協調されておられましたけれども、先ほど集会なりそういうものを開くなり、現場に出向いていって話を聞くというふうに言われましたが、県政課題全般について、そういう意見集約をしていくお考えなんでしょうか。どういう形で県政を進められるのか、お聞かせください。
○知事
 私は、市町重視の県政をしていきたいと思っています。市町がきっちりと市民、町民の意見を吸い上げて、同じ立場で県と市町が向かい合うということが理想かなと思っていますけれども、私みずから、まず県の隅々の県民の皆さん方の話をお伺いして、私の皮膚感覚として佐賀県民が、83万5,000人の皆さん方がどういう思いでおられるのかということを、まずしっかりと体感することが、これは何よりも大切だと思っていますので、そのやり方はこれからしっかり検討したいと思いますが、できる限り、全県下くまなく回れるやり方を考えてみたいと思います。
○西日本新聞
 選挙期間中は、結構、農政協議会、JA関係の方の全面支援を受けておられましたが、今のお話だと、市町を通じてが中心になるということになるんでしょうか。
○知事
 ちょっとやり方はこれから考えさせていただきますけれども、もちろん、市町以外でも、特定の政策課題で問題が発生していたりとか、声をおかけになっていただいたりすればお伺いしようと思いますけれども、基本的には、やっぱり市町に当事者意識をぜひ持っていただいて、一緒に県とタイアップをしてやっていただくという意識をぜひ持っていただきたいと思っています。

○共同通信
 話が戻って申しわけないんですけれども、オスプレイ関係の話で、先ほどオスプレイを配備したときの影響について、知事ご自身の目で点検していくというお話があったと思うんですけれども、その配備されたときの影響というのは、具体的に一番気になっているところというのは、どういった部分になるんですかね。
○知事
 さまざまあると思いますけれども、民間航空機との関係、今後、将来に向けた配備計画はどうなっていくのか、騒音の問題もありますし、大気汚染の問題もありますし、漁業者と事業との影響、あとどう飛んでいくのかちょっと私もよくわかりませんけれども、その航空路によっては、さまざまな圧力が海にどうかかっていくのかとか、検討すべき点はかなり多いんじゃないでしょうか。まだこれは、余りはっきり明らかになっていないのかなと思いますし、しっかりとその情報をもとにした検証が必要かなと思います。

○毎日新聞
 今回の選挙では、相手候補が自民・公明の政権与党が推薦する候補だったと思うんですが、今後、国、政権与党との関係はどのようにされていくおつもりでしょうか。
○知事
 私は、今回の選挙は地方対中央という取り上げ方もされていますけれども、地域振興ですとか、過疎対策ですとか、さまざまな県政課題は佐賀県のことは佐賀県で決めるということを主張してまいりましたけれども、当然、国の支援をいただいて、国も今回、地方創生の予算も計上しておりますし、国の支援もいただいてやっていくという意味では、当然、国と連携をとりながらやっていくということなんですね。
 ですから、国とこれから対話ができるような、今回は不幸にもこうした構図になりましたけれども、ノーサイドということでありますので、接点をしっかりと持ってパイプを強くしていくということが必要かなと思っておりますし、私自身も今回の選挙を通じて、自民党、公明党の中央の皆さん方とさまざまなお声がけもいただきましたから、特にこの修復に向けたところに課題があるとは思っていませんし、自公と対峙した意識で選挙戦を戦った覚えもありません。
○NHK
 子育て支援とか福祉に関してですけれども、鳥取なんかでもそういう御経験あると思うんですが、知事になってされたいことというのは、こういうことに取り組んでいきたいというのを、ちょっと具体的に教えていただいてもいいですか。
○知事
 そうですね、私も佐賀県すばらしい、特に、3世代家族とかいっぱいあったりとかしてすばらしい県だなと思うんですけれども、もう少し女性が前に出ていただいて、男性がもうちょっと家庭的なところに入っていただくというところが、若干足りないかなと。私が子どものころから比べても、まだ少し男性が前に出ている姿が見受けられますので、実際はそれは、佐賀の場合は女性が多くの発言権を持っている姿というのはあるんですけれども、もっと表の姿ですね、民間の皆さん方も含めて女性が活躍できる環境を、鳥取のときは私が育児休暇をとったことで、そうした男女共同の子育て、子育て教室が始まったりとかさまざまな取り組みがスタートしましたけど、ぜひ佐賀県でもそうした男女ともに子育てをするとか、そうした家庭でも寄り添うと、一緒になってやるというふうなことが増えたらなと。例えば、男ばっかりがお酒を酌み交わすだけではなくて、女性が台所ということではなくて、一緒になっていろんなことが話し合えるとか、そういうことが少しずつでももっと出てくるといいなと思いながら選挙戦を戦っておりました。
○佐賀新聞
 県政運営の件でちょっとお尋ねしたかったんですけれども、県の総合計画をつくるつもりはあられるんでしょうか。つくるとするならばいつぐらいをめどにつくりたいというのが1点と、あとは予算ですけれども、山口カラーが出てくる予算というのは6月の肉付けになるんでしょうか。それとも今回の2月議会での当初で、若干少しでも予算に弾を込めたいというようなお考えはあられるんでしょうか。
○知事
 そうですね、まず今回は思わぬところに選挙があった関係で、2月議会はいつからですか。16日ですよね、もう余りにも日がありません。恐らく骨格になろうかと思いますし、その中で出せるものと言ってもなかなか厳しい状況なのかなと。もちろんやれるものはできるだけやっていきたいと思いますけれども、そのほとんどは6月に回るのではないかと思います。ぜひ県職員の皆さん方にも私の考えをもっと斟酌していただいて、反映させていきたいと。総合計画も確かこれからですよね、うまくタイミングは、こちらのほうは選挙戦が早まったことで入れる要素が増えたと思いますので、ぜひこの総合計画の中で私の先ほどの現場主義ですとか、一人一人に寄り添う、痛みに敏感になるとか、キーワードをしっかりと実際の事業に落とし込める、そうした作業をこれからしていきたいと思っています。

○時事通信
 地方創生の関係ですと、総合戦略をつくることが、義務づけではないですけれども、任意で課されているのかなと思うんですが、その総合戦略に関しても、総合計画と並行して策定する作業を行うという認識でよろしいでしょうか。
○知事
 ちょっと私もずっと選挙戦ばかりやっていたものですから、その総合戦略の意味が私、今わかっていませんが、地方創生については、私もずっとこれ、過疎対策など伝道師として全国を回って確固たる思いがありますので、私の思いが反映されるような形での地方創生の予算にしたいと思っております。

○佐賀新聞
 オスプレイの話に戻るんですが、白紙と知事はおっしゃっていますけれども、その白紙がどういうステップを踏むことで判断できるようになると思われているのかというのと、そのスケジュール感をどれぐらいで見ていらっしゃるのかというのを教えてください。
○知事
 ちょっと私もスケジュール、国がどの程度の計画でこれをやろうとしているのかということについての認識はありません。ですから、国から計画、そして影響についてしっかりと聴取をしたいと先ほども申しましたけれども、少なくとも、スケジュールで間に合うために拙速に何かをするという意識は私は全くありません。これは特に、極めて重要な佐賀県の方向を決める課題でありますから、時間はしっかりとかけてもよいのではないかと、私は現時点で認識しています。
○佐賀新聞
 直接、川副に行って話を聞かれたりとか、そういうことも考えていらっしゃるんですか。
○知事
 ええ、プロセスの中で、川副に行くのは全く、今からでも行きたい気分なんですけれども、問題は、何が行われるのかということがわからないと話もできません。この問題は短絡的にマルかバツかという判断で済む問題ではないと私は思います。しっかりと、どういった計画で配備されて、将来どういう見込みなのか、そして、その影響は何なのかということについて、かっちりと抑えていく必要があると思います。その上で、マルになることもあれば、バツになることもあると、私は思いますし、そうした意味で、私の今の胸の内は無色透明だと申し上げているわけです。
○朝日新聞
 今の質問に関連して、市井の人のお一人お一人の意見を聞くというお話は非常にわかるんですけれども、その県民お一人お一人の。一方で、議会ですとか、佐賀市長のことでお伺いしたいんですが、山口知事の陣営には、選挙中には社民党の方もおられましたし、それから、配備には慎重な秀島市長もいらっしゃいましたが、一方で、佐賀空港への配備を進めたいという意向の自民党の方も多くいらっしゃいました。そういった県議の皆さんですとか、市長の皆さんとかの、それぞれ異なる立場のバランスをどうやってとっていかれるおつもりなのか、教えていただけますか。
○知事
 このオスプレイの問題については、これは私自身もしっかり勉強しなければいけない課題だと思っています。覚書もあるはずです。県議会の議決もあったはずです。それぞれの思いがあるはずです。これまでの議論の経過もしっかり検証しなければいけません。少なくとも、私はこれ、選挙で誰がどうしたからということで判断しては決してならない話だと思っていますので、しっかりと、先ほど言いました情報をきっちりと全て公開をした中で、県民とお話をして、最終的には判断をしなければいけないと、責任を持って判断しなければいけない課題だというふうに私は思っています。
○共同通信
 前の知事は来年度、2015年度にもオスプレイの配備の是非を判断するというふうにおっしゃったんですけれども、前の知事の考えも継承はしないという、そういった理解でいいですか。
○知事
 前の知事は来年度に判断すると言ったんですか。
○共同通信
 来年度にもという見通しですけど。
○知事
 私はそのスケジュール感は全く持ち合わせていません。先ほどから説明したとおりです。

○西日本新聞
 教育政策についてお伺いしたいんですが、佐賀県はICT含めて教育先進県を目指してきました。一方で、学力調査でも低迷しています。これから教育についてはどんなことに力を入れたいか、ざっくりとしたビジョンでいいので、お伺いできればと思います。
○知事
 これも大分、選挙期間中に多くの方から聞かれた内容です。もう現場主義の最たることで、教員の皆さん方から、しっかり消化されないままでやられている面があるとか──ICTですね、タブレットの話とか、そういったお話も承りましたので、この問題はぜひ現場からの声をしっかり踏まえた形での検証が必要だと思います。少なくとも今のままで走るつもりはありません。何らかの形で再検証させていただいて、もし必要な見直しがあるとするならば、ICT化ということについては導入しつつも、そのやり方についてはきっちりと見直させていただきたいと思います。

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