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記者会見

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知事記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

平成27年5月19日 知事定例記者会見

平成27年5月19日 知事定例記者会見 質疑全文


質疑内容

○NHK
 まず、ちょっと1点お聞きしたいのは、きのうの講演の中で、佐賀空港の愛称を変えようというようなお話をされていたということをお聞きしているんですが、その点について、ちょっとお考えを一言お聞きしてもよろしいでしょうか。
○知事
 有明佐賀空港は26年度は55万人を突破するということで、今までで一番活用していただいたお客さんが多かったということでありまして、私もさまざまな航空会社、特に春秋さんとティーウェイとか、それぞれトップの皆さん方とも話し合ったところでしたけれども、これからさらに佐賀空港が伸びていくためにも、やはり九州の拠点として考えているので、そうした名前のほうがいいんではないかというアドバイスも多々いただいているわけでございます。実際、今、正式名称は佐賀空港、そして、愛称が有明佐賀空港ということになっておりますので、これは我々の総合計画の中でも、今、最終検討中ですけれども、空港のこれからの施設面の問題ですとか、海外との新たなチャーター便や定期便就航への見込みとか、そういったことを検討する中で、この空港の愛称につきましても、きのうの講演では九州佐賀国際空港と申し上げましたけど、そういった九州の中核となる空港だというような位置づけをしっかりした形であらわしたほうがいいんではないかという方向で、今、最終検討中でありますので、決定次第、また皆さん方にご案内させていただきたいと思っています。
○NHK
 あくまでも、今最終の調整中だということだということですよね、そうすると。
○知事
 もし、県民の皆さん方からいろいろご意見等ありましたら、またお寄せいただきたいと思います。

○NHK
 もう1点、質問なんですが、昨日、副知事の人事を交代するという案を来週開かれる県議会に提出するという話がありましたけれども、交代する人事をお決めになった理由と、まだ決定しているわけではないんですが、新しい副知事に求める役割というものをもし何かお話しいただけるのであればお聞きしたいなと思っています。
○知事
 いろいろ熟慮に熟慮を重ねて提案内容を考えたんですが、1つは、私自身が佐賀県に来て、まだ半年もたっていないわけですから、私自身に外からの目というものはまだ持っているのではないのかなという意識がまずありまして、その中で、やはり県内事情に通じている方というものが大切なのかなという思いの中で、私も坂井副知事と牟田副知事とは長いつき合いでもありますので、心は通じ合っているんですけれども、お二人のほうからも任期でもあるので、後進に道を譲りたいというお話もありました。その中で、内部登用をどうしようかという中で、1つは、私は人の痛みに敏感な県政というのは、やっぱり福祉関係と教育関係とか非常に重要だと思っています。それから、やはりインフラ整備を含めたネットワーク体系ですとか、そういったものは非常に重要だと思っていますので、そういったことも含めて総合的に考えた結果、きのう提示させていただいた方でどうだろうかという結論に至ったところです。
○朝日新聞
 先ほどの質問の続きになるんですけれども、新しい副知事のお二人のことで、今お話しの中で、坂井さんと牟田さん、今の副知事お二人からは、今回で引退というか、後進に道を譲りたいという話が知事のほうにあってから考え始めたということなんでしょうか。
○知事
 これまでも我々は3人でいろんな話をしていましたが、私自身がまだ着任早々でありましたので、その検討について考え出したのはそんなに昔ではなくて、5月に入ってからいろんな相談をする中で、そういう結論になったということです。
○朝日新聞
 知事としては、もっと続けてほしいとか、慰留というか、そういった話はされたりとかはしなかったんでしょうか。
○知事
 お二人が後進に道を譲りたいという気持ちが非常にあったので。実は佐賀県庁で副知事さんが任期でお辞めになって、いろんなところから支えていただけるということも考えて、いろんな立場でお二人には支えていただこうと思っています。
 そして、新しい副知事さんというのも久しぶりなものですから、また新しい風で。私、山口県政は再点検と申し上げたとおり、また新たな目で県政全体を見ていただいてと思っております。
○佐賀新聞
 副知事人事について、議会の承認を得ない部分でお伺いしたかったんですけれども、今の牟田副知事には防災監という肩書もついているかと思うんですけれども、原発を抱えている県としては、やっぱり防災という面は非常に重要だと思いますので、この防災監という肩書は、またどちらかの副知事が引き継がれるのかというのが1点と。先ほど若干触れられましたけれども、坂井副知事と牟田副知事に何らかの役割をお願いするということでいいんですか。
○知事
 まず1点目ですけれども、これから議会の同意をいただくわけですから、私が先行して話するのもいかがかなと思いますが、私といたしましては、防災監は副島さんのほうにお願いしたいなと考えています。
 それから、現副知事お二人については、それぞれ、佐賀県政、それから県内に精通された非常にすばらしい方だと私は確信しているところでありますので、今まだ決めておりませんけれども、多々佐賀県内にさまざまな課題がありますので、それはお二人の気持ちと、それと私は、常につかさつかさと申し上げているとおり、それぞれの団体の皆さん方の思いをしっかりと受けとめる中での調整が行われるものだと思っています。

○NHK
 今までの話とはちょっと変わってしまうんですけど、原発に関して1つお聞きしたいことがあって、今年の2月に市民団体のほうから佐賀県知事宛てに幾つかの要望書と質問書というのが出されて、先月、4月にご回答をされていたかと思うんですが、その回答の中で、再稼働に関する地元の範囲についての答えなんですけど、「特に法的に定められたものはなく」という表現をされていらっしゃって、再稼働の判断についても、「一義的には国やその事業者の責任で行われるものだ」というご回答をなさっておられたのですが、今後、再稼働をどうするかという判断について、県として、例えばですけど、再稼働に賛成するとか、反対するといった具体的な答えを出さないというような選択肢というのも、あくまでも判断、責任というのは国と事業者のところで実施されるべきものなので、県としては、例えば、お任せしますとか、関与しませんとかというような見解というものを出される可能性というのもあるんでしょうかということを1つお聞きしたいなと思ったんですが。
○知事
 現時点で、私はこの審査が進んだ上で、国から県のほうにしっかりとした説明、アプローチがあると思っています。それはこれまでもさまざまな、宮沢大臣もそうですけれども、それは地域それぞれ事情が違うので、しっかりと国のほうとして説明していきたいという話がありますので、まず、それを受けて、県としての方向性、その後の手順を考えていきたいと思っておりますけれども、私は全く、それは国のことだから、知事として何のコメントもしないということはないと思っております。やはりしっかりと注視して、県の考え方をご説明させていただくタイミングがあろうかと思っています。

○佐賀新聞
 おとといですかね、大阪都構想の件で結果が出たかと思うんですけれども、橋下さんが言われるところの、例えば、行政の二重行政とか、県と市町との関係の中でも若干あるかと思うんですけれども、行政の二重行政という部分では、知事の認識としてどういうところに問題があって、こういうところは改善していったほうがいいんじゃないかというのがもしお考えであれば教えていただきたいんですが。
○知事
 私も非常に大都市問題というのは地方自治制度で残された大きな課題だと思っています。橋下さんが大きな問題点として投げかけていただいたということについては、極めて意義深いことだったと思います。問題は、都道府県と政令市でいろんな意味で二重になっているというところについては、これは全く私は橋下さんのおっしゃるとおりだと思っています。そのときに、その重点を市町に置くのか、いわゆる都道府県に置くのかというところが実は非常に大きい課題だったのかなと私は思います。今回は都構想ということで、大阪都、大阪市をなくして5つの区にということですから、どちらかというと、広域行政的なほうに重きがあったのかと思いますけれども、実はそこはどう持っていくのか。例えば、場合によっては、政令市さんのほうに重きを置いて、都道府県の関与を小さくするという考え方もありますから、そういった部分についてもいろいろ議論されたらよかったのになと思いますし、きっと二重行政をなくすという意味では、非常に私もそれはそのとおりだと思いますが、大阪市がなくなってしまうというような部分で、論点があんまり明確ではなかったところもあった気もいたしますし、これからぜひせっかく大きな問題点を投げかけていただいたので、これは多分大阪だけでなくて、それぞれの政令市、大都市の中でも議論されると思いますので、ぜひ市民主体での検討がもっと進んでいったらいいなと私は思っています。
○佐賀新聞
 関連ですけれども、政令市だけじゃなくて、例えば、県内で県と県内の市町、ここをちょっと二重行政といわれる部分があるのかなというところがあれば、感じていらっしゃるところがあれば、実際4カ月やられてみて、ここはどうにか工夫次第で役割分担できるのかなというところがあれば教えてもらいたいんですが。
○知事
 私が市町重視の行政をすべきだと言ったのは、基本的に県と市町も二重行政的になるリスクというのは常にはらんでいると私は思っていて、できる限り市町が中心に立った上で、県は補完的なところでの、そして、広域的なところでしっかり見ていくという姿勢が大事だと思っています。例えば、まちづくり一つ、地方創生ではまちづくりが大切なんですが、これは基本的には市町が住民とよく議論をしながら決めていくということを第一義にやった上で、県は広域自治体としてのアドバイスをしていくという立場がいいんだと思っています。ですから、GM21というのもそういう観点で、必ずしも県が上から何か物言う組織ではなくて、しっかり市町の皆さん方、そして、首長さんに頑張っていただきたいというメッセージを込めているつもりです。

○サガテレビ
 きのうの話で大変恐縮なんですが、きのうオスプレイの墜落事故がありました。けさまでに国のほうから何か説明ですとか、そうしたことがあったかどうか教えてください。
○知事
 これは佐賀県民だけでなくて、非常に国民の関心事だと思います。ですから、しっかりと原因を究明して、それがしっかりと開かれないと、この後のさまざまなオペレーションに大きな支障があると思いますので、これはもう国のほうでしっかりとそのあたりの発表があると思います。
○共同通信
 今の関連なんですが、菅官房長官はオスプレイが安全だときのうもおっしゃっていましたが、今、防衛省に求めているのは将来像と全体像だと思うんですが、安全性という面では、きのうの事故もありましたが、今どのようにお考えかというのを教えてください。
○知事
 私はあくまでも防衛省との関係では、佐賀空港との関係でいえば、提案内容の全体像と将来像の明確化というお話をさせていただいているところです。ですから、まだ提案内容が明確になっていないことが問題だと申し上げているわけなんですね。それが明確になって、その後の議論の中で、この安全性というのはもちろん極めて重要なファクターですから。ですから私は関心事だと申し上げているわけで、そこはきっちりとした説明をしていただくということが何より大切だと思っております。

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