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記者会見

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知事記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

平成28年7月20日 知事定例記者会見

平成28年7月20日 知事定例記者会見 質疑全文


質疑内容

○共同通信
 まず、オスプレイに関して何点か質問させていただきます。
 今月22日で政府からの要請があって2年を迎えるにあたって、何点か質問させていただきたいんですが、改めて知事の計画の受け入れに対する賛否の立場をまず最初にお伺いさせてください。
○知事
 これまでも申し上げておりますように、私は今回の防衛省からの要請については、県民の安全・安心に係る重要な課題でありますから、スケジュール感を持つことなく、しっかりとプロセスを大切にしながら実直に向き合おうとやってまいりました。そして、いろいろありましたけれども、若宮防衛副大臣からの説明を受けまして、防衛省の要請内容のチェックをしていたわけですけれども、かなり明らかになり、一定程度の内容は示されたという認識を持ちながらも、計画の全体像、将来像について、項目的に抜けや漏れがないかなどの観点で確認精査の作業を行っておりまして、現時点での疑義などにつきましては、先週7月14日付で九州防衛局長宛に4回目の質問照会文書を発出しところです。その中で、今後につきましては、防衛省さんが25日に有明海漁協さん、29日には地元住民の方々に説明をされると聞いております。そしてまた改めて県議会、佐賀市にも説明されると思いますので、そういった場でのさまざまな意見や議論を注視しながら考えていきたいと思っているのが現在の状況です。
○共同通信
 計画に対するスタンスとして、その賛否の部分に関してはどちらか、受け入れ側とか反対側とか、立ち位置としてはまだニュートラルな部分、白紙の位置にいるということですか。
○知事
 提案内容はなんだろうかとずっと向かい合ってきたわけです。それがおおむねわかるようになってきて、主体である防衛省さんが今説明に行かれています。ですから、そういった状況の中で、いろんな対応とか意見とかが出てくると思うし、漁協さんにいたっては県と一緒になってということで、漁協さんの思いも出てきたときに、県がそれをしっかりと受けとめて対応していく段階なので、私が賛否を言う段階ではないと思っています。
○共同通信
 まだ白紙の状態と。
○知事
 そうですね、変わっていないです。
○共同通信
 6月の議会で、議論できる状況、スタートラインに立ちつつあると言われますけど、それから質問を提示した段階で、まだそれからは特に変化というのは。議論できるような感じは。
○知事
 おおむねわかってきたという話は、私もメッセージも発して、防衛省さんもそれで動きを見せて、おおむね判明している提案内容の中で、それこそ質問とか意見交換とかがこれから始まります。そういう今の状況だと思います。
○共同通信
 漁協に、25日に防衛省から説明に来ると先ほどもおっしゃられましたが、漁協との確認作業というのは、大体いつごろ、8月とか、そういった目安と、あと具体的にどういったものになっていくかというのは。
○知事
 それは予想はつきません。もちろん漁協の皆さん方、いろんな不安とか疑問とかをお持ちだと思うので、そういったところをしっかりと同じ目線に立ちながら、不安に対応できるように、我々のほうからも防衛省さんにしっかり聞いていったりしていきたいと思います。
○西日本新聞
 オスプレイに関連して、一部の報道機関が参議院選のときに世論調査を行いまして、賛成が反対を上回るという結果が出ました。こういった県民の考えは、今後、知事の判断に影響を与えますでしょうか。
○知事
 もちろん県民がどういうふうにお考えなのかをベースに考えていきたいと思うし、県議会の皆さん方がそれぞれ地域の県民の意見を代表して、いろんな議論を今やっていますし、これからも(意見が)戦わされると思うので、それをしっかり踏まえた上で考えていきたいと思っています。

○西日本新聞
 県教委の不正アクセス事件のことでお願いします。
 6月末の記者会見から続々と新たな個人情報の流出が判明しております。このことについて、まず受けとめをお願いします。
○知事
 私はもともとこのICT自体が教育の質を高めるためのものでなければいけないということ、すなわちハードはあくまでもミッション、目的、ソフト、そういったものをいかに大事にしていくのかが重要だと思っているんです。ですから、やはりこういった先端的なことをやっていくときには、1つは、それが本当に十分に教育現場の中で受けとめて消化し切っているだろうという観点と、そのために一番必要なセキュリティーがしっかり確保された上で行われているのか、この2点は極めて重要だと思っているので、今、先に進んでいますから、しっかりと教育委員会がこの2点について対応しながら前に進めていただきたいと思っています。
 そして、昨日、いろいろ事実関係を発表したと思いますけれども、私の県政は公開を徹底的にやっていくと、できる限り、嘘、隠し事なく開ける情報は開いていって、その上でみんなで議論して決めていく県政にしたいと教育委員会のほうにも申し上げて、できれば佐賀県教育委員会のほうもそういった対応をやってもらいたいということに対して受けとめて、ああしてやっていただいたのかなと思います。
 私は教育行政に微に入り細に入り介入することは考えておりませんけれども、そういった大きな考え方で進めてもらいたいということは常に申し上げているところです。
○西日本新聞
 関連して、今、教育行政にはあまり立ち入らないという話だったんですけれども、有識者から、今回のこの事件を受けて、対応のずさんさであったり情報管理体制の甘さが指摘されています。一旦このシステムを停止して、改めて見直しとか体制の強化を図る、そういった考えはありますでしょうか。
○知事
 まさに今回の対応方針にしても、教育委員会が自立的に自主的にしっかりやってもらうことだと思うんです。ですから、そこをまた私がとやかく言って、とめろとかいう問題ではなくて、一番現場に向かい合って、子どもたちのことを一番考えなければいけない教育委員会がみずから考えて対応すべき課題だと思っています。

○共同通信
 原発に関して伺いたいんですが、伊万里市の塚部市長が再稼働に反対の意向を示されましたが、その際に県と結んだ協定を準用して反対の意思を伝えると述べられましたが、知事は準用が可能だと思うかどうかというところと、また、可能でなくても、今後、九電自体が再稼働を年度内に目指すと述べられていますが、そうした迫っている中で、伊万里市の意向を聞くことというのはあるんでしょうか。
○知事
 まず、伊万里市が協定を準用してと言ったという今のお話、私もちらっと聞いたんですけれども、ちょっと意味がわからない。協定を準用するというのがどういうことを指しているのか。さっき事務方にも、どういう意味かと聞いたら、よくわからないということで。わかりますか。どういうことを指しているんだろう。
○共同通信
 自分の考えを補足しているんですが、その協定が、直接再稼働が含まれているわけではないけれども、それを準用というところで直接明示してはいないけれども、再稼働にあたっては、こういった協定を結んでいるから県に対して意向を伝えられると考えているんではないかなと。
○知事
 それは、意思を確認したいというか、それを準用と言うとは僕は思えないので。こういうことには根拠はすごく大事で、もちろん市長さんが反対という思いを持っているのは、それは受けとめますけれども、特に規定の問題は、それはそれとしてしっかり事務的にもちゃんとやったほうがいい、どういう趣旨でやっているのか整理したほうがいいと思います。私にはよくわからない。
○共同通信
 原発の再稼働に関して、同意権の部分で、知事は従来、国の考えを聞いた上でとおっしゃられていますが、現時点で知事の考えとしては、その30キロ圏の自治体に与えられるべきかどうかというのは。
○知事
 前から申し上げているように、審査が進む過程の中で、国から話があることになっていますから、その中で、我々としての意見も言いたいと思うし、もちろん伊万里市長がそういう意向だということも含めて、状況については説明をして、その上で考えていく、そして決めていくのは、国が責任を持ってやっていくことに変わりありません。
○共同通信
 先日の鹿児島県知事選で、三反園知事が新たに就任しましたけれども、8月に一時停止を申し入れると九電に対して述べられましたけれども、それに対して知事の受けとめはいかがでしょうか。
○知事
 私も報道を介してしかわからないですけれども、同じ九州電力なので、しっかり注目して、そういった対応も踏まえて、いろいろ考えていかなければいけないとは思っています。
○NHK
 原発のほうから1点、改めての質問なんですけれども、塚部市長が反対の意向を示されたということで、原発の30キロ圏をはじめ県内の自治体の合意形成を図っていく上で、伊万里市長の反対という発言が影響を及ぼすかどうかという点については、どういう今お考えなのかということをお願いします。
○知事
 (首長は)市町で20人いるわけですから、首長さんは政治家でもあるし、それぞれのお考えもお持ちだと思うので、どういう観点から、どういう思いで発言されたのかも大事だと思いますし、いずれ市町の首長さんの皆さんとは、こういった問題についても意見交換するタイミングは必ず来ると思うんです。それはどういう形になるのか、GMを使うのかどうかわかりませんけれども、そういった中で、よく話を聞いていくことはしていこうと思っています。
○NHK
 そうすると、いざ原子力規制委員会の審査が合格したときに、例えば、知事と玄海町長の判断で立地自治体として同意するわけではなくて、あくまでも一旦、県内の全ての自治体の首長さんの意見を聞く場を設けた上でという形になるという理解でよろしいんでしょうか。
○知事
 あらかじめどうあるべきと決める話じゃないと前から申し上げたように、審査が進んだ上で、向こうから話があったときに、我々としての考え方とかを説明して、その後の進め方も決めていきたいと思うし、それにあわせて、先ほどからお話があるように、鹿児島県が多分またいろんな動きをされると思うんです。そういったところもしっかり注目して、進め方も含めてよく考えていくという視点も必要かなと思っています。
○NHK
 ということですと、今のご発言というのは、あくまでも再稼働に向けての合意形成の手続とは別に、いわゆる意見の場は別として、県としては聞くということでも県内の20市町の首長の…。
○知事
 私はもともと選挙のときからいろいろ条件をつけた上で、再稼働について、方向性としては示しているんだけれども、その中で、これからいろんな情報が出てきて、原子力規制委員会に対しても、これも島崎さんか、元委員もいろいろお話をしたり、鹿児島県がいろいろ言ってきたりとか、いろいろ出てくる。市町の首長さんも意見があるだろうし、そういったことは幅広く聞いていく。鹿児島は委員会をつくると言っているのかな。佐賀県もこれから多くの関係の皆さん方から事情聴取することについては、そうやってあまり絞るんじゃなくて、本当に多くの方からいろんな垣根なしにいろんな話を聞いていきたいと思っています。

○NHK
 先日、佐賀県のほうから防衛省に対しての答弁書の中で、環境アセスについての考え方を一部ふれられていたかと思うんですけれども、改めて知事として、全体像が今示されている中で、環境アセスを実施してもらう必要性があるかないかどう考えているかということを。
○知事
 これはルールどおりにやっていくことだと思うんです。ですから、その趣旨をねじ曲げるようなやり方はおかしいので、その趣旨に合ったように、36ヘクタールなら36ヘクタール、どういった場合に対してやるべきなのかどうかをしっかりと詰めていくことだと思っています。

○毎日新聞
 原発の関連ですけれども、知事も島崎委員のお名前を出されましたけれども、鹿児島の知事にしても、熊本地震の影響を重視されているようですけれども、再稼働に対して、熊本地震の影響を改めてどういうふうにお考えか、教えてください。
○知事
 私も熊本地震は九州の地震でもあるので、気にしていたのですが、これに対して、原子力規制委員会の田中委員長は、熊本地震を受けて施設の点検をしなくていいのかということに関して、十分に安全審査をやっていますし、熊本の地震が起こった後も評価していますから、特に私どもからなにかするということはありませんと述べられています。ですから、こういったことで本当にいいのかどうかも含めて、これから鹿児島のほうでも焦点になっていくと思いますので、我々とするとそういったことをしっかりと注視していくことになります。

○佐賀新聞
 有明海沿岸道路のことでお尋ねします。
 芦刈南インターの下り線出口が崩壊した後、知事も現地視察されたと思うんですが、その後、上り線のほうもひび割れがあって、今、上下線とも全面通行止めで復旧のめどが立っていない状況かと思います。間もなく崩落から1カ月たちますけれども、知事の現状の受けとめをお伺いできればと思います。
○知事
 かなり衝撃を受けまして、まだ3カ月しかたっていなかったものが陥没したということで、いち早く行ってみましたけれども、芦刈から芦刈南で供用開始したところで、徹底的にまずは調査をしろと。1つはやっぱり熊本地震があった、そして、その後大雨が降った、そことの因果関係をしっかり整理することと、やはり有沿道路全体としてああいう地域に立地していますから、できるだけリアルタイムで情報をとって、何か危ない状況を察知したらすぐとめろと指示をして、今、大雨のときは1日2回、チェックをすると。ふだんは1日1回とか。厳しく見ていますので、そういった中で対応していくことと、これから六角川大橋という橋をつくろうとしていて、そこからさらに福富のほうまで延ばす計画で、もっともっとぬかるみ状態でもあるので、ここでしっかりと立ちどまって、今後の展望を明らかにしながら前に進めていくことが必要だと思っています。
 ですので、できるだけ早くもう一回開通したいとは思うんですけれども、そこまで渋滞することなく、三王崎のところからうまく信号とかを調整すればなんとかなっていると聞いているので、できるだけ早くとは思いますけれども、焦って急ぐことなく、しっかりと安全対策がある程度できてからやっていくことで皆さん方のご理解を得ていきたいと思っています。

○読売新聞
 確認になるんですけれども、玄海原発の再稼働についての知事の姿勢について、改めて教えてください。
 あと、熊本地震に絡めてなんですけれども、県内にも断層が幾つかあって、唐津市にもありますけれども、玄海原発の安全性については保たれていると思われますでしょうか。
○知事
 それも含めて規制委員会が今審査していますから。断層は本当にどこにあるかを100%わかっているわけではなくて、だから、どんな断層が真下にあってもある程度対応できるという視点での精査が必要かなと思いますけれども、そういったことも含めて規制委員会が審査をしていただいておりますので、注視していくということだと思っています。
○読売新聞
 再稼働についての姿勢もお願いします。賛成か反対かというところ。
○知事
 ですから、私は安全・安心の観点から規制委員会の審査の状況を見守っていくと。そこが確認されていくことが必要だと思うし、規制委員会の審査に関しても、私は規制委員会を信じていますけれども、それでも常にチェックをかけていくという観点と、それから、今、県内のほうでもいろんなご意見もありますから、しっかりとヒアリングもしながら、そういう人たちと向かい合って、県民の意見をしっかりと尊重していく、県議会の議論もしっかり見据えていくということを踏まえた上で、その両点がオーケーとしたならば、再稼働に向けて私は方向性としては出していると思っています。

○朝日新聞
 知事から冒頭、参院選に絡んで合区のお話がありましたけれども、鳥取、高知の例などを出して、合区で候補がいないのはどうなのかという趣旨のお話がありました。憲法改正を含めて国民的な議論をとおっしゃっていましたけど、憲法改正以外には具体的にはどういうふうなやり方があるというふうにお考えですか。知事は昨年とかにも地域代表的な意味合いを書き込んだりという憲法改正の一つのプランというか、案としてお話しになっていますけれども、ほかに合区の今回の問題についてどういうふうに向き合い方があるものかご意見を。
○知事
 例えば、法律マターで公職選挙法だとか国会法だとか、そういう法律でできると、私としてはあまり思えない。結局、14条があって、それをオーバーラップするような規定を法律でつくれるのかなという意識があって、むしろこれこそが憲法でしっかりと特別的に、例えば、アメリカ上院じゃないけれども、参議院でいえば各県1人とかいうことをしていかないと、小手先で何かやっても、それこそ人口当たりでやるわけです。しかも投票率も加味されるわけないし。本当にそれで何か解決するのかというと、私は解決する気がしない。さっき言いました不可逆的、1回都市部に行った議員は戻ってこないと僕はすごく思っているので、そういう意味では本当に喫緊、ずっと放置して10年20年たつと、人口の少ない地域にもかかわらず面積が大きくて、多くの例えば農産物を生んだり食料を生んだり、いろんなエネルギーを生んだりしているところは、どうやって意見を代弁していくんだろうという大きな問題に必ず突き当たると思うし、私は今、Re:サガミーティングで東京や大阪、福岡とか行っている中で、地域のことを思っている人がいっぱいいるはずなんです。もともと地域から都市部に出ているから、そういう人たちの感覚が本当に今の議論に反映されているのかなと。都市部の人は本当に都市部の議員をもっともっと欲しがっているのかなと。国民の気持ちと別の方向にどんどん行っているような気がして、すごく不安になるんですけど、今のは個人的な意見で、みんながどういう思いでいるのか議論すべき課題と思います。
○朝日新聞
 喫緊の課題ということで言いますと、首相が秋にも憲法審査会を動かしていきたいというふうには発言しているんですけれども、まさにそういったところで合区の問題や定数について憲法で議論に上がってほしいといいますか、そういうふうなお考えを知事はお持ちですか。
○知事
 全くそう思っています。ですから、何よりこの問題かなと。日本という国全体を形づけることですよね。本当にこのままいくと、国政全般で、それこそ離島とか中山間地だとかのお話をどうやって代弁していくんだろうな、と。これは待ったなしじゃないかと思います。
○共同通信
 合区の話なんですけど、合区は今回限りにしてほしいという発言がありましたけれども、それは佐賀選挙区の合区はやめてほしいということでいいんでしょうか。
○知事
 もちろんそれもあります。私は佐賀県知事として、佐賀県という県土についてしっかりと物を申す。皆さん今、大分議論をいただきましたけど、こんな小さな佐賀県でも、原発やオスプレイやら諫干や新幹線やダムや、まだありますね。本当に多くの国政と絡む懸案があります。国会議員がどんどん合区でいなくなるのは、大丈夫かというすごく切迫した気持ちになって、もちろん佐賀だけのエゴで言うつもりはないけれども、うちより少ないところでいうと福井とか山梨、そういったところの皆さん方の思いもあるんだろうと思うので、ぜひ発信してもらいたい。

○共同通信
 原発再稼働に関して、県民とかのいろんな議論を注視して聞いていくことになると思うんですけれども、それでもし反対の声とかがかなり強まってきた場合は、知事の方針が変わる可能性もあるという理解でよろしいんでしょうか。
○知事
 県民の声というのは難しくて、私もいろんなところでこういった懸案について聞いているんですけれども、地域によっても濃淡があったり、そういったものをどう考えていくのかなという気持ちがあります。そういったことも含めて県議会の議論もあるんでしょうけれども。
 それと、特に原発に関して言うと、玄海原発はあるわけです。毎回申し上げているように、私も基本的に原発のない社会をつくろうという方向性には賛成で、そういった方向性を国の計画のほうでも示してもらいたい、もっと急いでほしいという思いはあるものの、今、佐賀県に立地している玄海原発とどう向かい合っていくのか、廃炉にしていくにしても、まだ40年以上かかる。これをどうやって適切に管理しながら依存度を減らしていくのかという観点をしっかりと考えて、それを受けとめて判断していく。それこそ、ないほうがよかやっかって思いますよね。でも、どうやってやるのが本当の県民の幸せにつながるんだろうかということを、これからの安全・安心、そういった管理も含めて考えていくと、この決断はぐっと、本当にすごく重いなと。だからこそ、しっかりとみんなでよく考えながら決めていくというプロセスも大事だと思っています。

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