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記者会見

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※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

平成29年4月18日 知事定例記者会見

平成29年4月18日 知事定例記者会見 質疑全文


質疑内容

○読売新聞
 まず1点目、先ほど説明ありました玄海原発の視察に関してですけれども、知事は就任直後にも一度視察をされているかと思います。今回で2度目の視察になりますが、1回目見られたときの回り方と、今回、地元同意の判断を迫られる中での視察、見て回る箇所だとか主眼を置かれるポイントが変わるのか、どういうふうにして見て回るのかですね。
 それと、社長との意見交換会も予定されておりますが、九電の姿勢を確認とおっしゃいましたけれども、どのようなことを知事のほうからおっしゃって、どのような社長の姿勢を引き出したいと思われているのかについて。
 もう一点関連して、世耕経産大臣との面会というのも知事は判断する上で重要視されておりますが、きょう一部報道で、22日にも佐賀県を訪れて面会という報道もなされておりますが、大臣のスケジュールも合わせて教えていただければと思います。
○知事
 まず、玄海原子力発電所の安全対策についての視察につきましては、先ほども若干申し上げましたけれども、九電が規制委員会とのやりとりの中で、充実強化をされたところがあります。例えば、竜巻対策ですとか基準地震動が上がったことによる耐震性の向上ですとか、可搬型設備の保管庫などを、チェーン固定式でありましたけれども、そういったものを箱型に変えたという話も聞いております。
 それから、緊急時の対策等についてはこれから整備されるということで、その予定地とか、前回いろいろ回らせていただいたところからの充実強化について、どういうことがなされたのかということを確認したいと思っています。
 それから、2点目の九電の姿勢についてですけれども、私は知事就任以降、九電と話をさせていただいて、最初のときに、うそをつかない、そして風通しをよくする、あらゆる事態にしっかり対応するというこの3点についてしっかりお願いしますという中で、途中、免震棟の話がありました。それから、乾式貯蔵の話がありました。そういった話について、必ずしもストレートに情報が県のほうに来なかったということもあったので、私はやはりこういった災害対策、特に原子力についてはソフトウエア、人がどう動かすべきなのか、人がどう動こうとしているのかということがとても大事だと思っています。そういったところについて、改めて九電さんの考え方──私が申し上げたいのは、特に、このうそをつかないということ、そして風通しをよくするということについては、幹部職員だけではなくて、まさに現場で働く人全ての人たちがそういう意識を共有することによってなし遂げられることだと思っています。ですので、そういったところが、九電さん全体に意識共有ができているのかどうかについての確認をさせていただきたいと思っております。
 それからもう一点は、経産大臣にぜひ佐賀のほうにお越しいただくという話については、かねてから調整をしているところであります。日程につきましては現在調整中でありますし、それにつきましては国のほうからまとまり次第発表があると思います。

○読売新聞
 諫早干拓事業の問題でお伺いしたいんですけれども、きのう長崎地裁のほうで開門差し止めを命じる判決が出ました。一部報道になりますけれども、国側は控訴しない方針ということも出ておりまして、そうすれば国側は開門しないという姿勢を鮮明にするかとは思われるんですけれども、佐賀県側としては、漁民の方々も開門をして有明海再生の原因究明をしてほしい。それに対して、知事も漁民に寄り添う形での姿勢を貫いてこられたかと思いますので、きのうの長崎地裁の判決や国側が控訴をしないとしていることに関して、知事の所見がありましたらお願いいたします。
○知事
 まず、きのう、長崎地裁において開門差し止めを認める判決が出されたことに対しては、本当に残念に思っています。今お話がありましたけれども、国はみずから福岡高裁の判決を受け入れるという決定をしたわけですから、今後、控訴することを、控訴していただけると私は信じています。県としては、一日も早く宝の海有明海を再生したいという漁業者の純粋な気持ちに寄り添い、有明海の環境変化の原因究明と水産振興が図られるように、引き続き国に対して強く求めていきたいと思います。
 そして、国が和解に向けて努力をしたことについては認めたいと思いますけれども、私はそのやり方として、開門しないことを前提とした和解協議ということが非常にバランスが悪い。みんなで宝の海有明海を再生したい、そして、みんなが歩み寄ろうという和解協議であるとしたならば、そういった前提はつかなく──つかない協議というのも途中提案が出ましたけれども、本当にみんなが歩み寄ろうとする姿勢については、そういう和解協議は、私は意義があるんだろうとは思っておりますけれども、そういった入り口の段階でいかがなものかなと思ったところです。
 今後も、もしそういった協議という場面があるとしたら、もし控訴していただく、それに限らず、控訴されたら、福岡高裁でまたということになるのかわかりませんけれども、いずれそういう場面も出てくるかと思いますので、しっかりとフラットな土俵というものを期待したいと思っています。

○佐賀新聞
 まず1点目は、今度九電を視察される際に、昼夜かねがね安全対策もさることながら、ソフトとか人の面を強調されていると思いますけれども、その意識確認をされる中で、具体的に県として、要は形を求められるようなものというのは具体的に何かありますでしょうか。
○知事
 私は、例えば、何か私が申し上げて、それを九電さんがやるというのはどうかなと思っているんです。基本的に、やはり自分の会社がどう考えるのかがすごく大事で、今回のこういう、私から言っている3つの話にしても、それをどう自分たちで消化して、どのような形で意識の共有を図っていくのかについても、私はあした、何らかのお話があると思いますので、それを踏まえてまた考えていきたいと思っています。
○佐賀新聞
 知事のほうから具体的に何かを、これを下さいとかという提案をされるのではなくて、九電の姿勢をまずは確認されるということですか。
○知事
 私が、方向性については示すことがあっても、具体的にこれをするというようなことについて申し上げたことはありません。例えば、もっと現場に寄り添ってほしいとか、そういった話はこれまでもさせていただいておりますし、地域の皆さんとともに、そういった安全ということに対して同じ気持ちになってもらいたいとかいうこともあります。そういったことのために、九電がどう考えていくのかは、自分たちの中で消化して、アウトプットを出していただくと。また、そういう中にもとても意義があることだと思います。
○佐賀新聞
 アウトプットみたいなものは、あした、九電の社長から何らかある可能性もあるということですか。
○知事
 私、全くわかりません。皆さん方も大分私のやり方はわかっていただいたと思いますけど、あまり後ろのほうから予定調和的に何かをするということはしていないので、純粋な気持ちであした、瓜生社長が何をしゃべられるのかなと私は思っています。
○佐賀新聞
 再稼働に関する知事の判断に関してですが、最近、北朝鮮の情勢が不透明になっているかと思うんですけれども、そのあたりに関して危惧する声もあると思うんですが、北朝鮮情勢みたいなものが知事の判断に一定の影響を与えることはあるんでしょうか。
○知事
 もちろん、そういったことについても考えながら今回の審査もされておりますし、それとはまた別途、今回の、今の北朝鮮の情勢といったことに対する危機感は私も考えております。もし米軍が何らかの対応をとったときには、佐賀県は非常に近い場所にありますから、すぐに緊急の対応がとれるような体制も指示してあって、緊急事態対策本部をすぐ設置して、県民の安全・安心のためにすぐ対応する準備を整えております。
○佐賀新聞
 ちょっとくどいようで申しわけないんですけれども、最終判断を4月中になるのではないかということでおっしゃっていますけれども、今後の4月の日程を考えたときに、先ほど大臣の訪問はまだ調整中ということだったんですが、週末があと2回しかなくて、その最後の2回目の週末というのはゴールデンウイークにかかってしまうと思うんですけれども、くどいようですが、その前の週の22、23のあたりで調整されているということはないでしょうか。
○知事
 大臣が来るときの危機管理というのがあって、いろんなところが漏れていくと問題じゃないかというのは国のほうから、どの大臣が来るときもお話をいただいていて、この日程については基本的にやっぱり国のほうが責任を持ってみずから発表するというのを待ったほうが私はいいのではないかと思っておりますし、国からもそういう話が来ていることについては理解をしているわけです。
 ですから、私とすると、これまでも4月中にということについてのニュアンスは出していますよね。という中でご判断いただきたいなと思いますし、そして、その表明についても、改めて申し上げると、あしたの九電さんとのやりとり、それから、世耕大臣とのやりとりといったものについての状況によってまた変わってくるというところについてはご理解いただきたいなと。いわゆるスケジュールがどうなるのかということについて、それに引きずられるということはないということです。
○NHK
 先ほど知事のほうから九電に対して、うそをつかないこと、風通しをよくすること、あす行かれる際に九電全体に意思共有ができているかの確認をしたいという話をされましたけれども、その確認をするというのは、具体的に何をもってそういった意思共有ができているというふうに判断されるのかというあたり、知事のお考えをもう少し詳しくお伺いできますか。
○知事
 この3項目の話については、もうかねがね、瓜生社長と会うたびに毎回申し上げているところでもあるので、今回どういうようなお話が社長のほうからあるのか、まさにお待ちしたいという気持ちです。先ほども申し上げたように、例えば、こういうことであればいいとか悪いとか、そういったことを私から申し上げるのは、むしろ差し控えたほうがいいかと思っています。
○NHK
 あした瓜生社長とお話しになることの、知事の最終的な判断を前にしたその重要性というものをいま一度ちょっとお伺いできますでしょうか。
○知事
 極めて重要だと思っています。
○NHK
 どういう意味において。
○知事
 ですから、いわゆるソフトウエア、私はやはり、これまでも大体大きな問題があるというときには、ソフト、例えば、今までのスリーマイル、チェルノブイリなんかもよく考えてみて、そして日本でも、私も現場で作業をしていたJCOの事故もそうでしたよね。あれもとても本来予定されていた工程ではないところをはしょって職員がまぜ合わせたことによって臨界が発生したり。基本的にやっぱり、いくらハードを完璧にしても、どこかでソフトに問題があれば、例えば、サイバーテロもそうですね、いろんな状況とはそういったところから生まれてくると思うので、そういったところに対する意識は常に問い続けなければいけない。そして、そういう体制がとれているのかについては、我々がしっかりと常に監視をしていく、注視をしていくということが大事だと思うので、あしたはとても大切だと思っています。
○佐賀新聞
 原発の再稼働関係で確認ですけど、あした九電、玄海原発を視察すると、あと残るは経産大臣の視察というのが判断の前に踏むべきステップとして1つだけ残ると思うんですが、経産大臣が視察に来られたときに、その場で知事が再稼働に関する考えを表明する可能性というのはあるんでしょうか。
○知事
 私なりの仕事の仕方からして、それを受けて、またしっかり考える時間が必要だと思っています。
○佐賀新聞
 では、その日ではなくて、後日ということになるんですか。
○知事
 その日はあり得ない。

○毎日新聞
 オスプレイの配備計画についてですけれども、九州防衛局のほうが26日から28日に地権者向けの説明会を開催するということで決まっていますけれども、知事が配備計画について何らかの決断を下すとは思うんですけれども、その際に、この説明会というのがどういう位置づけになって、どういう意味をもたらすものなのかというのを教えていただけますか。
○知事
 かねてから佐賀空港の自衛隊使用要請に関しては、地権者を対象に説明が行われるということが極めて大事、まさに地権者、そこの権利を持っている皆さん方なのでというふうに思っておりましたので、今回、4カ所、説明会を開かれるということに関しては大きな意義がある。そして、その状況をしっかり我々として見据えなければいけないということを考えております。

○朝日新聞
 玄海原発の再稼働に関して、地元同意についての知事のご意見を伺いたいんですけれども、これまでは最初の川内原発の流れと一緒で、立地自治体と立地県というふうになっていて、法整備を求める声もありますけれども、改めて知事の今のこのスキームに対しての意見を伺いたいと思います。
○知事
 今回、今、我々はそういう国から理解を求められている状況にあるわけですけれども、その中で、佐賀県、そして福岡県、長崎県のさまざまな皆さん方が、さまざまな思いの中で立地地域としてあるわけで、その中で、エネルギー基本計画の中でうたわれていて、必ずしも、もちろん同意権というものは存在していないわけですけれども、そうは言いながらも、やっぱり地元の理解を得ながら進めていくものとするということで、地元の理解を求められるという状況でしたよね。というのは、我々地域に住んでいる住民からすると、非常にわかりにくい。私も説明が非常にしづらかった。例えば、同意、同意と県民の皆さん方からも、マスコミの皆さん方も言われる。ただ、同意権というのは存在していないけれども、実際に国のほうから理解を求めて判断を求められている状況について、なかなか説明がしづらい、難しいということはどうなのかなということと、やはりある程度手続きというのはルールとして見えていたほうが、そのルール自体をつくるときにもさまざまな議論ができるし、その結果についても、みんなで共有できて、認識ができるといったこともあるので、もう少し国のほうでしっかりとそういったものについては検討がなされたらいいのかなという率直な感想を持ちました。
○朝日新聞
 それは法整備をしたほうがいいというふうに捉えてよろしいんですか。
○知事
 そのルールのつくり方というのは、またさまざまなご意見もあると思います。ですから、法制化もその考え方の一つだというふうには思います。

○朝日新聞
 さきに今村復興大臣が、自主避難者が故郷に戻れないことを本人の責任というふうにご発言されたと思うんですけれども、それをお聞きになった知事としての受けとめを伺えたらと思います。
○知事
 私もご本人とこの件について話をしていないので、真意はわからないところもあるんですけれども、おそらく大臣は今の国の仕切りというか、考え方というものを説明されたんだと思いますけれども、一つ大事なことというのは、やはり被災地の皆さん方、そして、避難されている皆さん方というのは本当にそれぞれいろんな思いを抱えながら、そして、ああいった事故のことでさまざまな状況が生まれて、苦しい状況に追い込まれているということに対しては、やはり我々政治家というのは敏感でなければいけないなと思いますが、大臣の発言自体がどう受けとられるのかというところは、もうちょっと意識を持たれたほうがよかったのかなとは思いますけれども、大臣が説明したいという理屈については、私はわかりますし、若干気の毒に、そういったところをがっと言われるというのはどうかなとは思います。

○朝日新聞
 知事がかねがねおっしゃられている気づきについて改めて伺いたいんですけれども、知事は就任当初から一貫して県民の理解と安全性の確認がとれれば再稼働を容認するという姿勢を貫いていらっしゃると思うんですけれども、その中で、今までの意見を聞くというのがどう判断に反映されているのかということから、一部では、ただのアリバイづくりじゃないかとかいう声も聞かれるところではあるんですけれども、これまでの広く県民の意見を聞くという、それが知事のお考えにどう反映されているのかを改めて伺えればと思うんですが。
○知事
 私は、そのアリバイという言葉がよくわからなくて、どうしてそのアリバイという言葉が出てくるのかなと思って、心外なんですね、それ。やはり今この住民の理解というか、民意を考えるときに、知事、首長も、そして議会も、やはり多くの県民の皆さん方の意見ということに敏感でなければいけないということがまずあります。そのときに、まず全ての住民の皆さん方に意見表明の場が開かれていて、いろんな意見が言える、専門家も含めて、という場をつくっていくことがとても大事で、その中でさまざまな意見があって、こういう観点の意見もあるのかなというような意識、気づき、そういったものを私も持つ。そして、住民の代表である議員の皆さん方も持っていただく。
 例えば、県民の意見は県議会だから、県議会がすぐ判断すればいいか、すぐ決めていいかというと、私はそんなことないと思うんです。今回我々も、広く意見を聴く委員会、県民説明会、GM※、ご意見メール、いろんなところへ公開しながら、いろんな情報を出しながら、その中で、「ああ、やはりこういう危惧の声が多いんだな」とか、そういったものはみんなが認識したと思うんです。そういったプロセスをしっかり踏みながら、その過程の中で出てきた意見に対して、実際どういう結論になるかというのはわかっていないわけですから、私はあらかじめ自分としての考え方は、この件に関しては選挙の前から表明させていただいていましたけれども、その後の動きの中で、それは絶対ということではないわけであって、これはもうこの問題に限らず。ですので、そういったことをできるだけ開いたところで議論がしやすい環境にして、その上で県議会の意見、そして、知事の判断は、私は意義がある仕事の仕方というか、プロセスだと考えております。
※GM(佐賀県GM21ミーティング)…市町長と知事を合わせた21人の首長が自由闊達に意見交換を行い、様々な地域課題を浮き彫りにしながら、その意識を共有する場。
○サガテレビ
 先ほどいろんな意見を聞いてということだったんですけれども、弊社の世論調査とかでは再稼働に関して反対が五十何%以上で、他社のやつでも50%を超えていて、もちろん県議会の議会制民主主義、代表ということはわかるんですが、一般的には反対世論が多い中で、そういう方々にどういうふうに理解をしてもらおうと思っているのか、改めて教えてもらっていいですか。
○知事
 私もこの件に関しては、多くの県民の皆さん方とも意見交換しましたし、私に直接、さすがに再稼働はやめてよねという方も結構おられました。その中で、一つあるのは、サガテレビの世論調査もそうですけれども、本当に多くの方々が原発というものに対して福島の事故を見て恐ろしい、安全が第一だ、子供のために再生エネルギーでという気持ちになるのはよくわかります。そういう方が多いんです。その皆さん方が再稼働反対というところと非常に近くなっているということなんです。
 ですから、再稼働をしないときに、玄海原発が全部なくなるのかといったら、そうではないわけで、玄海原発に対して私が常に注視して立ち向かっていかなければいけないと思っているというのはそういう意味で、私からすると、今、再稼働していない玄海原発であっても、いざというときにどうしようかということを常に考えています。そのあたりがおそらく原発じゃなくて自然エネルギーに移行という方については、非常に(%が)高い。そして、安全が第一という人は県民のほとんどだと思っている。ですから、そこと今回の再稼働の問題についてどう結びつけられているのかなということに対する意識は、私は考えているところであります。
○共同通信
 知事が容認を表明する際の具体的な、例えば、経産大臣に東京で会って表明するとか、記者会見を開いて、きょう経産大臣に伝えましたとか、いろんなやり方があると思うんですけれども、具体的に今イメージしている方法というのはありますでしょうか。
○知事
 自分が表明するときにどういう形かということですか。ちょっとまだ考えていませんけど、ここ(記者会見)でいいですか。
 なかなか信じてもらえないけど、本当に先のことを考えるとき、よくマスコミの皆さん方からは、こうなっているんでしょう、こうなっているんでしょうというふうに言われますけど、本当にそうじゃないんです。ですから、本当に近くなってから、じゃ、どこでやるのがいいだろうかということも考えるので、何となく今の私のふとした思い、(共同通信記者)さんとの話の中だけど、普通ここで話すのかなという感じですか。
○共同通信
 エネルギー基本計画で、その中身によって理解を求められているという認識だと思うんですけど、そうなると、やはり経産大臣に伝えるのが、理解をしたということだと思うんですけど、それはそれでいいんでしょうか。
○知事
 まず、結論を決めていませんし、そのときの表明の仕方とすると、経産大臣から求められているのであれば、いずれ経産大臣にお返しするということは必要なんでしょうね。ですけど、まずは県民の皆さん方に自分の考えを知らせるというところのほうが大事かなと思います。
○共同通信
 記者会見が先になる可能性もあるということですか。
○知事
 それは考えさせて。
○毎日新聞
 原発の安全性の関係ですけれども、これまでも、今も言われましたけど、玄海原発がそこにあるということで、ずっとこれからも配慮していかなくてはいけないというふうなお考えで、管理が重要だということを言われますけれども、再稼働することによる事故の危険性というのはどのように変わるのでしょうか。
○知事
 そこは難しい質問ですよね。ただ、本当に我々はもう安全を第一に、玄海原発がしっかりとこれから管理されていくように、県民の安全が第一で、そして、決して事故を起こさせないという強い覚悟で向かい合うということだと思います。
○毎日新聞
 反対意見というのは、やはり再稼働することによって使用済み燃料とは別に、稼働することで事故が高まるという不安というか、そういう声だと思うんですけれども、それへの考えというんですか、反対意見に対する考えというのはあるんでしょうか。
○知事
 そこは本当に総合的なまさに判断、さまざまな要素があると思うんです。今、我が国の中でこの原子力政策全体とすると、エネルギーの問題、エネルギーミックスの中でどう立ち向かっていくべきなのかという中で、全体としてどうあるべきなのかという中での判断になると思います。

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