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記者会見

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※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

平成29年9月6日 知事定例記者会見

平成29年9月6日 知事定例記者会見 質疑全文


質疑内容

○毎日新聞
 オスプレイの配備計画ですけれども、オーストラリアでの米軍機の事故、大分での緊急着陸など、事故やそういうものが相次いでいる状況ですけれども、今、県は漁業者の不安払拭というところに汗をかいている段階だとは思うんですけれども、そこに与える影響、どのような影響が与えられるかというのをお聞かせください。
○知事
 今お話いただきましたように、まず漁業者の皆さん方と国との信頼関係を紡ぐ作業と申し上げておりますように、それぞれの思いと国の考え方というもの、そして国に漁業者の皆さん方の思いを理解していただけるような形でのさまざまな調整を実施しているというのが、まず今、大きな柱になっております。
 その中で、今ご指摘いただきましたように、この事故の受けとめが1つ大きなポイントになっておりまして、昨年の12月に沖縄の名護市沖での不時着水があって機体が大破するという事故が発生しましたけれども、それから1年もたたない8月5日にオーストラリア沖で再びありました。
 そして、8月29日には、沖縄へ向かうオスプレイが大分空港に緊急着陸をしたという話がありました。このような事故、そしてトラブルは、これはもう漁業者のみならず、県民の不安を増大させるものと考えておりまして、我々とすると厳しく受けとめざるを得ない問題だというふうに思っています。
 ですので、現在、官房長官もしっかりと原因については究明して、説明を求めて、佐賀県を含めて関係県にしっかり連絡するようにという指示をしたというふうに聞いております。徹底した原因究明、情報開示を行うこと、そして説明責任をしっかり果たしていただきたいと思っております。
○共同通信
 知事は、小野寺防衛大臣からの説明を、県としては待っている状況だというお話でしたけれども、なんらかの先方からのアクションはあったんでしょうか。
○知事
 まだ具体的にこの安全の問題についての説明がいつなされるのかといったことについての情報はございません。こちらのほうは、お待ちすることになるんだろうと思いますが、それとは別途、漁業者と国とつなぐ作業というか、漁業者の思いを訴えるということに関しては、状況に応じて小野寺大臣ともお話しさせていただく機会を考えていきたいとは思っています。
○共同通信
 その漁業者と国をつなぐ作業ですけれども、前回の定例会見では、スタートしたばかりであるという話でしたけれども、1カ月がたって今の進捗状況というのはいかがでしょう。
○知事
 これも、さまざまなバリエーションというか、さまざまなパイプだとかいろんな方々を通して、そしていろんなレベルで今やっている途中なので、その一つ一つについての状況というのは──本当いろいろ交渉事なので、ある程度はっきりした段階でというふうに思っておりますけれども、漁業者の切実な思いというものは大分、項目的にはわかってきたのかなと。もちろん、まだまだあるのかもしれませんけれども、これはまだ引き続き作業をしておりますけれども、原点にあるのはやっぱり国への不信感なんですけれども、いざというときどうなんだとか、本当に国はずっとしっかりと長期的に有明海を見てもらえるのかとか、さまざま意見、そういったものに対して国がどう向かい合っていくのか、そういったところが一つのポイントになってくるのかなと思いますけれども、ちょっとそこは、先のことについてはまだ見通せない状況にあります。

○共同通信
 先日の訓練の話に移るんですけれども、訓練から2日たって、先ほどいろんな成果があったという話だったんですけれども、一方で課題もあったかなと思うんですが、知事から見て、具体的にここは改善したほうがいいなと思った部分があれば教えてください。
○知事
 改善というか、一つはやはり県民の皆さん方に、原発の事故というものにどう冷静に対処したほうが、県民のために、県民全体になるのかというようなことは、もうちょっとわかりやすい形でお示ししたほうがいいのかなと。いろんな手段で広報はしているんですけれども、あまりふだんから関心をお持ちでない方に関していうと、多分とても難しいところがあるので、ある程度、まずは誤解を恐れないところでわかりやすいような説明ができないものなのかなというところについては、これはさらに今後みんなで考えていきたいと思います。
 それともう一点は、これも大分申し上げていますけど、本当に計画に書いてあるルールどおりに行くはずがないのでというところがすごく大事で、ややもすると行政がこのとおりいきます、大丈夫ですと言いたくなるところがあるんですけれども、実際のところ、さまざまな災害に対応したときに、そのとおりにならないわけで、そのときにどうあるべきなのか、冷静でいられるのか、これは我々もそうですけれども、住民の皆さん方もそうです。これは原子力事故に限らずですけれども。そういうところで冷静に対応していくということ、そしてそのときには、計画では一つの手段が書き込まれるんですけれども、そのほかに多くのほかの手段があるんだなと。例えば今回も、離島はみんな船ということで計画は書いてあるんですけれども、さまざまな形で、いざというときはやはりヘリが有効だろうというふうにも私も思っています。でも、逆に言えばヘリを書いてしまうと、ヘリが飛べないときもあるわけですよね。ですから、ある程度しっかり避難の施設の中に入っていただくことがとても大事で、その中で状況に応じて一番いい手段をぱっと選ぶというオペレーションをしていくということ。我々が、しっかり島の皆さん方のことを考えて、見ていますよというメッセージをしっかり送っておくということが大事だと思いますので、今回、離島の住民の皆さん方からも、ヘリということを初めて気づいたという方もおられたと聞きましたから、やはりもっともっとそういういろんなことの周知とさまざまな手段があるんだよということ、そして、その準備を我々はしているんだということをもっともっと対話をしなければいけないなと思いました。

○佐賀新聞
 オスプレイに関してなんですが、漁業者と国との交渉について、ある程度はっきりした段階で公表したいと思っているというふうにおっしゃっていましたけれども、ノリの漁期などを考えると、9月議会での表明──表明というか、はっきりしたものを公表されるみたいなスケジュール感はあるんでしょうか。
○知事
 スケジュール感はありません。これもかねてから申し上げていますように、漁業者と国との信頼関係ができないと、その先ということは見えないので、そこはそれを今、そこの調整をすることに注力してということだと思っていますので、いつまでにと──もし、いつまでにということがあるのであれば、それは防衛省さんのほうから話があるはずですから、そういった中で考えています。
○佐賀新聞
 事故の関係でオスプレイなんですけれども、厳しく受けとめざるを得ないというふうに先ほどおっしゃっていましたが、一定の国からの説明がないと、先ほど国とされている交渉事みたいなものが先に進まないというふうな考え方でいいんでしょうか。
○知事
 やはりこの安全面というのはとても大事な要素だと思います。もちろん私は、この前の整理でも国防には基本的に協力する立場だということははっきりさせていただいたところです。そして、さまざまな訓練が国防のために必要だということもわかりますし、オスプレイに限らず、特に着艦訓練などで最近事故が起きていますけれども、そういったさまざまな有事を想定したようなオペレーションは危険が伴うものだということもわかります。一定の理解を示し、わかりますけれども、であっても、これだけオスプレイの事故があるということは、どういう意味を持つのか。ほかのヘリコプター、ほかの事故の中でこのオスプレイというのはどれだけの特殊性があるのか、そして固有の問題はないのかと、そういったことについては多くのご懸念を私も聞いておりますので、そこについてはしっかりと防衛省が説明責任を果たしていくと。防衛省が導入を決めているわけですから、それはもうしっかり米軍等々の話を聞きながら、これは佐賀県民だけではなくて、国民に対して説明責任を果たしていくということが求められているんだろうと思います。

○佐賀新聞
 原子力防災訓練に関して、先ほど来、住民の避難に関して、屋内退避が重要だということを繰り返しおっしゃっているかと思うんですけれども、少なくとも取材した感触では、やっぱりすぐに逃げるという方の声のほうが圧倒的に多いような気がしたんですけれども、屋内退避を徹底させるために、知事として今後どのようなことをやっていくべきだというふうにお考えでしょうか。
○知事
 これは、本当に有識者の皆さん方とも話し合いながらしっかり考えなければいけない問題だと思うんです。仮に地震との複合災害という想定で今回はやりましたけれども、多くの皆さん方が負傷されて、それに対する対応ということも必要になるわけですよね。ですから、そのときに原発事故対応ということで、屋内退避をしていただく、要はむやみに外に出て道路の状況などを混乱させないようなオペレーションをしっかりやっていくという意味では、やっぱりそこの部分、状況に応じたオペレーションをしっかりやっていくので、モニタリングもしっかり整っていますから、いろんな計測の中で順次やっていくというようなオペレーションを県民の皆さん方にわかっていただくようなことをいかにやっていくのか。もちろんわかっていただいている方も結構おられます。ただ、それは不断に皆さん方に周知していかないと、これなかなか100という数字まではいかない。ただ、順次順次広げていくことによって、その率が上がることによって災害時のオペレーションというのは格段に進歩していくので、これについてはこれから、さらに、特にその辺の見識をお持ちの方も含めて、どういうやり方でやっていくのがいいのかということについて研究していきたいと思います。
○西日本新聞
 屋内退避についてなんですけど、知事は屋内退避を進めていくべきということをおっしゃるその最大の理由というのは、無用な渋滞を避けるだとか、それとも逃げている途中の被曝を避けるだとか、どのあたりが屋内退避を進める理由なのかというのが1つと。
 もう一点は、九州電力が来年1月に玄海原発3号機の再稼働を目指しておりますが、今回の訓練を通じて、その再稼働を迎えられるのか、どういう状況にあるのか、まだまだ改善すべき点が山ほどあるのか、山でいうと何合目なのかというような、再稼働に向けて少しでも不安を取り除いた状況で再稼働を進めるまでの山を見た上で、今どれぐらいのところにあって、これからすべきところがどれほどあるのかというご見解をお願いいたします。
○知事
 私は道路がどうこうするから屋内退避と言っているわけではないんです。要は、原子力事故に対して、屋内にいる、まさに壁の中にいることの意義があって、今のUPZというものがあるわけなんですよね。ですから、そこについての説明をもうちょっとしっかりやっていきたいと思っています。むしろ外に出るということがどういうことなのかということですね。
 それと、もう一点何でしたっけ。
○西日本新聞
 もう一個は、これで再稼働を迎えられるのか。
○知事
 再稼働の問題とは分けて考えるべきだろうと思います。いざというときの避難の問題というのは極めて重要な要素だと思いますけれども、再稼働の是非については、せんだっての私の思いの表明のときに申し述べさせていただきました。稼働していても、していなくても、そして廃炉になる1号機についても、しっかりと我々は長い間ずっとチェックをしていかなければいけないわけです。ですから、どんな状況に玄海原発があっても、この避難の問題というものについては常に実効性があるように前に進めなければいけないと思いますし、この時代の変化に応じてさまざまな知見が出てきたり、新しい機器が開発されたりすることもあります。そうした中で、即戦力になるような避難計画に少しでも近づけていくという不断の力をしていくということを申し上げております。
○西日本新聞
 再稼働前にやっぱり少しでも安全な状態というのを望みたいというか、走りながら考えるではなくて、やっぱり再稼働を迎えるまでに、少しでも安全な状態に近づけていただきたいというのが、私もいろいろ住民の声を聞いた中で、そういうのは感じましたけれども、さっき言った改善だとか、そういったもののスケジュール感として、再稼働を迎える前にちょっと避難計画を見直すだとか、改善すべき点を何らかの形であらわしていくみたいなお考えというのはあるんですか。
○知事
 基本的に避難計画自身はひとつ確立したものだと思っているんです。ただ、それが本当に100%動くかというと、動かないんです。逆に動いてはいけないと私はずっと申し上げているわけで、それが少しでもさまざまな選択肢があったり、先ほど言ったように、もっといいものになる、そして県民の皆さん方にそれをもっとわかっていただくようなこと、そういったことというのは、不断の取り組みなんですね。ですから、再稼働とそれをリンクさせるべきなのかというと、私はさせるべきではないと思っているので。
○西日本新聞
 それはそれ、これはこれということですか。再稼働は再稼働、やっぱり避難計画は避難計画ということですか。
○知事
 はい、だから、再稼働がされてももちろん進めなければいけない話でもありますし、それは再稼働するかどうかというのは、全然──もちろん、避難のものがしっかり一定できているというのは重要だと思います。ただ、私はこの再稼働の是非の問題と、避難の問題はずっとこれからやり続けますから、ここで避難計画が完璧ですからという宣言ではあり得ないと思います。

○サガテレビ
 オーストラリアの事故と大分県の緊急着陸、最近ではトラブルが相次いでいると思うんですけれども、知事は状況によって考え方は変えていかないといけないというお話をされていると思うんですけれども、知事の受け入れに前向きな姿勢というのは、この事故とか緊急着陸を受けても、現時点では全く変わりはないという認識でよろしいんでしょうか。
○知事
 私の今の現状では、国防には協力する立場だということについては変わらない。ただ、かといって、それでそのまま私が意思決定をしているわけでは今はなく、オスプレイは安全という問題が極めて重要なポイントとして、今横たわっているわけですよね。ですから、これについて、しっかりと防衛省に説明責任を果たしていただくということがまず大事だと思っています。
○サガテレビ
 それを受けての、その論点整理素案では、機体の安全性には問題がないと今されていると思うんですけれども、その国の説明を受けて、論点整理素案を見直さざるを得ないような状況に少しあるのかなとも思うんですけれども。
○知事
 それは説明次第だと思います。だから、あそこに書いたように、あれももともとは防衛省の説明を聴取した上でああいう結論を、我々としては考えているわけでありますから、その後、起きたときに、今回どういう説明をなされるのか。そのなされたことを前提に安全性の部分をどうすべきなのかということは議論されるべきだと思います。
○サガテレビ
 機体の安全性と人為的なミスというのは、また違うと思うんですけれども、県民にとっては、事故は事故だっりするわけじゃないですか。その辺の人為的なミス、この操作については、オスプレイはどのようにお考えですか。
○知事
 ここはまだ、今、話を聞くまではちょっと予断を持つようなことは私は言いたくないな。まず、しっかり聞いた上で、我々なりの判断は皆さんにお示ししたいと思います。
○NHK
 説明責任は国側にあると。ボールは防衛省のほうにあると思いますけれども、一方で、県民の中では、県は待っているだけかという声も少しずつ出てきています。その声に対して、途中経過とか、防衛省の方針がどうなのかということを改めて大臣がかわった段階の今、期限を区切るなりして、待つだけではなく、質すべきではないかという意見もあるようですが、それについてはどう思われますか。
○知事
 決して佐賀県は、いつまでにオスプレイを入れたいと思っているわけではなくて、あくまでもこれを要請しているのは国なんだと思うんです。ですから、それは国がしっかりと我々の問題提起に対して答えるべき話であって、我々としていつまでに何かをしなければいけないというような思いではありません。
 ただ、しっかり県としても、国防には協力する立場だということをはっきりさせているわけでありますから、その上で、国としてしっかり対応していただくということで、そこの考え方についての一定の信頼関係は私はできているんではないかなと思っています。
○NHK
 先ほど状況に応じて小野寺大臣ともお話しさせていただくような機会を考えていきたいということでしたが、今、見通しなどはあるんでしょうか。
○知事
 もう少し漁業者の思いは、もっともっと聞くことも大事なのかというふうに思います。
 本当に漁業者は不安なんですよね。やっぱりいろいろ国策に翻弄されたところもあるし、その中で将来、自分たちがずっと培ってきた宝の海を守ってきたという自負もあります。そういう中で、なかなか後継者がいなかったり、この後大丈夫なんだろうかという思い、そういうところを我々はやっぱり大事にしなければいけないなと強く思っています。ですから、そういったところとのやり取りをずっと続けていくことが重要だなと思っています。
 そうした中で、小野寺大臣はもともと水産の方ですもんね。なので、きっとその水産に関する共通言語で話ができるのではないかと期待しています。
○朝日新聞
 先ほど知事は、安全性への確認について、国がどういう説明をされるか次第だというふうにおっしゃっていましたが、前の会見では、安全性については国がまず考えるべきこととおっしゃっていました。これは防衛省が説明したことを県として今まで追認してきたわけですけれども、今回もそういう姿勢だというふうに受け取ったんですけれども、オーストラリアの事故、大分での不時着があって、安全性への疑問、懸念が改めて示されていますけれども、今回も県はこれまでと同じような形で防衛省からの説明を受けて、それに対して反論していくという認識でよろしいですか。
○知事
 それはあくまでも、まず米軍、それから防衛省、そうしたところが、その事故をどう見ているのかということを自ら解き明かして説明する必要があると思いますし、我々はそれをどう今度は受けとめるのかという話だと思います。
○朝日新聞
 これまでそういうことをしてきて、また再び事故が起きたわけですけれども、基本的に、国との対話の姿勢というのは、これから強化していくとか、国の説明を鵜呑みにするんじゃなくて、県として何らかチェック機関をつくっていくとか、そういうお考えはありますか。
○知事
 チェック機関といっても、なかなかそこまで責任を持てるような、そういったものがつくれるかどうかという問題もあると思います。
 ただ、これについては、本当に多くの皆さん方の関心事でもあるし、さまざまな識者もおられますし、県がふだんからお付き合いしている皆さん方もおられますので、それは多くの皆さん方が今回なんらか出されたものに対してどう考えるのかということについてはしっかりチェックをしていきたいと思っています。
○朝日新聞
 漁業者の不安を国にぶつける作業なんですけれども、その過程というか、最終的に結果が出るまでは明らかにならないということをさっきおっしゃっていたんですが、それは漁業者が一定の理解を示した後に、一般の県民に、我々に対しても説明をいただける、国から投げたものが返ってきたときに漁業者に見せて、これで漁業者が一定の納得をした段階で県民に知らせるということでいいんですか。
○知事
 山口県政は本当にできるだけ公開したい、うそをつかないという姿勢でずっとやってきたつもりです。今回の交渉事については、やっぱりいろんなところで、行って戻って行って戻ってということもいろいろあるので、実際一つ一つの動きについてそれを開いていくということが、結果的に県民のプラスになるかということを考えました。ただ、そうは言っても、そういった交渉の過程が全く見えないというのもどうかなとずっと私も思っているので、ある程度の段階でこういう感じの状況ですということはできるだけお示ししたいなと思うんですよ。
○朝日新聞
 そのある程度の段階って、どの段階ですか。
○知事
 わからない、今やっているところだから。
 だから、多分いろんな交渉って国際間でも政府の中でも自治体間でも国と地方の関係でもあると思うんですけれども、これもなかなか難しい問題で、なんらかのことがセットできるのか、そして、セットできないかもしれない。でも、その過程というのは、いろんな方法があるので、それについて今、精力的にやっているということで。
○読売新聞
 オスプレイですけれども、知事の漁業者に寄り添うという立場に立つと、もうノリの漁の準備が始まって、もう漁期も間近という中では、今期の調整とか判断については見送るべきではないかということも考えられると思うんですけれども、そのあたり、漁のさなかに交渉を進めていくのか、その辺の姿勢をお聞かせください。
○知事
 本当にそこは見通せないですね。これから県議会も始まりますし、県議会の皆さん方がまたどうお考えなのか、これについては漁業者との問題もありますし、先ほどからご指摘いただいている安全性の問題もありますので、そうした状況の中で、本当に一つ一つ愚直に目の前の景色を見ながらやっていくということだと思うので、その先をどういうふうにーー私、結論ありきでもスケジュール感ありきでもないので、そういったところは一つ一つの状況に応じた対応をとっていくということだと思っています。

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